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世界に訴えかける少女たち
今回の世界中のデモでは、12歳の女の子が盛んにマスコミに
出演しておりましたが、下記の美しい少女こそ、ご覧ください。
彼女こそ、パレスチナの平和ために本当の運動をしていたのではないでしょうか・・
小学生5年生時代のスピーチがとても美しいです。
残念ながら、2003年にブルドーザーに故意に轢かれてしまったのです。
The difference between establishment created child activists like #GretaThunberg and organic ones like Rachel Corrie is, real symbols of rebellion are crushed by the elites, run over by bulldozers. They're not given Nobel prizes, yacht rides & book deals.pic.twitter.com/7iV438I1Hi
— Syrian Girl 🇸🇾 (@Partisangirl) 2019年9月25日
レイチェルは、ガザでパレスチナ人の家を破壊しようとする
イスラエルのブルドーザーの前に立ち、止めようとしているところを
轢き殺されてしまいました。
イスラエルで罪に問われた人はいません。
こちらのツイッターの画像は矛盾だらけで
笑ってしまいます。
“You have stolen my childhood” pic.twitter.com/Vauasp8jts
— Leon Gedo (@Leon_Godoff) 2019年9月25日
イスラエルの女子学生との会話
パレスチナもイスラエルに1948年より占領されて壊されてきています。
ドイツに大勢難民としてきているシリアも爆撃を受けて壊されてきました。
そして、第2次世界大戦では、ベルリンの街も爆撃を受けて、
街が被害を受けましたが、昨日、日帰り旅行をした
ドレスデンも第2次世界大戦で街のほとんどがイギリスの爆撃を受けました。
ドレスデンへの日帰り旅行では、偶然にもイスラエルからの女子学生と
電車の中で隣に座ることになりました。
私は一番興味がある徴兵制について聞いてみました。
『イスラエルは女性も徴兵制があると聞いたのだけれど、行かれたの?』
『私の場合は、両親も離婚しているし・・など理由を言ったら、大丈夫だった・・
男性はうるさいけれど、女性も場合は、そんなに厳しくないようで・・』
女性の徴兵制について聞いたのは初めてだったので、興味深かったです。
彼女はイスラエルで修士まで取得しているけれど、博士号取得のために
ドイツに来たそうです。
また、ユダヤ人であるこの女子学生のお話で面白かったのが、
『ドイツでも日本でもきちんと並ぶと思うのだけれど、イスラエルでは、
並んだりしないので、いつも競争で取り合いになる・・・』
そんなことをおっしゃられていました。
きっと、イスラエルは競争社会なのですね・・。
パレスチナの土地を強行に奪うことができるくらいですからね・・
納得できますね。そんな状況もストレスフルでいやですよね・・。

Author:Israel Defense Forces[CC BY]
ドレスデンを発展させたアウグスト強王
さてさて、そんなお話を電車でしながら、語学学校の日帰りの
ドレスデン旅行をしてまいりました。
ドレスデンはザクセン州の首都でエルベ川の真珠と呼ばれています。
ベルリンから270キロ南に位置していて、電車で3時間くらいです。
ドレスデン中央駅からエルベ川までは、徒歩で20分くらい。
エルベ川沿いに観光名所があります。
クリスマスマーケットで有名なアルトシュタットを通り、エルベ川へ向かいます。
ドレスデンは誰が発展させたのか?について
語学学校の先生が詳細にお話されていました。
ドレスデンは、アウグスト強王の時代に最も繁栄し、アウグスト強王が
ドレスデンの街を作ったと言っても過言ではないのです。
当時華やかだったイタリアの花の都フィレンツェをめざして、
ドイツで一番美しい街を作ろうと邁進したようです。

Wikimedia_Commons[Public Domain]
ドレスデンイタリアのとっておきのものを収集したことがよくわかります。
そして、ドレスデンは、百塔の街ともいわれます・・
アウグスト収集した財宝が展示してあるドレスデン城、
ゲーテとシラーの銅像が立つ以前は劇場でしたが、現在はオペラ劇場のゼンパオーパー、
最初はバロック様式、その後イタリアルネサンス様式で増築されたツヴィンガー宮殿、
ラファエロの『システィーナの聖母』、ルーベンス、レンブラント、フェルメールなどを展示しているツヴィンガー宮殿の中にあるアルテマイスター絵画館、
展望台にもなっている市庁舎、プロテスタントの聖母教会、バロック様式のカトリック宮廷教会・・
これらが、エルベ川近くに夜景ではまるで宝石にように輝くように美しく建築されています。
なぜ、強王と呼ばれるのか? 120キロの巨漢で力も強く、
クマと戦って、勝ったという噂もあるそうです。
また、女性関係も華やかで、子供もあちらこちらに多かったらしく、
ザクセン州の人口の半分は、アウグスト強王の血を受け継いでいるとか!?
そして、女性、食欲の次は、やはり、権力を持ちたいという男性の欲ですね・・
アウグスト強王は、どうしても権力をもち、王の座が欲しかったのですが、
ドイツは分割統治なのでなかなか思うようにいかず、ドイツはプロテスタントですが、
ポーランドはカトリックですので、ポーランドの王になるためにアウグスト強王は
カトリックに改宗までして、ポーランド王の権力を握ることに成功したようです。

Author:Fragwürdig[CC BY-SA]
ドレスデンのアウグスト2世騎馬像市庁舎隣の教会もほとんどの人が英国国教会だと思っていたら、
実はローマ・カトリック教会だったのであとでびっくりしたそうです。
権力を握るためには、宗教もなんでもアリということですね・・。
120キロの巨漢なので、糖尿病にも悩まされていたらしく・・
お隣フランスでは、フランス革命の少し前の時代ですので、
当時の欧州の貴族たちは、贅沢三昧の時代であったことが想像できます。
お金に困らない場合は、女性問題や健康問題に悩まされると
竹下先生が映像配信の中でお話されていたことを、ふと思い出します・・・
語学学校の先生は、よくある、観光ガイドと違い、
ドレスデンを繁栄させた、アウグスト強王のお話ばかりされていました。
権力、女性、食欲という男性お好み3セットを達成しているので、面白いのでしょうね・・。
この時代18世紀は、もうすでに
スウェーデンボルグ も活躍している時代ですので、
権力や女性を追いかける王族、貴族と
スウェーデンボルグのように霊界にまでとんでしまう
進んだ考え方を持つ方の差がでていることがわかります。現在も同じなのかな・・・。

Wikimedia_Commons[Public Domain]
エマヌエル・スヴェーデンボリドレスデンへの爆撃
ドレスデンの教会、お城、博物館などすべて1945年2月13日のイギリスの爆撃を受けて壊されたのですが、
ドレスデン爆撃(ドレスデンばくげき、英: Bombing of Dresden、独: Luftangriffe auf Dresden)は、第二次世界大戦終盤の1945年2月13日から15日にかけて連合国軍(イギリス空軍およびアメリカ陸軍航空軍)によって行われた、ドイツ東部の都市、ドレスデンへの無差別爆撃。4度におよぶ空襲にのべ1300機の重爆撃機が参加し、合計3900トンの爆弾が投下された。この爆撃によりドレスデンの街の85%が破壊され、2万5000人とも15万人とも言われる一般市民が死亡した。

Author:オーガスト・シュレイトミュラー[CC BY-SA]
市役所から見た爆撃直後のドレスデン市街(1945年)マイセンで作られた壁画『君主たちの行列』は幸運なことに被害にあわなかったのです。

Author:C1815[CC BY-SA]
壁画『君主たちの行列』聖母教会もイギリスの爆撃を受けましたが、爆撃をしたイギリスのパイロットの息子が
世界大戦後、聖母教会も十字架を修理したそうです。
お父さんの悪い行いを修正した良き息子だったのかな??
ドレスデンが最も発展したのは、1711年から1728年のフリードリヒ・アウグスト1世(アウグスト強王)の治世である。ドレスデンを代表する建築物となっているツヴィンガー宮殿(Zwinger)は、アウグスト強王が、ダニエル・ペッペルマンに命じ、1711年から1728年に、城から近い場所に自らの居城として後期バロック様式によって建立させたものである。同時に、エルベ川の10キロほど上流にあるピルニッツ宮殿も、大幅に増築されている。一方、市の中心部では、1726年に聖母教会(フラウエン教会)の建築が開始されている。

Wikimedia_Commons[Public Domain]
ツヴィンガー宮殿ヤマ・ニヤマの点からも、爆撃で街をこわすなどは、
非暴力(アヒンサー)に反することになりますので、だめなことです。
美しい都市が破壊されただけではなく、その下には多くの無辜の民が、
レイチェルのように平和に暮らしたかった子供達も血を流して死んだであろうことこそ
ヤマニヤマに反することなのです!
ドレスデンでは、毎週月曜日の夜には、ペギーダのデモがあります。
PEGIDA(ペギーダ)は、イスラム化に反対する欧州愛国者団体で、ドレスデンが根拠地です。
ドイツのための選択肢AfD政党とも近いものがあるとも言えるのです。
語学学校の先生曰く、『ドレスデンの中心地はいいけれど、少し郊外に行くと、
外国人が少なく、偏見がある方が多いので、残念ながら、
外国人にとっては、このあたりは住みにくいかもね・・残念なことに、外国人が多いベルリンとは違うね・・』
実際にドレスデンに住んでいる人たちの表情を眺めておりましたが、
確かに、ベルリンの人たちより、表情が固い感じの方たちが多く、
ドレスデンの古都をきっと誇りに思っているのだろうな・・・。
ベルリンのブランデンブルグ門の前で集合して、
地球のためのデモが行われました。
シャンティフーラの時事ブログを読んでいると
地球温暖化は違うということを学ぶことができますので、
違うな・・と思いつつ、他の観点を眺めることができます。
ベルリンでは、温暖化だけでなく、すべての環境問題に対して
抗議している場合も多く、ケムトレイル反対はないのかな??
と探したりもしましたが、違う場所では、5G反対のデモなどもあり、
それはいいな・・と眺めておりました。
第46楽章は、なぜ、爆撃して壊すの?と美しい古都ドレスデンへの旅です。