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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝82 ― 湾岸戦争
米国民衆へのプロパガンダ攻撃
多くの人々は騙されます。騙される方々を見ていて感じるのが、「この人たちは大きな権威や肩書に弱いな…」ということです。権威・肩書に簡単に騙されるのです。だからこそでしょう、権威や肩書を欲し、それを振り回す人たちの多いこと…。その権威でも最上級のものとなるのが「世界の権威」「国際的な権威」となるでしょう。
…となると、最上級権威の代表が国際連合でしょう。その表看板上は“善人・賢人・聖人”の集まりで、正義の執行者となります。しかし、それはフェイクであって、国連がいかにいかがわしく邪悪であるかは前回に見た通りです。
そして国連と同様に、世界・国際的な権威に位置づけられているのがWHO(世界保健機関)です。新型コロナとそのワクチンに対するWHOの態度を見てもう既にお気づきでしょうが、WHOもその中身は国連と全く同様です。WHOも主権国家を破壊するNWOのための機関です。
新型コロナワクチンへの警報を発す「有志医師の会」の立ち上げに尽力されたあの『おおきな木ホームクリニック』は、湾岸戦争と絡むのですが、WHOについて以下のように発言されています。
このヒル・アンド・ノウルトン・ストラテジーズという(悪い)会社。
普通にまっとうなことをやっていればPR会社なんていりませんよね。
WHOは一般企業じゃないんですから競争相手だっていません。
何か事実をねじ曲げて強引に世論を誘導したかったり、何か間違ったことをしているからPR会社が必要になるのではないでしょうか?
あの湾岸戦争の時のように。
実は現在、WHOの専属広告代理店なのです。
新型コロナのイメージ作り(恐怖をあおったり…)、いまではワクチンを強力に推進したり(WHOは製薬会社がスポンサーになっていますから)、そしてWHOのイメージを崩さない情報戦略をおこなったりしているようです。
一般企業ならわかるのですが、そもそもWHOにPR会社って必要なのでしょうか??普通にまっとうなことをやっていればPR会社なんていりませんよね。
WHOは一般企業じゃないんですから競争相手だっていません。
何か事実をねじ曲げて強引に世論を誘導したかったり、何か間違ったことをしているからPR会社が必要になるのではないでしょうか?
あの湾岸戦争の時のように。
現在、WHOの専属広告代理店となっているというヒル・アンド・ノウルトン・ストラテジーズ社が作った映像が、湾岸戦争で度々出てくる「ナイラ証言」だったのです。ナイラなる少女(実は当時のクウェート駐米大使の娘)の、涙ながらの「クウェートに侵入したイラク兵が赤ん坊たちを次々に殺していった。」とのでっちあげ証言の映像です。
✅ 0:49〜:ナイラ証言の様子
それまで米国民衆の8割はイラクへの武力行使に反対だったのを、この映像の垂れ流しで米国民衆を騙し、一転させて湾岸戦争を成立させたものです。
湾岸戦争は広告代理店が作った戦争とも言えますが、広告代理店のバックには米国政府やCIAなどがありました。その広告代理店が現在、WHOの専属広告代理店とのことですから、米国政府、英国政府、CIA、国連、WHO、メディア等々は全てが「同じ穴の狢」という言い方が分かりやすいでしょう。
戦争犯罪の湾岸戦争
湾岸戦争時に「ナイラ証言」と並び、世界民衆を欺いたフェイク映像、それが油まみれで真っ黒になった水鳥の映像でした。これはメディアによって、イラク軍の犯した環境破壊の悪行とされましたが、実際は米軍の破壊行為によるもので、イラク攻撃のためにわざと作られた映像です。
ご参考:宝島社企業広告「嘘つきは、戦争の始まり。」 朝日新聞 全国版 朝刊 (2019年)1月7日掲載 https://t.co/lQqUkT9tpS pic.twitter.com/UDRl25hCdq
— 早川タダノリ (@hayakawa2600) December 7, 2020
嘘つきは、戦争の始まり。
「イラクが油田の油を海に流した」その証拠とされ、湾岸戦争本格化のきっかけとなった一枚の写真。しかしその真偽はいまだ定かではない。ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、嘘から始まったと言われている。陰謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘。そして今、多くの指導者たちが平然と嘘をついている。この負の連鎖はきっと私たちをとんでもない場所へ連れてゆく。今、人類が戦うべき相手は、原発よりウイルスより温暖化より、嘘である。嘘に慣れるな、嘘を止めろ、今年、嘘をやっつけろ。これに私も騙されました。自分のやった悪行を相手の犯した悪行だとなすりつけ、善人づらして抗議する、これが彼らの常套手段で、さすがは悪魔崇拝主義者なのですが、当時の私にはそのような知識はなかったのでした。
作られたフェイク映像は他にもあります。当時の湾岸戦争のシーンは世界に映像配信されました。その映像は、米軍を中心とする多国籍軍の攻撃はごく限られたピンポイントの効率的なものとして映るものでした。スマートで犠牲者も最低限で済むようにされたきれいな攻撃のように映るものです。
しかしこれもイメージ操作であり、湾岸戦争の実態は配信された映像によるイメージとは全く違ったものでした。
湾岸戦争の建前は、「クウェートに侵攻したイラク軍の無条件撤退とクウェートの主権回復並びに同地域における国際の平和と安全を回復」(外務省見解から)となります。これによって1991年1月17日に始まった多国籍軍の武力行使。その初日、米軍はイラクのバグダッドを中心に、ステルス機F-117攻撃機などで各目標への攻撃を開始、トマホーク巡航ミサイルもバグダッド周辺に着弾し始めます。この攻撃目標はイラク司令室や軍事施設だけでなく、一般施設もその対象となっています。「誤爆であった」などと言い逃れできないレベルです。
こういった米軍の攻撃によるイラク一般市民の犠牲者は、「湾岸戦争」ウィキペディア記事に、
カーネギーメロン大学ベス・オズボーン・ダポンテの調査によると、3,500人が空爆で、100,000人が戦争による影響で死亡したと推定された。
とある通りです。
そして極めつけが、2月24日から始められた地上作戦の最後、2月26日から27日に掛けての夜間に起きた「死のハイウェイ」です。
これについて『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』p265~266は以下のように記しています。
おぞましい戦争犯罪が起こった。燃料気化爆弾(サーモバリック爆弾、異名は「貧者の核兵器」)の投下によって、イラク兵士15万人を殺戮した事件である。イラク兵は混雑したハイウェイを使ってクウェートからバスラに向かって撤退するところだった。(中略)...ブッシュ大統領は、空軍機と地上部隊に投降した兵士の殺害を命じ、遺体はブルドーザーで埋められ、...(以下略)
ここに記されているように、投降する兵を含む撤退するイラク兵が15万人殺戮されたかその数は不明です。しかし、撤退するイラク兵が多数殺戮された「死のハイウェイ」があったのは事実です。イラクに在住の一般市民犠牲者もそうです。これが湾岸戦争の目的と建前にかなっているかどうかは明白です。湾岸戦争の最大のフェイクは湾岸戦争の目的・建前かも知れません。
意図的に犠牲にされた米兵たち
イラク一般市民への攻撃、撤退するイラク兵の大量殺戮、この殺戮に燃料気化爆弾の使用…どう見てもブッシュSr. 政権の戦争犯罪の連続に映ります。ブッシュSr. は撤退するイラク兵の殺戮終了にて戦闘終了宣言を出しています。燃料気化爆弾は非人道兵器に引っかかるのですが、米軍が使用したのはそれだけではないようです。
2003年春の『リブ・イン・ピース☆9+25』サイトの「アメリカは非人道兵器の使用を直ちに中止せよ!」記事や、『美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会』の「最悪の非人道兵器=劣化ウラン兵器を使うアメリカの対イラク戦争に反対しよう」記事を参考にすると、米軍は湾岸戦争にて劣化ウラン弾、ナパーム弾、クラスター爆弾なども使用していた模様です。湾岸戦争は、アメリカの兵器の在庫一斉セールとともにイラク人を用いた兵器の人体実験という側面があるのです。
ただしこういった指摘に対し、「米国は自軍の安全を守るための作戦だった。」といった擁護意見も散見します。しかしこういった意見は、「湾岸戦争症候群」の事実にどう答えるのでしょうか?
「湾岸戦争症候群」は、湾岸戦争からの帰還米兵が記憶障害、脱毛、皮膚炎、筋肉痛、関節炎、呼吸器・胃腸の疾患、不眠症、慢性疲労などの症状を訴えたもので、『コトバンク』の同記事では、「米国防総省は『原因不明』として、戦争との因果関係を否定し続けた」とあります。
湾岸戦争症候群…従軍した兵士に集団的にあらわれたさまざまな症状の総称
— 杉葉山 Sugihayama (@Sugihayama) February 25, 2021
細菌戦に備える名目で、スクワレン含む炭疽菌ワクチンを接種された
スクワレンに対する抗体が湾岸戦争症候群発症した95%の兵士で発見された
発症しなかった兵士にはスクワレンに対する抗体が全く見つかりませんでした。
また、このコトバンク記事では「約70万人の帰還米兵のうち約6万人がこうした症状を訴えた」とありますが、『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』p266には「69万7000人の米国軍人のうち約4万人が戦死し、約40万人が後に湾岸戦争症候群として知られるようになるさまざまな疾患に苦しむことになる。」とあります。コトバンク記事の6万人と40万人とは随分開きがあります。どちらが正確な数字か?
前出の「最悪の非人道兵器=劣化ウラン兵器を使うアメリカの対イラク戦争に反対しよう」記事では、「帰還兵のおよそ半数近くが何らかの健康被害を訴え、…」とあります。『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』の湾岸戦争症候群約40万人という数字は、そう盛られた数字ではなさそうです。
この帰還兵を、米国政府は救済しようとせず見殺しにするのです。いやそれどころか『ユダヤ・ロスチャイルド世界冷酷支配年表』の続きでは、米兵装着の防護服にわざと欠陥をもたせたとの説得力ある記載をしています。ブッシュSr. 政権は、イラク人どころか自国の兵までも人体実験の対象にしたと見るのが自然なのです。
戦争とは、銃やミサイルの打ち合いといった戦闘などはその一部に過ぎません。戦争の大部分は情報戦です。日本民衆も世界民衆も禁止された兵器とともに、ずっと以前から情報戦による攻撃にさらされてきたのです。意図的に流されたプロパガンダのウソ情報に踊らされてきたのが実態です。「戦争は国家間で行われる。」、メディアや教科書で教えられるこの情報も、仕掛けられた情報戦による攻撃の一部と言えるかも知れません。実態や本質を覆い隠すものだからです。
現在の継続してきた戦争は、パワー・エリートが世界民衆に仕掛けた戦争、従ってその犠牲者となっているのは、どの国家にも関わらず一般民衆なのです。この現在の戦争はいつから始まっていたのか?
見方次第では種々の見解が成立しますが、少なくとも30年以上前、湾岸戦争から始まっていたとは確実に言えます。NWO成立に向けて世界民衆に仕掛けられた戦争です。
一般的には湾岸戦争とは、多国籍軍の、主には 米国 対 イラク の戦争と捉えられています。確かにイラク民衆の凄惨多大な犠牲が湾岸戦争で起きました。しかし、米国人も湾岸戦争で多数が犠牲になっています。湾岸戦争症候群です。
この湾岸戦争症候群は作為的なものです。戦争前には米国民衆は、米国政府の命令によって作成されたプロパガンダに騙され、踊らされてもいたのです。繰り返します。どの国であっても、戦争の犠牲になっていたのは一般民衆なのです。