子どもが、学校指定の帽子のつばに、派手なシールを何枚も貼って帰ってきた。訳あって電車で遠くの学童保育に通っている。学童の最寄り駅の商店街の人たちが、いつも頑張ってる子どもを見て貼ってくれたのだ。
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
魚屋さんは「新鮮!」のシール。お惣菜屋さんは「半額」のシール。お茶屋さんは「新茶」シール。八百屋さんは「お買い得!」のシール…→
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
剥がれたら悲しいからと、子どもは健気にセロテープで補強して大切にかぶってた。
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3日もたたないで、帽子のシールをぜんぶはがして帰ってきた。→
シールは?
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
…学校の先生がダメって。
そっか…なぜダメって?
…わかんない
小さいなりに胸の痛みが伝わるからそれ以上聞けなかった。→
なぜダメなのか学校の代弁をしようとしたが、理由がうまく見付けられなかった。マネする子がいるから?みんな同じじゃなきゃいけないから?どうしても頭ごなしの否定しか思いつかない。目立っちゃいけないから?いや安全のために目立つ黄色帽指定だしな…とか。→
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
学校に聞いた。親なのに理由が説明できず、すみません、子どもと私に教えてください。→
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管理職預りとなり、ほどなくして学校からの着信があったが仕事で出られなかった。その日のランドセルに、手紙が託されていた。→
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本当に申し訳なかった。禁止するようなことではなかった。担任がぱっと見て話も聞かず理由も言わず剥がす指示をしてしまった。
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
という、管理職からの丁寧なお手紙だった。→
子どもに笑顔が戻っていた。先生と話したんだ、と。いけないことではないよ、ただ剥がれやすいから、どこに貼れば剥がれないかな?と担任の先生と考えたそう。帽子?ランドセル?と検討して、自由帳に決めたそう。→
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子どもの自由帳は、商店街のさまざまなお店屋さんのシールコレクションが日々、増えていってる。→
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この前の休日、子どもの誕生日に、いつもは通勤経路と違って寄れないその商店街に行きました。一軒一軒、子どもが馴染みの方々を紹介してくれて、頭を下げて回った。いつも子どもを見守ってくださってありがとうございます。→
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
おいしそうで子どもが買いたくても毎日我慢していたものを一軒一軒、買って回った。さらにおまけをサービスしてくださって、それはそれは豪華でうれしい誕生日の食卓になりました。→
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
商店街の皆さんありがとう。先生、ありがとう。
— ぴゅあんな (@pyuanty) January 11, 2020
一人で歩いている幼い子を見ると、ふと不安になります。
でも、捨てたものではない、
暖かく見守る大人達も確かにいる。