ワグナーグループ創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は「バフムトは完全に制圧された」と発表 / ゼレンスキーに、「本日、バイデン大統領に会う時、おでこにキスをして、私からのあいさつだと伝えて下さい」と呼びかけたプリゴジン氏の真意

竹下雅敏氏からの情報です。
 ANNニュースで、ワグナーグループ創設者のエフゲニー・プリゴジン氏は「バフムトは完全に制圧された」と発表し、さらに「ワグネルの戦闘員は224日間、この都市で突撃をしていたが、ここにはワグネルの戦闘員しかいませんでした。ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長は戦争を遊びにして、彼らの気まぐれのせいで本来の5倍以上の人間が死亡した」とロシア軍を非難しています。
 エフゲニー・プリゴジン氏は3月5日にロシア軍司令官に対し、弾薬の供給が早急に必要だとする書簡を送り、「ワグネルが今バフムトから撤退すれば、戦線全体が崩壊する」と警告していました。
 こちらのANNニュースでは、プリゴジン氏が「弾薬が70%不足している。ショイグ(ロシア国防相)、ゲラシモフ(ロシア軍参謀総長)、弾薬は一体どこにあるんだ」と激怒している映像を流しています。この映像は5月4日に撮影されたもののようです。
 しかしプリゴジン氏は5月7日に、「戦闘の継続に必要な」物資の提供にロシア当局が同意したと発表。ロシア軍とワグネルの調整役にセルゲイ・スロヴィキン将軍が任命されたとし、スロヴィキン将軍を「戦い方を知っている唯一の将軍」と評価しています。
 冒頭の動画に戻ります。動画の中でプリコジン氏は、G7広島サミットに参加しているゼレンスキーに、「本日、バイデン大統領に会う時、おでこにキスをして、私からのあいさつだと伝えて下さい」と呼びかけているのです。ニュースではこのことに関してトンチンカンな解説をしています。
 プリコジン氏の発言の真意は簡単なことで、“ワグナーグループに提供されている武器はアメリカ製であり、アメリカ製の兵器がウクライナ軍と戦っているワグナーグループに提供されていることを、バイデンは知っていながら黙認している”ことに対して感謝しているのです。
 “続きはこちらから”をご覧ください。キンバリー・ゴーグエンさんは、中国の民間軍事団体がアメリカから合法的にアメリカの武器を手に入れ、それをワグナーグループに渡していると言っています。しかも、アカデミ(旧ブラックウォーター)からは武器だけでなく、傭兵もワグナーグループに送り込まれていると言っています。
 最後の記事では、中国国有の防衛請負業者である中国北方工業集団有限公司などの企業が、アラブ首長国連邦やトルコなどの第三国を経由してロシアに武器を送っていたことが分っています。
 恐らく、こうした闇市場からの武器の調達スキームに関わっていたのが、セルゲイ・スロヴィキン将軍であり、ショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長がこれに気付き、ワグナーグループへの武器の提供を止めさせようとしたが、プリコジン氏に嚙みつかれたという経緯ではないでしょうか。
 最後に、アカデミ(旧ブラックウォーター)が中国の民間軍事団体ということは確認できませんでした。しかし、ブラックウォーターの創設者エリック・プリンスは、“現在、香港でフロンティア・サービス・グル​​ープ(FSG)と呼ばれる物流および輸送会社の会長を務めていて、実質、中国政府に雇われている形になる”ということです。
 フロンティア・サービス・グループ(FSG)が、アラブ首長国連邦やトルコなどの第三国を経由してロシアに武器を送っているのは、直観的には間違いないことのようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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バフムト制圧か ロシア国防省が発表 ゼレンスキー氏を称賛 その意図は?(2023年5月21日)
配信元)
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配信元)




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【キム・レポート2023.3.10】18,729人の忠誠者を特定する銀行コードが送信され、キムは「ありがとう!」と|チャック・グラスリーはキムを非難したが、Fedを迂回して新たな資金を作り出した彼女に信用を与えた、キムは「ありがとう!」と|ジャッカスのミリー将軍と企業がニンジンを追いかけている間、キムはウェルズ・ファーゴとJPモルガン・チェースの2つの預金を保留にし、「ありがとう!」と|地球のグローバルパワーセンターを変えるという計画は、お金、諜報機関、軍隊、メディアのコントロールなしには不可能です!
引用元)
(前略)

https://www.unitednetwork.tv/videos/10-mar-23-news
(中略)
ロシア、民間軍事団体に資金援助せず

ここ数時間で、興味深い情報が明らかになりました。キム氏によると、ロシアは私設軍隊であるワグナー・グループの資金援助を打ち切ったそうです。かつては「プーチンの私兵」とも呼ばれた存在でした。過去には、BRICSのアジェンダの中で、アフリカ大陸や他のいくつかの場所に派遣されたこともありました。では、なぜ今になって資金援助を打ち切ったのでしょう? それは、将軍たちが中国との癒着に気づいたからです。
 
ブラックウォーターは中国の民間軍事団体ですが、かつてはアメリカ企業でした。しかし、その親会社がアメリカ企業でなくなったことはありません。つまり、中国に所有されていながら、アメリカから合法的にアメリカの武器を手に入れることができるのです。巧妙な手口だと思います。もし、ロシアとウクライナのような2つの国の間で戦争を起こそうとするならば、BRICSのパートナーである中国からアメリカの武器が届くようにするのは楽しいことではないでしょうか? そして、実際に彼らの軍隊を武装させているのは誰なのでしょうか? そもそも彼らの軍隊とは誰でしょうか? 2014年当時のように、またブラックウォーターなのでしょうか? 名前の変更に関係なく、同じ人たちが運営している可能性が高いようですね。
(以下略)
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中国、ロシアのワグナー・グループの弾薬・武器要求を拒否:米インテル
引用元)
(前略)
フィナンシャル・タイムズが確認したリークされた米国情報文書によると、ワグナーの代表が「2023年初頭」に中国から「軍需品や装備を求めた」ことが明らかになった。
 
ロシアのオリガルヒでウラジーミル・プーチン大統領の側近であるエフゲニー・プリゴジンが率いるワグナー・グループは、過去数ヶ月間、ウクライナの激戦地バフムートでウクライナ軍と激しい戦闘を繰り広げてきた。
 
準軍事組織が直接要請したにもかかわらず、米国の情報報告書では、1月初旬の時点で、中国は「テスト用でさえも、いかなる武器も(ワグナーに)送っておらず、武器納入に関する(ワグナーとの)接触もなかった」とされています。
(中略)
先週、中国の秦剛外相は、北京がウクライナとロシアに武器を売ることはないと主張し、同国が中立で紛争の調停者であることを誇示し続けている。
 
しかし、ポリティコの以前の報道では、中国政府関連企業を含む中国企業が昨年、ロシアに軍事装備品を提供していたことが明らかになった。
 
ポリティコが入手した税関データによると、中国企業は2022年6月から12月にかけて、一部のロシア企業にアサルトライフル1,000挺、ドローン部品12回の出荷、12トンを超える中国製防弾チョッキ、その他軍需品を販売した。
 
税関データ収集会社インポート・ジーニアスが提供したデータによると、中国は、暴露を防ぐために、アラブ首長国連邦やトルコなどの第三国に軍事輸送をルーティングしていたとみられる。

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