ずっとないがしろにし続けてきたものがある。
私のとても子供らしい要求。私らしい自然なあり方。
いちばん認められなくてかわいそうなもの。
大人になることを強いられた、とても純粋で優しい心。
許されることのなかった「ありのまま」
大人達は残酷にも土足で子供たちの聖域である純粋性の中に踏み入ってきて、それを「正義」の剣で切り壊していく。
ああ、なんという悲惨。そして破壊。そして神の国の崩壊。
そのとき子供は帰る家を失い、ひたすら社会(大人)の奴隷におかれる。
子供たちは規範、規律、社会的常識、道徳といった鎖に繋がれて、徐々に「大人の国」へと連れて行かれる。そうして神の国は遠のいた。
そして多くの大人達が抱える苦しみ。
漠然とした不満。無力感。そして深刻な自分自身への不信感。
彼らは生きていながら、生きていない。
満足に与えられてこなかった無条件の「愛」。
埋まらない飢えと乾きをなんとか埋め合わせるために、バランスを欠いた心が今の社会をつくる。
そして、いったいいつから人間は真の自由を恐れるようになってしまったのだろう?
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