[ロシアの声ほか]世界権力構造の変化〜麻生のロシア支持、アラブ王子とチェチェン、北朝鮮の動き

竹下雅敏氏からの情報です。
 これらの記事は、世界の権力構造が明らかに変化して来ていることを示します。ずいぶん前に、麻生太郎副総理はナサニエル陣営(正確にはアンドリュー陣営)に入ったと指摘しましたが、こうした発言がその裏付けとなります。
 アラブのアルナハイアン王子はフランシスコ陣営で、チェチェンのカディロフ大統領はアンドリュー陣営です。以前アメリカを除くほとんどの国がナサニエル陣営に入ったと発言したのですが、これらの記事を見ると、それが本当だったということがわかるでしょう。
 北朝鮮は中立ですが、ロシアと手を組み、ブッシュ・ナチ陣営、オバマ・ロックフェラー陣営とは関わらないということです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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麻生副総理、キエフ問題でロシアを支持
転載元より抜粋)
Photo: EPA

日本政府は形式的には対露制裁への支持を表明しているものの、ロシアを理解するこんな声も内部から聞こえている。

 麻生太郎副総理はG8の首脳らがロシアの行為を違法と非難したあとで、キエフはロシアの文明の発祥の地であり、これが西側に流れていくのを正視できないのではないかという発言を行なった。

 「キエフ公国というのはロシアのもとですよ。ロシアというのはここから始まったんだから。そのキエフ公国がロシアのもとなんだから、キエフがバルカンだのクリミア半島と別れて、キエフだけヨーロッパに行っちゃうみたいな話は、ロシアとしてはなかなか、日本で言えば宮崎県が独立して高天原がいなくなっちゃうみたいな話なんじゃないの。知らないけど。よくあの辺のことはわからないけど。そんな簡単な話ではないんだという話ですし。」

 毎日新聞は、麻生氏の発言をロシアを擁護したとも受け取られかねず、批判を招く可能性があると憂慮しているものの、麻生氏は、「黒海艦隊の租借を考えたらクリミアは絶対だろうが、キエフもけっこう絶対なのではないか」とも指摘している。

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アラブの王子がチェチェンに投資
転載元)
Photo: EPA

アラブ首長国連邦指導部はチェチェンへの投資を決めた。同国のアルナハイアン王子はチェチェンのカディロフ大統領との会談でこれを決定した。

カディロフ大統領は、「アルナハイアン王子はチェチェン経済へ投資する堅い意思を表した。特に中小ビジネス分野および巨大プロジェクトが対象で、近日中にもチェチェンに専門家らの代表団を派遣する決定を行なった」と語っている。

会談ではロシアとアラブ首長国連邦関係についても意見交換が行われている。

カディロフ大統領は、「私は再度、プーチン大統領の語った有名な言葉を繰り返した。ロシアはイスラム世界にとって最良の友だということだ。ロシアはアラブ世界全体にとってまじめで信頼性の高いパートナーであり、誠実で開けた政治を行なっていることを明言した」と語っている。

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ロシアと北朝鮮が決済手段としてルーブルを検討
転載元より抜粋)

ロシアと北朝鮮が、ロシアの通貨ルーブルを決済手段として検討しています。

ドイツDPA通信によりますと、ロシア極東開発省がインターネットサイト上で発表した声明によれば、ロシアと北朝鮮は、ルーブルを決済手段として利用する可能性を検討しているということです。
ロシアのガルシカ極東開発大臣は、この声明の中で、「ロシアと北朝鮮は双方の貿易額を拡大する必要性と、これを2020年までに10億ドルに引き上げるための努力を強調している」と表明しました。
また、「両国の銀行の協力を円滑にする為に、双方が決済手段としてルーブルを使用する方向性で話を進めている」と述べています。
この声明によりますと、ロシア・北朝鮮合同委員会の会合では、朝鮮半島の鉄道網のシベリア鉄道との連結や、ロシアから北朝鮮を経由する韓国への電力とガスの供給など、ロシアと南北朝鮮の3者の計画実施が検討されたということです。

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