[おしどりマコ]隠蔽されている原発作業員の死亡 / 国からの圧力による自主規制 / 報道の歪みの正し方 〜私達は被爆者として事実を知る権利がある〜(後編)

竹下氏からの情報提供です。
 福島にいた頃、フクイチで収束作業に当たっている方とお話する機会がありました。その方から聞いた話では、フクイチで働いていると、一月に3人以上は亡くなるとのことでした。休憩時間に、たばこを吸っていて、休憩時間が終わったら動かなくなっていたという話や、ホームレスだった方など元々体が弱かった人が亡くなるケースも多く、遺体は火葬された後、そのまま無縁墓地に入れられるのだと。家族がいれば、「これで黙っておいてくれ」という意味合いも込めて、かなりの金額が支払われていたという話も聞きました。いずれにせよ、現場の人の話には、常に生々しさがあります。
 日本の報道は、いかにこの“生々しさ”をオブラートにくるむか、という技術に大変長けているように思います。(へたすれば元が何かわからないぐらい)オブラートにくるめば、飲み込んでくれる、“いい子”な国民ばかりだと思っているからなのでしょう。
 おしどりマコさんも、「私達は本当に舐められてる!」ということを取材をして感じたとおっしゃっています。安部首相の「汚染水は完璧にコントロールされています。」という発言に対して、「その嘘が私達国民に通ると思われていたことのほうがショックだった。」と。私達に今何が必要なのか、というのを改めて気づかせてくれる、とても貴重な情報の詰まった講演です。
hiropan(文字起こし担当)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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第4回市民科学者国際会議:おしどりマコ
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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