四国伊方原発3号機運転の差し止め決定、広島高裁・森裁判長に賞賛の声が続々

 思わず二度見しました。四国伊方原発3号機の運転差し止め決定ですと!
昨年3月に山口地裁岩国支部で、運転差し止めを求める住民側の訴えを退けた無情の一審決定を取り消しました。原発再稼働にまともな司法判断など出ないと思い込んでいましたので、嬉しいよりビックリです。ネット上の反応も予想外と受け止められたようで、ちょうど桜を見る会ヒアリングを追って見ていた宮本徹議員のツイートも「!!!」。
 少し前の1月15日には同じ広島高裁で、上関原発埋め立て免許取り消しを求める住民側の訴えを、金村敏彦裁判長は棄却しています。
 今回の広島高裁の森一岳裁判長は、目前に定年退官を控えておられるようで、忖度なく良心に従った判断が可能だったのでしょうか。多くのツイートにあるように、まのじも「ありがとうございます!」の気持ちです。住民側と四国電力側にプレゼンテーション形式での説明を求め、その結果、四国電力の調査結果について「十分な調査をしないまま活断層が存在しないとし、その判断を元に耐震対策をしている」ことを見抜き、原発事故の危険性を正当に評価されました。
 四国電力は、不服申し立てをする方針だそうです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)







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伊方原発差し止め判断の広島高裁裁判長 18年の原爆症訴訟で被爆者1人を認定
引用元)
山口県東部の住民3人が、四国電力伊方原発3号機(出力89万キロワット、愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審が17日、広島高裁であった。森一岳裁判長は申し立てを却下した2019年3月の山口地裁岩国支部の決定を取り消し、四電(高松市)に運転差し止めを命じる決定を出した
(以下略)
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伊方原発3号機運転差し止め決定 広島高裁、仮処分決定 今春の送電再開に影響か
引用元)
(中略)
運転差し止めの期間は、同支部で係争中の3号機の運転差し止め訴訟の判決言い渡しまでとした。四国電は不服申し立てをする方針を明らかにした。
(中略)
 森裁判長は、原発の沖合に活断層が存在するかどうかの四国電の調査について「十分な調査をしないまま活断層が存在しないとした」などと指摘したほか、阿蘇山(熊本県)の噴火リスクについても降下火砕物の想定が過小だったと説明。「原子炉は、原告らが生命、身体などに重大な被害を受ける具体的な危険があるので、保全の必要性が認められる」とした。
(以下略)

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配信元)





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