注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
————————————————————————
ソルカ・ファール情報:世界中が不可能だと思っていたイランとの歴史的な和平を達成するため、トランプは中東で綱渡り
転載元)
WhatDoesItMean.com 20/1/11
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ
本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議(SC)の洞察力に富んだ新報告書は、プーチン大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相間の【本日の】モスクワ会談における重要議題を論じており、中でも最優先なのは急速に悪化しつつあるフランスの状況で、あからさまな革命へと発展しかねないと記していました。
――この深刻な状況を遅ればせながらアメリカ合衆国も認識したようで、全世界が繰り返し劇的な出来事で揺さぶられ、単刀直入な軍事力や【経済制裁などの】経済力ではなく多国間による【話し合いでの】解決が求められる中、昨日マイク・ポンペオ国務長官が米国はロシアとの建設的な関係を求めると賛同しました。
――ドナルド・トランプ大統領もこの現実を十分承知しており、この一週間、密かにイランのスイス大使館にある暗号化されたファックスでのやりとりという裏口ルートを用いて、戦争の瀬戸際から世界を引き戻したのでした。
――【具体的に】戦争が勃発しそうになったのは昨日。
――ペルシア系シーア派イスラムのイランと友好関係を保っているアラブ世界で唯一のスンナ派イスラムの指導者だった、オマーンのカーブース・ビン・サイード国王が突然亡くなりました。
――その死は、米国とイランの間の更なる対立を引き起こしかねない危険を孕んでいたのです。
――【とはいえ】それもトランプが、【前国王の従弟で】オマーン遺産文化大臣のハイサム・ビン・ターリク・アール=サイードにすぐさま権力の座へ就任するよう自ら【直接】促すまでのこと。
――そこでハイサムは、全ての国々との平和的共存と友好関係の上に築かれていると彼自身が語るペルシャ湾の【同国の】外交政策を維持すると誓っ【て国王となっ】たのでした。
――その僅か7時間後には、驚くべきことにイランの最高指導者アーヤトッラー・セイイェド・アリー・ホセイニー・ハーメネイー師がウクライナ航空機はイランのミサイル部隊によって誤って撃墜されたとの【調査の】詳細について、速やかに公表するよう命じます。
――この驚愕の自認に即座に反応を示したのが左派アメリカの大手SNSであるツイッターでした。同最高指導者のアカウントを制限して、世界中がこのニュースを見れないようにしてしまったのです。
――しかもその前日には、やはり【ツイッターや】米国の残りの左派大手プロパガンダ・メディアが、【墜落事故を調査してもらうため、】イランが同国の歴史で初めてアメリカ政府関係者【である国家運輸安全委員会(NTSB)】を招いたという衝撃ニュースをアメリカの国民から隠蔽していました。
――トランプはこの歴史的な招待を受け入れ、そんなことは不可能だろうと信じ込んでいた世界が呆然と見守る中で、中東での【絶妙な】綱渡りを成し遂げたのです。
――これには左派ニューヨーク・タイムズ紙ですら、以下のように渋々ながら事実を認めています:
【中略】
当該報告書によりますと、ウクライナ国際航空752便は2020年1月8日にテヘランのエマーム・ ホメイニー国際空港(IKA-OIIE)から離陸した直後に撃墜され、同民間機に搭乗していた176人の無辜の命が失われました。
――その内の大半は、イラン国籍の82人と57人のカナダ市民です。
――当初の調査を率いたのはイスラム革命防衛隊、航空宇宙部隊のアミール・アリ・ハジザデ准将でした。
――【ハジザデは】ロシア軍諜報部門の専門家たちとのブリーフィングで、自分の部隊がイラクにある米軍基地に対して弾道ミサイル13発撃ち込んだ後に地域全体の米軍の通信を一時的に麻痺状態に追い込んだ、と【彼らが】決行した電子戦の様子を語ってみせました。
――ですがロシアの専門家たちが、この電子戦攻撃によってテヘラン空港を防衛していた【革命防衛隊の】【9K330】トール・ミサイル・システムに影響が及んだのではと疑問を呈すると、ハジザデ司令官はサウジ勢が最先端のナノ・テルミット兵器で同航空機を落としたとの証拠があると主張します。
――昨日、イランのロウハーニー大統領がこの災難を引き起こした真相を発表することを、ハジザデ司令官の率いるイスラム革命防衛隊によって阻止されているとの噂が出回るようになると、トランプ大統領は地域一帯が戦争へと更に突き動かされる前に急いでオマーンでの危機を鎮圧してみせた、と当該報告書は続けます。
――それに続いてイランの最高指導者ハーメネイー師が、ウクライナ機は誤って撃墜されたことを示す情報を即座に公表するよう命じ、イランのロウハーニー大統領が「軍の内部捜査により、墜落は人為ミスの結果だったとの結論に達した」と述べました。
――これを受けて、ハジザデ司令官は「【事故が起こるくらいなら、その前に】死んでしまいたかった」と語るのですが、程なくしてこの願いは叶えられるのかもしれません。
【中略】
――こういった左派の連中はイランのテロリスト指導者ソレイマーニー司令官の死に関して、ゾッとするほど公然と嘆いてみせながら、それと同時に米国の左派企業メディアがイラク戦争【時の“大量破壊兵器”説】で信用を無くした頭のおかしいタカ派の連中をこぞって再登場させ、イランへ戦争を仕掛けるべきだと焚き付けさせました。
――【中東で起こす新たな戦争で】権力層の最終的な狙いは、アメリカ自らに破滅させること。そうすれば【アメリカ憲法がかつて描いた理想とは】似ても似つかぬ、永遠に悍ましい存在へと【米国を】作り変えてしまうことが出来るのです。
【以下略】
翻訳:Yutika
【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】
■この記事のまとめ■
✅ロシアが最も懸念するのはフランスの不安定な状況が世界に波及すること
✅アメリカの好戦的なポンペオもようやく事態を認識
✅ただし、トランプ大統領はとっくに把握済み
✅オマーン国王が死亡(1/10)して中東情勢も更に不安定化
✅即座に次期国王問題を解決
✅これを受けてイランでも上層部に変化
✅ハーメネイー師がウクライナ航空機墜落事故の真相発表を命じる
✅しかしアメリカ左派メディアが妨害
✅ハーメネイー師のツイッターのアカウントを制限
✅イランのアメリカ政府関係者受け入れのニュースも隠蔽
✅ウクライナ航空機事故のあらまし
✅初動捜査を担ったのはハジザデ准将
✅その前にイラクの米軍基地に対するソレイマーニー司令官の弔い攻撃も担当
✅攻撃でアメリカの通信網を麻痺させた、と豪語
✅これを聞かされたロシアの諜報部
✅「それ、空港の防衛システムに影響してなくね?」
✅准将、航空機撃墜の真相をイランの大統領が公表するのを阻止しようとする
✅その噂を聞き付けたトランプ大統領がオマーン危機を鎮圧
✅最高指導者のハーメネイー師が公表を命令
✅実際に公表され、ハジザデ准将は死を覚悟
✅一番の問題はアメリカ左派メディアの二枚舌
✅イラン司令官の暗殺でトランプさんを非難
✅同時にイランとの戦争を煽動
✅目的:自分たちが引き起こしたアメリカ崩壊での責任回避、そして自分たちに都合よくアメリカを作り変えること(永遠に終わらない戦争へ)
中東の中立国オマーンで異変
本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議(SC)の洞察力に富んだ新報告書は、プーチン大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相間の【本日の】モスクワ会談における重要議題を論じており、中でも最優先なのは急速に悪化しつつあるフランスの状況で、あからさまな革命へと発展しかねないと記していました。
――この深刻な状況を遅ればせながらアメリカ合衆国も認識したようで、全世界が繰り返し劇的な出来事で揺さぶられ、単刀直入な軍事力や【経済制裁などの】経済力ではなく多国間による【話し合いでの】解決が求められる中、昨日マイク・ポンペオ国務長官が米国はロシアとの建設的な関係を求めると賛同しました。
――ドナルド・トランプ大統領もこの現実を十分承知しており、この一週間、密かにイランのスイス大使館にある暗号化されたファックスでのやりとりという裏口ルートを用いて、戦争の瀬戸際から世界を引き戻したのでした。
――【具体的に】戦争が勃発しそうになったのは昨日。
――ペルシア系シーア派イスラムのイランと友好関係を保っているアラブ世界で唯一のスンナ派イスラムの指導者だった、オマーンのカーブース・ビン・サイード国王が突然亡くなりました。
Oman's Sultan Qaboos bin Said has died, according to state media. Concern had been growing over his health after he underwent medical treatment in Belgium last month pic.twitter.com/UF7pJi0PJO
— Reuters (@Reuters) 2020年1月11日
ツイートはシャンティ・フーラが挿入
――その死は、米国とイランの間の更なる対立を引き起こしかねない危険を孕んでいたのです。
――【とはいえ】それもトランプが、【前国王の従弟で】オマーン遺産文化大臣のハイサム・ビン・ターリク・アール=サイードにすぐさま権力の座へ就任するよう自ら【直接】促すまでのこと。
――そこでハイサムは、全ての国々との平和的共存と友好関係の上に築かれていると彼自身が語るペルシャ湾の【同国の】外交政策を維持すると誓っ【て国王となっ】たのでした。
Oman's new sultan faces 'balancing act' as credit crunch looms https://t.co/hrHHAQtUEu
— Susan Hutton (@newsbriefsoman) 2020年1月17日
ツイートはシャンティ・フーラが挿入
――その僅か7時間後には、驚くべきことにイランの最高指導者アーヤトッラー・セイイェド・アリー・ホセイニー・ハーメネイー師がウクライナ航空機はイランのミサイル部隊によって誤って撃墜されたとの【調査の】詳細について、速やかに公表するよう命じます。
――この驚愕の自認に即座に反応を示したのが左派アメリカの大手SNSであるツイッターでした。同最高指導者のアカウントを制限して、世界中がこのニュースを見れないようにしてしまったのです。
――しかもその前日には、やはり【ツイッターや】米国の残りの左派大手プロパガンダ・メディアが、【墜落事故を調査してもらうため、】イランが同国の歴史で初めてアメリカ政府関係者【である国家運輸安全委員会(NTSB)】を招いたという衝撃ニュースをアメリカの国民から隠蔽していました。
――トランプはこの歴史的な招待を受け入れ、そんなことは不可能だろうと信じ込んでいた世界が呆然と見守る中で、中東での【絶妙な】綱渡りを成し遂げたのです。
――これには左派ニューヨーク・タイムズ紙ですら、以下のように渋々ながら事実を認めています:
【中略】
UPDATE to NTSB Statement on Ukraine International Airlines flight PS752 Crash Investigation pic.twitter.com/A6HPOl5Ow8
— NTSB_Newsroom (@NTSB_Newsroom) 2020年1月10日
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
国家運輸安全委員会(NTSB)によるウクライナ国際航空機墜落の調査に関する緊急発表
【※イランから招かれたとの発表です。】
【※イランから招かれたとの発表です。】
画像はシャンティ・フーラが動画に差し替え
【アルジャジーラ局】「特報:イランの飛行機事故でテヘランが撃墜を認める」
ドナルド・トランプ大統領は米国政府関係者がイラン・イスラム共和国に入国することを許可する初のアメリカ指導者となる――その後、乗っていた176人全員が死亡したウクライナ航空機の件で、イランが誤って撃墜したと認める
報復の電子戦による計算外の悪影響
当該報告書によりますと、ウクライナ国際航空752便は2020年1月8日にテヘランのエマーム・ ホメイニー国際空港(IKA-OIIE)から離陸した直後に撃墜され、同民間機に搭乗していた176人の無辜の命が失われました。
――その内の大半は、イラン国籍の82人と57人のカナダ市民です。
――当初の調査を率いたのはイスラム革命防衛隊、航空宇宙部隊のアミール・アリ・ハジザデ准将でした。
――【ハジザデは】ロシア軍諜報部門の専門家たちとのブリーフィングで、自分の部隊がイラクにある米軍基地に対して弾道ミサイル13発撃ち込んだ後に地域全体の米軍の通信を一時的に麻痺状態に追い込んだ、と【彼らが】決行した電子戦の様子を語ってみせました。
――ですがロシアの専門家たちが、この電子戦攻撃によってテヘラン空港を防衛していた【革命防衛隊の】【9K330】トール・ミサイル・システムに影響が及んだのではと疑問を呈すると、ハジザデ司令官はサウジ勢が最先端のナノ・テルミット兵器で同航空機を落としたとの証拠があると主張します。
――昨日、イランのロウハーニー大統領がこの災難を引き起こした真相を発表することを、ハジザデ司令官の率いるイスラム革命防衛隊によって阻止されているとの噂が出回るようになると、トランプ大統領は地域一帯が戦争へと更に突き動かされる前に急いでオマーンでの危機を鎮圧してみせた、と当該報告書は続けます。
――それに続いてイランの最高指導者ハーメネイー師が、ウクライナ機は誤って撃墜されたことを示す情報を即座に公表するよう命じ、イランのロウハーニー大統領が「軍の内部捜査により、墜落は人為ミスの結果だったとの結論に達した」と述べました。
――これを受けて、ハジザデ司令官は「【事故が起こるくらいなら、その前に】死んでしまいたかった」と語るのですが、程なくしてこの願いは叶えられるのかもしれません。
#Iran Commander of Aerospace Force of Islamic Revolutionary Guard Corps, Amir Ali Hajizadeh takes full responsibility for #UkranianPlaneCrash.
— sakalmedia (@SakalMediaNews) 2020年1月11日
'wished I was dead' he said upon learning about unintentionally downing #UkranianPlane carrying 176 people by missile attack. #Sakal pic.twitter.com/1dLSqhvTRx
画像はシャンティ・フーラが別のツイート画像に差し替え
イランのアミール・アリ・ハジザデ准将(上)の死にたいという願望は、間もなく最高指導者ハーメネイー師によって承認される可能性あり
最大のトラブルメーカーは米国のディープ・ステート
【※こうしてトランプさんはイランとの開戦に持ち込むことなく、見事イラン上層部に揺さぶりをかけたというのに、企業メディアはトランプさんを叩くことしかしない、と記事は非難しています。】
【中略】
――こういった左派の連中はイランのテロリスト指導者ソレイマーニー司令官の死に関して、ゾッとするほど公然と嘆いてみせながら、それと同時に米国の左派企業メディアがイラク戦争【時の“大量破壊兵器”説】で信用を無くした頭のおかしいタカ派の連中をこぞって再登場させ、イランへ戦争を仕掛けるべきだと焚き付けさせました。
――【中東で起こす新たな戦争で】権力層の最終的な狙いは、アメリカ自らに破滅させること。そうすれば【アメリカ憲法がかつて描いた理想とは】似ても似つかぬ、永遠に悍ましい存在へと【米国を】作り変えてしまうことが出来るのです。
【※つまり中東に目を向けておけば、国民はカバールがアメリカの破滅を引き起こした諸悪の根源だとは気がつかない。アメリカの崩壊まで誤魔化し続けて、その後は終わりなき戦争で身動き取れなくさせるのだ、と。】
【以下略】
2020年1月11日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYとGFDLによって許可取得済。
[註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]
[註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]
[註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]
翻訳:Yutika
註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。
イランが責任を認めるに至ったのは、トランプさんが中東のスイスと言われる中立国オマーンで、お家騒動が勃発する前に見事解決したから、と今日ご紹介するファール女史の記事は主張しています。
ロシア安全保障会議(SC)の報告書は表に出せる情報が毎回限られているので、正直どない繋がっているのか、私はよく分かりません。でも何かが関連していて、それでイランの態度が軟化したみたいです。
オマーンの王制自体は、サウジ王家やイスラエルの擁立に関わったイギリスが同様に裏で蠢いていて、若干怪しい感じもします。