注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
多くの大学は7~8月が試験期間となる。通知では学生がボランティアをすることへの意義を説き、大会期間中は授業や試験を避けることを促した。授業開始時期の繰り上げや祝日の授業実施は学則などに基づき、学校の判断で特例措置を講じることができる。
首都大学東京は昨夏、期末試験を大会前に終了させるなどして大会期間中に原則、授業や試験を行わないことを決めている。国士舘大も26日、同様の方針を発表した。【田原和宏】
授業や試験期間を繰り上げれば、それだけ学生が授業を受ける機会を損失することとなります。大学などの学費の高騰の問題は奨学金の名を騙る学資ローン問題と共にこれまでBUZZAP!でも取り上げて来ましたが、そうした高額の学費を払った学生が学業の機会を失わされることは大きな問題です。
東京オリンピックのボランティアについても、専門職級のスキルを要求されながら交通費および宿泊は、自己負担・自己手配とされた上、猛暑下の東京で1日8時間10日以上の活動を求められるなど、「やりがい搾取」のブラックボランティアとして大きな批判を浴びています。
(以下略)
国公立にいた身として想像するのは、政府によるボランティア強制→各組織団体学校へのボランティア人数の割り当て→ノルマ達成の自己目的化→達成できないと冷遇という脅し→(受験就職に有利という餌)→ボランティア人数確保、ですかね。日本的様式美の世界。 https://t.co/200J5Gydfp
— 森岡正博 (@Sukuitohananika) 2018年7月27日
#Tokyoインパール2020
— 本間 龍 ryu.homma (@desler) July 27, 2018
恥も外聞もなく学徒動員、まさしくインパール作戦まっしぐら。そもそもボラとは自発的なものであり、促されてやるものではない。学生ボラがいなければ開催もできない、それが東京五輪の醜悪な姿。
<東京五輪>「授業避けて」国通知、ボランティア促す https://t.co/ywIAQ6CeUI
再度言おう。全ての学生諸君は東京五輪のボランティア参加をやめましょう。なぜなら五輪はただの巨大商業イベントで、現在42社ものスポンサーから4000億円以上集めており、無償ボラなんて全く必要ないから。あなたがタダボラすれば、その汗と努力は全てJOCと電通の儲けになる。バカらしいよ。
— 本間 龍 ryu.homma (@desler) June 1, 2017
#golf897
— 柏バカ一代 (@Donperin) July 27, 2018
何故こんなに増える?
企画者は何をしてたんだろう?
画像は本間龍氏(@desler )の #ブラックボランティア からの引用です。 pic.twitter.com/mDwedgeHvS
目的は国威発揚だそうですから。
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) July 27, 2018
”五輪メリットは「国威発揚」 NHKが憲章と真逆の仰天解説”https://t.co/dc0hGd9JeL pic.twitter.com/2GPuSHYy8U
かつての東京オリンピックの時は、大学生の通訳などのアルバイトに制服が与えられ、お給料も普通のバイト以上だったと、通訳者の方のインタビューで読みました。2020ではボランティアのタダ働きで、しかも大学や専門学校に、授業を休講にする事まで通知するとは…学徒動員と言われるわけだ😳
— あみろ美(育児ツイート多めのはずが反安倍 (@amiromii) July 27, 2018
貧困化している学生たちにタダ働きさせて、事務所費用だけで30億円。東京五輪は中止してくれ。 pic.twitter.com/M2mFCqmSsa
— 鬼トレーダ― (@oni_fx) July 26, 2018
「通知」という名の脅しが実態らしく、各学校へボランティア人数が割り当てられ、ノルマ達成できないと冷遇されるというお得意のやり方が予想されるようです。
かつての、爽やかな青空のもと行われた東京五輪では、ボランティアには制服支給、お給料も普通のバイト以上だったそうです。その当時の学生さん達は誇らしかったでしょうね。
今回の五輪の異常さは、そもそも311を放置したまま突き進むところから始まっていますが、本間龍氏の「ブラックボランティア」には、今回の五輪の本質的な問題が解説され、よく読まれているようです。NHKは「国威発揚」という気持ちの悪い目的を掲げていますが、その実、JOCと電通による巨大商業イベントが五輪、巨額のマネーが目的です。学生ボランティアには、びた一文出しませんが、JOCの事務所家賃には30億円ポン!と計上らしい。
軍上層部の無謀な作戦を強引に実行したため、歴史的多数の犠牲者を出した「インパール作戦」になぞらえ、熱中症は知らんぷり、学業無視の「学徒動員」で犠牲にされる学生さん達に「参加するな!」と警告する大人がいることは頼もしいですが、もっと言えば、東京オリンピックなど止めるのが一番さ。