マクレガー元大佐はとてもまともな人であり、狂信的なイスラエル支持者には見えないが、イスラエル支持である可能性は十分にある ~ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と言った一神教が、全ての問題の根源である

竹下雅敏氏からの情報です。
 ダグラス・マクレガー元米陸軍大佐は、“選ばれた目的地は実際にアルマゲドンのようです(2分)。…私は、アメリカの国境が開放されているため、ここアメリカ国内でのトラブルが起こることを予想しています。ヒズボラはメキシコで非常に大規模な活動をしています。アメリカ国内には、間違いなく多くのヒズボラのエージェントがいるでしょう(4分22秒)”と言っています。
 さらに核戦争になる可能性については、“イスラエルには予測不可能な要素があります。彼らには核兵器の能力があります。彼らがそのような武器を使用するための引き金が何かを私たちは知りません。…このような戦争の初めにはいつも、それが抑えられると皆思っています。…私たちは既にウクライナで多くの戦争資材を使い果たし、ウクライナを廃墟の状態にしてしまいました(11分55秒)。…イスラエルは私の生涯で少なくとも誰もが成し遂げたことのないことをしています。それはスンニ派とシーア派を自らに対して結束させることです(17分)”と言っています。
 アメリカでのテロ攻撃に関しては、“私たちはハマスとヒズボラがメキシコに拠点を持っていることは知っています。そのうちのヒズボラの方がずっと強く、ずっと大きく、設備や資金もずっと良いです。だから、ヒズボラが戦争に参加し、私たちが彼らやイランと敵対すると、私たちの多くのインフラが危険にさらされることを予測しなければなりません(21分8秒)。…戦略的石油備蓄はどう考えても枯渇している。もしホルムズ海峡が閉鎖され、スエズ運河が閉鎖されたら、短期間で大変な問題に直面します(23分20秒)”と言っています。
 ホルムズ海峡が閉鎖され、スエズ運河が閉鎖されたら、日本は壊滅的な状態になりますね。長期化すれば、日本人の半分が餓死してもおかしくないくらいの大惨事になります。中国と戦うつもりでいる保守派の人たちは、こうしたことを考慮に入れているのでしょうか。中国は「戦わずして勝つ」ことが可能な立場に居るということを、好戦的な保守派の人たちは理解しているのでしょうか。
 冒頭のShortShort Newsさんの動画に対して、“タッカーやダグラス・マクグレガーのような人々であってさえも…世界を米やイスラエルの勝手な都合によってしか見てない”というツイートがありました。
 これはマクレガー元大佐が、例えば19分15秒のところで「イスラエルの存在が脅かされることは望んでいません。私たちはイスラエルを救いたいのです。」と言っていることから、こうした見方になったのだろうと思います。
 確かにそうかもしれません。しかし別の見方としては、マクレガー元大佐のこうした発言は、彼自身の思いではなく、現在のアメリカでの支配的な思想を代弁しているもかもしれません。
 私は、マクレガー元大佐がとてもまともな人だと思っており、狂信的なイスラエル支持者には見えないのです。しかし、あのスコット・リッター氏ですら「ハマスがイスラエルによって作られたこと」を知らなかったらしく、“私はもうイスラエルとは一緒にいられないと決心した。…私はかつてイスラエルの側に立っていたが、もう二度とそうすることはないだろう”と言っていたわけですから、マクレガー元大佐がイスラエル支持である可能性は十分にあります。
 もしそうだとすれば、キリスト教の終末思想がアメリカの保守派の人々をイスラエル支持にするのだと思います。だとすれば、冷静沈着なマクレガー元大佐ですら、宗教によって事実を客観的に見ることができなくなっているということになります。
 ジュリアン・アサンジ(受理案 亜惨事)氏の「アメリカへの本当の脅威は、イスラエルとイスラエル・ロビーだ」というのはその通りだと思いますが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教と言った一神教が、全ての問題の根源であるということの方が本質だと思います。
(竹下雅敏)
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