竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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露副首相、米国は「性悪な子ども」そっくり
転載元)
ロシアの声 14/12/13
ロゴジン露副首相は米国の見せた反応を「性悪な子ども」の行為そっくりとコメントした。副首相は、プーチン大統領の訪印で締結の露印合意に対し、プサキ米国務省報道官の表した「不満」声明についてコメントしたなかで、このように語っている。
副首相は自身のFacebookに書き込んだなかで、「性悪な子どものようだ。他人の失敗を喜び、他人の成功を妬み、足払いをくわせようとしきりに機をうかがうところはそっくり。そうしておいて、今度は自分を敬えと要求するのだ」と痛烈に批判し、書き込みの最後にスマイルマークを添えた。
ロシアが外国と結ぶ経済協力に米国が不満を表したのはこれが初めてではない。12月1日に表されたプサキ報道官の声明では、ロシアがイランとの間に石油の代わりに商品供給合意を結んだことに対し、これが対イラン制裁に矛盾した場合、米国は対露制裁を強化しうると宣言されている。
11月7日、ハンガリーのオルバン首相も、同国のエネルギー分野についてのロシアとの協力に対し米国から圧力が掛けられている事実を明らかにしている。
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露印の関係強化に苛立つ米国・ウクライナ
転載元)
ロシアの声 14/12/13
クリミアの首長、セルゲイ・アクショーノフ氏が、インドを非公式訪問した。これが国際的なスキャンダルを引き起こした。米国はインドに説明を求めた。ウクライナのポロシェンコ大統領はインドの無分別を非難した。
米国はインドに怒り心頭である。ロシアのプーチン大統領がデリー訪問で国防・エネルギーその他に関わる重大合意に調印し、ただでさえ虫の居所が悪いところ、ロシア連邦クリミア共和国の首長までもがその場に居合わせたのだ。居合わせたどころの騒ぎではない。クリミアと「インド・クリミア・パートナーシップ」の間で相互理解に関する覚書に調印がなされた。
米国は苛立ちをあらわにした。国務省は声明を出した。「1月、インドの共和国記念日を祝う式典に参加するため、米国大統領がインドを訪れる。あわせてオバマ大統領とインドのモディ首相の会談が持たれる筈だった。その前夜にあって、雰囲気を険悪にするような出来事だ」。
しかしインドは当初の当初から、西側の対ロ制裁を支持せず、いつ、誰と行動をともにするかという点に関して、西側の考えに依拠する構えは見せていなかった、とロシア議会上院国際問題委員会のイーゴリ・モロゾフ氏は語る。
「モディ首相は莫大な人的資源・産業資本をもつ国家を率いる、非常に重要な国際的政治家だ。 インドは世界最大級の経済力を誇る。またインドは、BRICSの枠組みで、ロシアとパートナー関係を結んでおり、米国だの西側だのの立場とは独立して、ロシアとの関係を深化させていっている。
次にクリミアのセルゲイ・アクショーノフがインドを訪問したことに関して。クリミアはロシアという統一政治経済空間に属する連邦構成主体である。連邦構成主体の首長がインドを訪問する。それは常態化した慣行に過ぎない。大統領や首相はいつだって地方自治体の首長を伴って外遊する。現代の、文明化された、法治世界の中に位置づけられた慣行である。
インドは中国やロシアとともに、多極世界の形成を是としている。これがアメリカ人にはいまだに理解できないらしい。ウクライナについてはこの上何を言うことがあろうか」
アクショーノフ氏はロシア大統領の訪印にともなう公式プログラムには参加しなかった。アクショーノフ氏には別の予定があったのである。氏はインド実業界の代表らと会談し、ありうべきインド・クリミア協力関係の発展の方向性を示してみせた。その方向性とは、具体的には、ツーリズム、農産品加工、製薬、食料品輸出、ハイテクである。イーゴリ・モロゾフ氏によれば、インド側も高い関心を示している。
「クリミアは革新的技術を基礎に地域経済を形作っていく構えである。インドはいまや、イノベーション立国である。ITしかり、製薬ビジネスしかりである。革新的医薬品の製造に関しては、インドは世界のトップの一角である。私が聞いたところでは、インドはクリミアに製薬工場を建設する用意があるとのことである」
アクショーノフ氏の訪印が成果たっぷりであることに、ウクライナのポロシェンコ大統領は歯ぎしり仕切りである。大統領はインドに対し、金銭欲に目をくらませた、との非難を向けた。どうやら露印関係、クリミア・インド関係が両者にあまりに巨大な利益を生み出しそうなので、億万長者、チョコレート王にしてメディア王、兼、財政破綻国家の大統領であるポロシェンコ氏は、この情報を受け止めきることが出来なかったようだ。
2つ目の記事を見ると、ウクライナには干渉するなと言いながら、ロシアがインド、イラン、ハンガリーなどの国と友好関係を結ぶと不快感を示し、圧力をかけるようです。ジャイアニズムとしか言いようのない国で、世界中の人々から嫌われるのは当然ですが、今や米国民からも嫌われているようです。