[マスコミに載らない海外記事]サウス・ストリームを許可する用意ができたブルガリア

竹下雅敏氏からの情報です。
 プーチン大統領が“サウス・ストリームはやめにしたから〜”と言ったら、“欧州連合の完全な理解を得て…我々の義務を果たすことが出来るようになった”とブルガリアのボリソフ首相。“お願いだからやめないで〜”ということのようです。
 こうなると、プーチン大統領にしてみれば、“ロシアへの経済制裁はどうなるんだっけ〜?”という話になり、これは、EUがアメリカから離れ、プーチン大統領に“まいりました”と言ったことになるような気がします。
 もう少し様子を見る必要がありますが、今後具体的に、EUがロシアへの経済制裁を解除する運びになれば、このことが明らかになると思います。当初想定した通りの展開になっていると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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サウス・ストリームを許可する用意ができたブルガリア
転載元より抜粋)
公開日時: 2014年12月19日 15:20
編集日時: 2014年12月19日 16:14


AFP Photo / Bulphoto

AFP Photo / Bulphoto



ボイコ・ボリソフ首相によれば、ブルガリアは、サウス・ストリーム・パイプライン建設に必要な全ての許可書を発行する用意がある。パイプラインを建設するか否かは、ガスプロム次第だと彼は述べた。

ボリソフ首相は、欧州連合の完全な理解を得ており、ブルガリアは間違ってはおらず、プロジェクトを止めたことによって、財政的悪影響を受けるべきではないと述べた、とブルガリアの通信社BGNESが報じた。

ブルガリアは、通過料として、毎年6億ドル得られる予定で、ブルガリア側の投資金額は、3.5-40億ユーロと推計されている。

ロシアはもともと、ガスを直接輸出するための南ヨーロッパ向けパイプラインを建設する計画だったが、このプロジェクトを、絶えず遅らせるため、EUの法律が利用されてきた。トルコ訪問中の12月1日、プーチン大統領は、パイプラインは、本来提案していたブルガリアではなく、トルコ経由で、ギリシャ行きとなると発表した

"わが国は今や、特にパイプラインのオフショア部分と、建設許可において、準備作業に関わる我々の義務を果たすことができるようになった" とボリソフ首相はのべた。

首相はこうも言った。“もしガスプロムが、許可されるにもかかわらず、プロジェクトをやめるのであれば、悪いのはロシアであり、ブルガリアではない。"

ブルガリア政府代表団が、今週モスクワに飛び、サウス・ストリーム建設を巡る状況を確認する予定だと報じられている。

更に読む: プーチンは、なぜサウス・ストリームプロジェクトをやめたのか(英文)

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ロシアのアレクサンドル・ノヴァク石油相と、ブルガリアのテメヌイカ・ペトコワ石油相は、金曜日に、サウス・ストリームに関する電話会談を行う予定だ。

12月1日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と、ガスプロムのアレクセイ・ミラー社長は、EUがプロジェクトを妨害したので、ロシアはサウス・ストリーム建設をやめる予定だと述べた。その代わりに、ロシアとトルコは、トルコと、年間輸送容量、630億立方メートルの黒海経由新パイプライン建設に合意した。

プロジェクトにかかわる諸国は、何十億ドルもの損失を被るといって、即座に反応した。ブルガリアは、プロジェクトはまだ生きているものと考えており、サウス・ストリーム中止の公式通知を待っていたのだと主張している。

更に読む: EU企業、サウス・ストリーム中止により、25億ユーロの損失に直面(英文)
セルビアのイヴィツア・ダチチ外務大臣は、金曜日、ロシアの決定には非常に失望したと繰り返しのべた。

“我々全員が、経済的にも、エネルギー的にも共同で投資をするプロジックトだ。セルビアには、国家のエネルギー安全保障となる、このプロジェクトが必要だ”と、ダチチ外務大臣ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談でのべた。

記事原文のurl:
http://rt.com/business/215983-bulgaria-permit-south-stream/

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