アーカイブ: *政治経済

[副島隆彦氏] 河井克行元法相は統一教会の最高幹部、案里氏は大幹部、黒川元検事長は統一教会検察100人のトップ、森雅子元法相まで統一教会のオンパレード 〜 法曹内部の統一教会vs非統一教会の抗争だった

 『統一教会と関わりを持った現職国会議員』リストが公表されています。さらにSNS上で追加情報も更新中です。公明党参院議員まで見つかっています。名指しされた議員たちは、抗議もせずに言い訳がましいコメントを出しています。玉木雄一郎議員に至っては「世界日報の取材依頼を受けただけ」と弁明していた数日後に「世界日報元社長から3万円寄付」を受けたことが報じられました。一応、隠したいことのようです。
 「きなこのブログ」というサイトで、副島隆彦氏の見解を取り上げておられました。それによると、以前に買収で逮捕された河井克行元法相は「日本の統一教会の最高幹部」、案里夫人も同じく「大幹部」とありました。河井克行元法相は、韓鶴子「お母さまに献げる会」1万人集会の主催者でもあったようです。河井氏が法相になった時「これで法務・検察の上に立った」と述べたことは、個人的野心以上のものがあったのだと今、理解できます。さらに賭けマージャンで失脚した黒川弘務検事長は、統一教会の検察官約100名のトップだとも。検察の例外だった63歳定年延長を持ち出し、閣議決定で黒川検事長を次期検事総長に据え、河井夫婦への追求を不起訴処分にし、ひいては「安倍晋三が逮捕されないための布石」にする計画は、法曹内の統一教会の意思だったとあります。おまけに無茶苦茶な答弁をしていた森雅子法相も、なんと統一教会関係者だったとなれば、あの時国会で見せられていた司法の崩壊劇は、統一教会に乗っ取られた姿だったわけです。結果的に非統一教会の主流派が安倍首相と黒川検事長の思惑を阻止しました。
 ブログではさらに、小池百合子も統一教会の7男・文亨進派であること、安倍晋三は「“聖母さま”の韓鶴子と3男坊の文顕進派の主流派である」ことを指摘しています。
 日本の国民が不幸になることを積極的に進めてきた自民党政権の真の姿が、はっきりしました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)
————————————————————————
統一教会に支配される日本 ~河井克行、案里の逮捕の裏側~
引用元)
(前略)
河井克行(中略)は、日本の統一教会(中略)の、現職、現役の、最高幹部だ
その奥さんの、案里(中略)も同じく、「お母様、聖母様」として日本の統一教会の大幹部だ
河井克行は、統一教会の創立者の文鮮明(中略)の奥様の韓鶴子(中略)を日本に招いて、東京の有明のビックサイトで開かれた、「お母さま(聖母様)に献げる会」の一万人集会の主催者である
そこにいた6人の自民党の衆議院議員の筆頭である。 
河井は、法務大臣(法相)になったとき、「これで(私たちが)法務・検察の上に立った」と言ったそうだ。
(中略)
5月22日に、賭けマージャンで、幕を引いた、黒川弘務(中略)東京高検 検事長が、検事総長になろうとして、遂に失敗した。
この黒川が、この日本の最高検と法務省に、「裏口入学」で、着々と潜り込んだ潜入者(中略)統一教会の検察官たち100人ぐらいのトップだ
(中略)
黒川を閣議決定で、稲田検事総長を急いで辞任に追い込んで、次に据えようとした 悪足掻(わるあが)きは、今年の1月31日である。
広島地検の 河井案里事件担当の若い検事が、殺された、昨年の12月10日から、1か月後である。
黒川弘務を検事総長にして、河井夫婦への追及を、不起訴処分で、押しつぶす計画だった。
当然、安倍晋三首相がやったことだ。
多くのボロボロ答弁で、苦境にある法務大臣の森雅子(中略)も、統一教会である
(中略)
小池ゆり子は、統一教会の中でも、7男坊の、文亨進(ぶんきょうしん)派だ。
安倍晋三が、“聖母さま”の韓鶴子(中略)と3男坊の文顕進(中略)派の主流派であるのと、派閥が違うのだ。 
(以下略)

ぴょんぴょんの「悪党ガーシー」 ~「悪党には、悪党にしか裁けない悪がある」

参院選で、NHK党から比例でガーシーが当選しました。
ガーシーの存在を知ったのは、つい1ヶ月前のことです。
YouTubeを見ても、あまりガラの良い人ではないし、芸能人の下品な暴露話ばかりで、さすがNHK党が推すだけあるなあ、誰がバックについてるのだろうと不信感をもって見ていました。
NHK党が、彼の人気を利用して、改憲勢力の一票を増やそうという魂胆は見え見えです。
ただガーシー個人は、口先だけかも知れませんが、この国の危うさをけっこうわかっている人のように感じます。
とは言え、国会に入ったら、何も言えなくなるのでしょうけど。
(ぴょんぴょん)
————————————————————————
ぴょんぴょんの「悪党ガーシー」 ~「悪党には、悪党にしか裁けない悪がある」

参議院選挙に当選した暴露系YouTuberガーシー



ガーシーが当選しちゃったよ。

まさか当選するとはなあ。
暴露系YouTuberガーシーこと、東谷義和(ひがしたによしかず) 。
2022年2月17日、「ガーシーch【芸能界の裏側】」を開設。
主に芸能人のスキャンダル暴露で、チャンネル登録者数が39日目で100万人を越え、7月9日時点で126万人に達している。

今回の投票率アップに貢献したんじゃない?
若者がかなりの票を入れたみたいだからね。

若者の関心が高いのは、選挙前から予想されていたな。
ガーシーChのこれとか、これコメントを見ればわかる。

「今まで選挙行かなかったけど今回は初めて 1票入れます!頑張って! 」
「期日前投票 ガーシーに1票 先程入れてきました。 」
「選挙に興味なく、今まで行ってませんでしたが、今回は必ず行きます♡ 」
「若者の投票率爆上がりですね! 凄すぎ、夫婦で投票いきます、行きたくなる選挙素晴らしい〜(^^) 」
「こんなに開票が楽しみな選挙今までなかったなーー、」

さらに、ガーシー応援のコメントもズラリ。

「ガーシーさん色物だと思ってたけど、日本の闇を一掃する正義だよね。 闇の世界に実は良心から善に移った大どんでん返しキャラだ。 ほんと身の危険を侵してでも、日本をひっくり返してくれる素晴らしい存在だね。 頑張ってください!!」
「ガーシーさんが出馬したことで、日本が少し良い方向に向かうような気がします。 当選させないと日本は今まで通りです!」
「ガーシー、頑張ってね、この腐り切った日本変えられるのはガーシーと立花先生しかいないよ!絶対当選️」
「ガーシーさんは日本の救世主🇯🇵 選挙は必ず当選ですよ!」
「こんなに選挙を応援したい人は初めてです。 ガーシー先生誕生をのぞんでます。」

これで、ほんとに当選するとは、まさにYouTubeの力だね。

だがもし、YouTubeが無くて、ただのポスターだけだったら、ゼッタイに通ってねえだろな。

あの顔だからねえ。
いかにも半グレって感じで、汚れたイメージ。


たしかに、万人受けしねえツラだ。
だが、自分が女とギャンブルが大好きで、奔放な生活をしてきたことを包み隠さず話せる強さは、逆に清々しささえ感じられる。

どんな人生を歩んできた人なんだろうねえ。

» 続きはこちらから

「ごぼうの党」の代表の奥野卓志氏「このまま緊急事態条項を通されたら、2024年に中国と戦争になります。…2024年に今度はウクライナ役を日本がさせられるわけ。」 ~今回の「緊急事態条項」を止めないと、本当に1932年のナチスヒットラーの時と同じ

竹下雅敏氏からの情報です。
 私は、テレビドラマや映画を見ないので、俳優をほとんど知りません。また、音楽も普段は聞かないので芸能の分野に関心がありません。ただ、2020年8月30日の記事で紹介したNHKの「植物に学ぶ生存戦略」と俳優の山田孝之氏は印象に残りました。
 2021年4月19日の編集長の記事で、“山田孝之氏の最終目標は「理想の島探し」で、まず始めに山梨県の畑で農業をスタートさせた”ということで、非常に興味深い人物だと思いました。
 山田孝之氏は、「目標である完全自給自足の島となると、養鶏や養蜂とかまでやる、循環型農業をやっていくことになると思うんです。それをやる上で島に宿泊施設を作って、宿泊してくれた人たちが例えば農業を体験しながら学んで、いずれ自分たちでも農業を始められるようになれたらいいなと思っているんです」と言っているので、普通の人ではないと感じていました。非常に感覚が良く、将来の危機を感じ取った上で、自分に何が出来るかという視点で動いている人だと思いました。 
 今回の参院選で、「ごぼうの党」というのがあるのは知っていて、“けったいな人たちだな”と思っていたのですが、“俳優の山田孝之や山下智久、ロックバンド「ONE OK ROCK」ボーカルの Taka、格闘家の朝倉未来ら多くの著名人が賛同し、話題になった団体”だということです。
 「ごぼうの党」の代表の奥野卓志氏は、冒頭の動画の2分17秒で、“このまま緊急事態条項を通されたら、2024年に中国と戦争になります。これは…ウクライナの大使をされていた馬渕睦夫さんとか…外務省の情報局長をやっていた孫﨑享さんとかも言っていることであって、知っているか知らないかであって、2024年に今度はウクライナ役を日本がさせられるわけ。ユダヤ金融資本はプーチン倒すのにウクライナ利用した、今度は中国倒すのに日本を利用するわけ。だから9条改正させるの…”と言っています。
 “続きはこちらから”の③のツイート動画では、“今回の「緊急事態条項」を止めないと、本当に1932年のナチスヒットラーの時と同じなんだよね。これも私が言ってるんじゃなくて日本で一番大きい法律事務所でTMI(総合法律事務所)ってあるんですよ。…今回「緊急事態条項」を通したら、1932年の11月18日にナチスヒットラーの支持率は33.2%だったの。でもそれを3ヶ月後の2月28日に「緊急事態条項」を通しました。9か月後ナチスヒットラーの支持率は92.2%。なんでかっていうと、よくわからない逮捕者が5000人以上出たわけ。それと同じ状況、今回作れる…”と言っています。
 こうした認識は、私も同じです。若い人たちが自民党を始めとした改憲勢力に騙されて憲法改正が必要だと洗脳されてしまえば、今のウクライナのように徴兵の可能性があることを知っておくべきです。
 ただ、レプティリアン達の社会のように、戦場には年寄りや怪我をした者が最前線で戦い、若く元気な者達は未来の社会のために前線には出ないということであれば、年寄りが自民党の改憲案に賛成することもないのかなと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
ごぼうの党代表奥野卓志さんに聞きました6-6
配信元)

————————————————————————
ごぼうの党 議席獲得ならず 代表・奥野氏を各界著名人が支持していたが及ばず
引用元)

東京都庁の前で第一声を上げた「ごぼうの党」奥野卓志代表(中央)。「鬼滅の刃」の登場キャラクターそっくりのコスプレでマイクを握る。応援には元K-1ファイターのピーター・アーツ氏(左)、ボブ・サップ(右)が駆けつける(撮影・安田 健二)
 
第26回参院選の投開票が10日に行われ、政治団体「ごぼうの党」は議席を獲得できなかった。今回は比例代表から11人が立候補していた。  
 
ごぼうの党とは、俳優の山田孝之山下智久、ロックバンド「ONE OK ROCK」ボーカルのTaka、格闘家の朝倉未来ら多くの著名人が賛同し、話題になった団体。代表は実業家の奥野卓志氏(48)で、各界著名人が利用する銀座の会員制高級サロンなどを経営する。  
 
街頭演説で奥野氏は、てんぐのお面、白髪のかつら、法被姿で、人気漫画「鬼滅の刃」の鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)を想起させる格好で登場し、若者の政治参画を促すために立候補したとし「この選挙を祭りとして楽しめるような運動をしていく」などと抱負を述べていた。  
(以下略)

» 続きはこちらから

自民党政権に深く侵食している統一教会、その関連団体であるWACL(世界反共同盟)はかつてCIA、MI6の編成を受けながらウクライナを侵食していった

 統一教会が自民党内に深く侵食していることが明らかになってきました。ジャーナリスト鈴木エイト氏の資料によると、自民98名、立憲6名、維新5名、国民2名に今回当選した参政党1名です。参政党は当選早々、インタビュー番組でも馬脚を露わしてしまいました。武田良太議員は韓鶴子総裁から「統一教会の日本の国教化の指令」を受任とか、なんですか、これ。さらに国家公安委員長を務めた山谷えり子氏ばかりか、現在の二之湯智国家公安委員長までも統一教会関係者ということは、国家公安委員長の管理下にある中村格警察庁長官にも影響を与えます。また新組織「子ども家庭庁」は、有識者の提言で名称が「子ども庁」に決まっていたところ、統一教会の命令で変更になりました。無論、組織の内容も統一教会に都合よく歪められました。国民のあずかり知らぬところで統一教会により日本の主権がどれほど損なわれているのか。
 さらに気がかりなのが「米国の中国挑発政策に日本が追随することが招くリスク」です。櫻井ジャーナルの記事で、統一教会の関連団体である世界反共連盟(WACL)についての解説がありました。込み入っていて何度も読み返したところ、1954年に韓国で統一教会が創設された同じ年に、児玉誉士夫、笹川良一、岸信介らが推進役になったAPACL(アジア人民反共連盟)が創設され、その後、この団体はCIAを後ろ盾とした東欧の親ファシスト派組織ABN(反ボルシェビキ国家連合)と合体し、WACLとなります。その後、CIAやMI6の編成した「NATOの秘密部隊」とも繋がっていきます。
 ナチスを抱え込んだ国家ウクライナがNATOを呼び込み、ロシアを挑発し、戦火に喘いでいます。これを今の日本に置き換えてみると、統一教会という全体主義を抱え込んだ自民党政権が、エマニュエル駐日大使らの手引きで日本にNATOを呼び込み、中国を挑発している、、、と見ることはできないでしょうか。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)

» 続きはこちらから

全国霊感商法対策弁護士連絡会の「旧統一教会の会見について」の内容 ~「すべての財産は 神様、韓鶴子様のもの。すべて捧げなさい」というのが統一教会の教え / 統一教会に敵視されていた有田芳生氏

竹下雅敏氏からの情報です。
 全国霊感商法対策弁護士連絡会の「旧統一教会の会見について」の内容を、長周新聞さんが文字に起こしていました。非常に長い記事なのですが、ほんの一部を転載させて頂きました。
 渡辺博弁護士は、“「すべての財産は 神様、韓鶴子様のもの。すべて捧げなさい」というのが統一教会の教え”だと言っています。正常な感覚の人であれば、この段階でこうした宗教組織はインチキだと分かるはずなのですが、これだけ地球上で宗教がはびこるのは、正常な感覚の人がほとんどいないという証かも知れません。
 正常な感覚の人であれば、文鮮明と岸信介が握手をしている写真を見せられたら、「黒い人脈と繋がっているんだな」と思って警戒すると思うのですが、騙される人はそうではないらしい。騙されて財産を教団にむしり取られた人たちは被害者なのですが、そうして集められたお金で何が行われて来たのかが問題なのです。
 記事では、“実際に安倍晋三が統一教会に特定の信者への組織票の依頼をしていた。…明らかに安倍晋三さんが昵懇(じっこん)の関係にある…その関係性について、今の報道をどう思うか。”との記者の質問に対し、紀藤弁護士は「政治家のみなさんは被害者の視点に立っていただけていないと思う。」と答えています。
 こちらのツイートには、“初代会長だった久保木修己の7回忌となる2004年に彼の遺稿集『美しい国 日本の使命』が出版され、2006年に安倍元首相の『美しい国ヘ』が出版されております。『美しい国、日本』の思想も明らかに久保木の影響大きいですね。そもそも、久保木は岸信介とも懇意で、日本の戦後史のキーマンでも有ります。”とあります。
 最後のツイートを見れば、自民党の政策は、「これ実は勝共連合の政策要項なんですよ。…こっちのほうが自民党の改憲草案より先に出てるんですよ」ということなのです。
 有田芳生氏は、“(信者が)無償で国会議員の私設秘書になって、選挙になったら10~20人がタダ働きをするんです。…この機会に、統一教会とは何か、その関連組織である国際勝共連合とは何かということを、日本の社会も政治も、もう一度深く受け止めなければならないと思いますよ。”と言っています。
 有田芳生氏は、今回の参院選に比例区から立候補したものの落選。7月25日が任期だということで、事務所の大掃除をしていたらファイルが出てきた。有田芳生氏は、“統一教会がひと月に韓国などに国内も含めてなんだけど、15億円以上のお金を送金してる…海外に送金することができるのかということをこのファイルを見ますと、たとえば管轄をしている文化庁の回答だと、「宗教法人が海外に送金する際の規定はない。よって金額を制限した法もなければ、報告義務もない。宗教法人法の条文にもない」と。だから、いくらでも霊感商法とかあるいは今回の事件の背景にある信者のご家族の皆さんが莫大な献金をして統一教会がそのお金を集めて、それを韓国に送ってたんですよね。だからそういうことに対して制限がないということが、文化庁によっても明らかにされた。”と言っています。
 “統一教会による「有田攻撃ビラ」”のツイート動画を見れば、統一教会が有田芳生氏を敵視していたことが良く分かります。こちらのツイートの「統一教会の信者さんたちへの御触れ」には、“有田対策ですが、くれぐれも宜しくお願いします。”とあります。
 今回の参院選は、こうした彼らの悲願が成就したわけですが、「統一協会側からすると、やっと大サタン・有田芳生落選という悲願がかなったと思ったら、その大サタンが翌日からメディアに出まくっているという悲劇に。」という展開になっています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
霊感商法対策弁護士連絡会が会見 今も続く統一教会の違法行為の数々 政治家にも食い込む実態
転載元)
(前略)
 
記者会見する全国霊感商法対策弁護士連合会(12日)
(中略)
渡辺博弁護士 2点だけ付け加えたい。今のビデオは実は埼玉の教会の説教だ。現役の信者の方が「あまりにもひどい」ということで盗み撮りをして私たちに持ってこられたものだ。全国で同じように今でもやられている。「すべての財産は神様、韓鶴子様のもの。すべて捧げなさい」というのが統一教会の教えなので、その結果家庭崩壊になってしまう。
 (中略)
もう1点、2009年11月に新世事件で2人が懲役刑となった。その後、統一教会の責任者は今後は違法な行為をおこなわないとはいわなかった。機関誌のなかで責任者がいったのは、「私たちの反省として政治家とのつながりが弱かったから警察の摘発を受けた。今後は政治家とつながっていかないといけない」というのが反省の内容だった。私たちが政治家の方々に対して統一教会の応援をするのはやめてくださいと呼びかけている理由もそこにある。統一教会の被害者にとっては教会が政治家とのつながりがあるから、警察がきちんとした捜査をしてくれないという思いがずっとあると思うし、私たちにもある。その点を、国会議員の先生方にはぜひとも考えていただきたい。
(中略)
質疑応答より

記者 自民党に統一教会が浸透しているといわれたが、どれくらいか。

渡辺弁護士 歴史的に統一教会は国会議員と関係を持ってきた。二十数年前に調べたところ、百数十の信者が公設、私設秘書になっていた。その秘書たちが自分が仕えている国会議員の知らないところで会議をして、自分が仕えている国会議員の行動について統一教会に報告し指示を仰いでいる実態もあった。(中略)… 以前相談を受けた秘書の方は、議員からは給料をもらわず無償でやっていて、勝共連合という統一教会の友好団体からいくらかお小遣いをもらうだけだ。今、統一教会のなかで、ある議員を応援しようという指示がきたり、演説会場に行ったり、街頭演説に聴衆として行ったりしている。もちろん無償だ。
(中略)  
記者 実際に安倍晋三が統一教会に特定の信者への組織票の依頼をしていた。昨日の会見では「統一教会の幹部を官邸に招待したことはあるか」という質問に「ない」と答えたが、実際は招待した証拠がある。いろんな証拠を積み重ねたなかで、明らかに安倍晋三さんが昵懇(じっこん)の関係にあるであろうという状況のなかで出てきたのがUPFのリモート登壇だった。改めてここまで強い関係性があることをはっきりと裏づけられたという認識だが、そういった流れを知らない有識者やコメンテーターが軽くとらえている。そこを「犯人の勘違い」で流されてしまうという危惧を持っている。その関係性について、今の報道をどう思うか。 

紀藤弁護士 弁護士は被害者を救済することが究極の目的だ。ここでいう被害者は多額の献金を出された信者の人たち、その子どもたち、関係者が被害者だ。われわれから見ると、政治家のみなさんは被害者の視点に立っていただけていないと思う。
 (中略)
政治家のみなさんにも反社会的な団体との付き合い方の問題として真剣に考えてほしい。反社会的団体にはメンバー自体が被害者という者もいるし、メンバーから被害を受けた被害者が膨大にいる。岸首相が統一教会の本部に行ったのは1973年のことだから、それからだと50年という単位だ。その間に膨大な被害者群を生み出している。刃傷沙汰もたくさん起こっている。統一教会のなかでは信者同士の争いとか、直近では統一教会に直接乗り込んだという暴力沙汰もある。それを田中会長が知らないわけはない。責任ある方がまるで事件がなかったかのように説明する。それに政治家が騙されてほしくないし、コメンテーターといわれている知識層が騙されてほしくないというのがここにいる弁護士全員の総意だと思う。
(以下略)
————————————————————————
配信元)
 
 

» 続きはこちらから