アーカイブ: *政治経済

[seiryuu氏]私たちの地域を豊かに幸せに。プラウト社会実現へ向けて。 〜解脱に至る無想三昧 / 自己実現の本当の意味〜 【第6回】

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事にある通り、万物は3層構造になっています。西欧では物と心に分けるのですが、実際には、物と心と意識に分けるのが本当です。これは、インド哲学の3種のグナという概念が基礎にあります。
 多くの人は、心と意識を一緒くたにしてしまい、区別がついていません。意識というのが、一番わかりにくいかも知れません。多くの人は、熟睡時に意識が無くなると思っています。ところが、ヨーガでは全く逆のことを言うのです。ヨーガ・スートラ(「解説 ヨーガ・スートラ 」佐保田鶴治 平河出版社)には次の記述があります。

1.10 睡眠とは、「空無」を対象とする、心のはたらきのことである。

 睡眠(ニドラー)の意味は、夢も見ないほどの深い眠りのことです。このような状態の時、普通、私たちは意識がないと思うのですが、ヨーガ・スートラは全く逆で、非存在という想念をずっと見ている(意識している)状態だと言うのです。要するに、熟睡していても意識は無くならないというわけです。
 睡眠時に想念が動き出すと、夢として現れます。夢見の状態は、心に意識の焦点がある状態のことです。覚醒時は、物に意識の焦点が合っている状態なのです。
 なので、瞑想によって意思の力で心のみに集中し、明晰な意識状態のまま物の世界を遮断して心の世界に没入すると、いわゆる異次元にトリップします。そこで見たものは、この世界よりもずっとリアルなのです。このような体験のことを、三昧(サマーディ)と言います。
 サマーディ体験で、様々な世界に入り様々な対象を見ます。しかし、何か見る対象があるサマーディは、有想三昧と言います。有想三昧では、解脱に至りません。一切の対象のない三昧を、無想三昧と言います。無想三昧を実現することで、人は解脱を得ます。
 無想三昧とは、簡単に言うと、瞑想で完全な意識を保ったまま、熟睡状態を体験することです。この時、物と心を離れて意識そのものになります。それでも、心と体を超越した意識そのものである自分が、そこに在るのです。これが本当の意味での自己実現です。
 この体験は、実はそれほど難しいものではありません。
(竹下雅敏)
――――――――――――――――――――――――
私たちの地域を豊かに幸せに。プラウト社会実現へ向けて。
文:seiryuuさん
※実践に先だって:プラウトの特質を理解する。
*万物、全ての私は三層構造。

「プラウトモデルの独自の特質は、自然資源と人間の両方のフィジカル(物的=身体的)な質。サイキック(知的=心的)な質。スピリチュアル(精神的=直観的)な質を認めることにある。」(『〃』p66) 

 自然資質つまり世界そのもの、万物、そして人間の両方が、つまり全ての私が3つの質(要素)で成り立っている、いわば3層構造になっていると記しているのです。それは次の➀フィジカル(物的=身体的)な質、②サイキック(知的=心的)な質、③スピリチュアル(精神的=直観的)な質だと示しているのです。この万物(私)の三層構造を踏まえてプラウトは構築されており、これが独自の特質と言っているのです。この3つの質(要素)の三層構造は古代インドの哲学3グナ(質・要素)➀タマス②ラジャス③サットバがベースにあります。またここでの表記、サイキック(心的)とスピリチュアル(精神)が区別しずらく分かりにくいのでスピリチュアルは一般的な表記で意識とした方が理解しやすいかもしれません。これらを鑑みて名称や特質、作用を整理してまとめてみたのが下の表になります。

スクリーンショット 2017-02-11 17.57.40 

 万物つまり全ての私、人間から動植物鉱物に至るまで全ては、この三質(要素)一般名称の意識、精神、身体を例外なく備え、三層構造になっているのです。また、この三質(要素)は歴然とした上下関係で成立しています。意識が最上位で精神、身体の順になります。なぜそう言えるか?私に生起する全ての事象はこの順で起きるからです。例えば私が買い物でスーパーにいたとします。この事象はどのように起きたかと見ると、まず私の意識の焦点がスーパーに向きます(意識作用)。続いてそこまでどのように行こうかと考え道を思い浮かべ選択します。つまり精神作用です。最後に歩くなり車を運転するなり身体を動かす身体の物理作用によりそこに行ったのです。意識、精神、身体の順になっているのです。三層構造は切り離せないのです。

・プラウトの特質:三層構造を通徹したシステム。 

 この三層構造は私たちの社会にも反映されています。意識に対応しているのが宗教、哲学。精神の活動が本来は政治です。身体つまり物質的活動が経済です。三層構造ですから本来は宗教、政治、経済は分かちがたくその活動はそれぞれが三層を通徹していなければなりません。しかし現在のそれぞれは全くバラバラです。宗教は救済を説きます。しかし実際に人々が苦しんでいるのは物質つまりお金です。そこを踏まえ経済の仕組みから救済の道が説かれているでしょうか?浮き世離れしたことを説き現実から目をそらさせていませんか?政治は哲学を持ち高い考えで経済をリードする役割ですが、逆にお金に引きずられ腐敗していませんか?現状の経済に哲学や高い精神性がないどころか弱者からの収奪システムになっているのは既に記述した通りです。それぞれが分割された部分活動になっています。そして社会を豊かに幸福にしていません。逆になっています。

 「プラウトは経済活動ではありますがそれは単なる物質的活動ではなく高い哲学、高い精神性をその物質的活動の中に込めた経済システム」と既に指摘しました。プラウトの三本柱の中核、活動の源流であり回帰点とした「世界(自己)観の拡大」とは意識の領域です。意識が精神活動を通じ物質活動の経済システムとなっているのです。三本柱の運動の両輪、高い倫理と高い透明性は、三層全てに浸透してつなぎ合わせ浄化していきます。三層構造を通徹したプラウトのシステムは部分活動ではなく全存在活動となっているのです。矛盾が生じないのです。プラウトは真の幸福、至福が意識領域にあるとしながら「無限の幸せに向かう身体活動と知的表現(*精神活動)だけが進歩」と提起しているのは(『〃』p46)この所以です。  

安全保障に関して”一方的に言いまくっている”日本 〜メディアは事実や真相をきちんと報じるべき〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプ大統領とあべぴょんの共同記者会見での、トランプ大統領の発言です。発言内容を見ると、知足的隠遁者さんのツイートにある通り、尖閣には言及していません。産経新聞の記者が、東シナ海、南シナ海での中国の強硬姿勢について質問した際にも、トランプ大統領は米中の電話会談の様子を説明し、“私たちは今後、とてもうまくやっていけると思います”と発言し、この事は日本のためにもなると言っています。どうも日本の安全保障に関しては、日本だけが“一方的に言いまくっている”ようです。
 例えば、先日のマティス米国防長官の来日の際の共同会見においても、日本の報道と現実のマティス長官の発言には食い違いがあるようです。“続きはこちらから”以降をご覧になると、その事がよくわかると思います。報道は軒並み「辺野古が第一」「尖閣は安保を適用」と書き立てましたが、実は、記事やツイートにあるように、マティス長官は辺野古という名称を全く出していないのです。記事の引用元をご覧になると共同会見の全文があります。こうした発言を見る限り、辺野古に移転したがっているのは日本ではないかと思います。
 マティス長官は、尖閣諸島が“日米安全保障条約第5条が適用される”と発言しましたが、日刊ゲンダイの記事に書いてある通り、尖閣諸島で衝突が起きた時にすぐに米軍が参戦するわけではないのです。議会が参戦を議決しない限り、米軍が中国と戦ってくれるというわけではありません。
トランプ政権はこれまでの政権とは違うと思いますが、ネオコンは中国を挑発して日本と中国を戦わせ、その仲介役になることで漁夫の利を得ることを考えていました。こうした事も含めて、メディアはきちんと報じるべきだと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
トランプ大統領 共同記者会見で何を語った
引用元)
日米首脳会談のあと行われた、両首脳の共同記者会見での、トランプ大統領の発言の要旨です。

日本の施政下の全領域の安全に関与

われわれは、日本およびその施政下にあるすべての地域の安全に関与し、この重要な同盟関係をさらに強化していきます。

(中略) 

航行の自由 北朝鮮の核・ミサイル対応で協力

(中略) 

われわれは両国共通の利益を推進するために協力します。中でも、この地域に関しては、航行の自由および北朝鮮のミサイルおよび核の脅威からの防衛が含まれます。

(中略) 

中国の習近平国家主席と対話

私はきのう(9日)、中国の(習近平)国家主席と非常によい対話をしました。非常に心温まる会話でした。中国とはよい関係を築く過程にあると考えています。そして、これは日本にも有益なものだと思います。

(以下略)…

————————————————————————
配信元)












» 続きはこちらから

米中の危機的状況が回避されたことを示す記事 〜波動から読み取れる米国の戦争意欲〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 2月6日の記事で、米中の危機的状況は回避されたとコメントしました。その事がはっきりとわかるのが、これらの記事です。トランプ大統領は、あべぴょんとの会見の直前に習近平氏と電話会談を行っており、米国は「1つの中国」政策への支持を強調したとあります。記事によると、電話会談は非常に心のこもったもので、“関係の改善に向け努力することで合意した”とあります。これで、米中の戦争はありません。
 私がどうしてこういう事がわかるのかという種明かしですが、意外に簡単です。マティス米国防長官が来日した日以前の、長官の中国との戦争の意思を調べてみたのです。すると、肉体レベルではムーラーダーラ・チャクラであり、その意思は無い事がわかります。しかし、プラズマ体とエーテルダブルの両方で調べると、共にアナーハタ・チャクラであり、戦争する気満々なのです。これは、非常に危ないと思いました。何かがあると米国は戦争を辞さないという態度です。これはマティス長官だけではなく、安全保障担当補佐官のマイケル・フリン氏も全く同様でした。要するに、米国は中国との交渉で戦争も辞さないという強硬な態度に出る可能性が高かったのです。
 ところが、来日の直後から彼らの波動が激減します。すべての身体において、戦争の意思がムーラーダーラ・チャクラへと低下してしまったのです。理由があるはずで、その理由を書いていたのは板垣英憲氏のメルマガのみでした。天皇陛下が、中国に対する米国の借金の半額分の小切手を、マティス長官に直接手渡したという事でした。波動の変化から、この板垣英憲氏の情報は正しいものと確信しました。
 チャクラ感覚が身に付いている人は、今述べた事の確認が取れるはずなので、やってみて下さい。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
トランプ大統領 習主席との初の電話会談詳細が明らかに
転載元)
米ホワイトハウスによると、トランプ大統領は9日、中国の習近平国家主席との電話会談で、中国と台湾は不可分の領土とする「一つの中国」原則を尊重することに同意した。

トランプ氏は「私は米政府が『一つの中国』政策を進める重要性を十分に理解している」と述べ、同政策を維持していく考えを伝えた。「長く続いた電話会談」は「非常に心のこもった」ものだった模様。

会談は米国東部標準時間(EST)の9日夜に行われた。ホワイトハウスによるメディアへの事前通知はなかった。

発表では、米国と中国を「訪問するようお互いに招待しあった」とある。「トランプ氏と習氏は今後の非常に成功した交渉を期待している」と強調されている。

————————————————————————
アメリカ大統領、「一つの中国」の政策を支持
転載元)
アメリカのトランプ大統領が、「一つの中国」の政策への支持を強調しました。

ロイター通信によりますと、アメリカ大統領府は、「トランプ大統領は10日木曜、中国の習近平国家主席と電話で会談し、一つの中国の長期的な政策に敬意を表し、関係の改善に向け努力することで合意した」と発表しました。

また、「トランプ氏は習国家主席が電話会談で一つの中国の政策を尊重するよう求めたことに同意した」としました。

アメリカと中国の首脳が会談したのは、1月20日のトランプ政権の誕生以来、初めてのことです。

アメリカは1979年から、「一つの中国」政策を受け入れ、それにより、中国の台湾の領有権を正式に認めていましたが、台湾とは非公式の関係を続けていました。

こうした中、トランプ大統領と台湾の蔡総統の電話会談は、中国の激しい抗議に直面しました。

中国は常に台湾を自国の領土の一部と見なしています。

スティーブ・バノン - トランプのホワイトハウスでの最高実力者

 スティーブ・バノン氏の人となりがよく分かる記事です。トランプ政権の混乱の幕開けはバノン氏の計画で、ある席では『自分はレーニンみたいなものだ。こんにちの支配者層の全員を打ち倒し、破滅させてやりたいんだよ』と語っていたようです。
 また記事には、混乱を作り出し最後には握手(取引)して目的を達成するトランプ大統領に対して、バノン氏には「終末論的な性向が窺われる」とあります。バノン氏は、独自の歴史観から「来たるべき大戦争の予兆」を掴んでいるようです。バノン氏の発言からそれは、中東での大規模な戦争や中国との戦争のようです。
 こうした危機を察知し未然に防ぐべく動いてくれると素晴らしいのですが、記事には"バノン氏はかつて、「庶民の守護聖人」と称していたぐらいで、歴史的な極めて差し迫った危急時=世界の転換期に、国家的な政治イベントを起こして、古い秩序を一掃し、新しいものを打ち立てて楽しんでいる"とあり、もし本当にそうなら、小学生が自分がヒーローになるために、悪と混乱を作り出し、それを懲悪して酔いしれるのと変わらない危うさを感じます。
(編集長)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
スティーブ・バノン - トランプのホワイトハウスでの最高実力者
SOTT パペットマスター
https://sott.net/en341556

デイビッド・フォン・ドレル
タイム
2017年2月2日


(中略) 

ドナルド・トランプの最初の一歩はあたかも、彼の首席戦略官で分身であるスティーブン・K・バノンが製作したドキュメンタリー映画という感じだ。(中略)… 

トランプ政権は混乱の幕開けとなったが、これはトランプが約束していた通りであり、計画したのはバノンだ。これに応じて、政府内外の多くの人々が抵抗している。これはおそらく驚くべきことではないのだろう。トランプは国民に対して去年のうちから何度も、自分の施政はありふれたものではないと言っていたのだから。(中略)…バノンこそが政策を純粋に保つ献身的な支持者である。彼がトランプの側近を務めるのは、カネや地位のためではない。歴史を変えるためなのだ。「我々が今、目の当たりにしているのは、新しい政界秩序の誕生なんだ」と、バノンはワシントンポスト宛てのメールで述べている。

(中略) 

一度に大統領になれるのは1人だけであり、ドナルド・トランプは官職を譲った訳ではない。だが、政権発足以来数日の、太った皺だらけのバノン(ホワイトハウスで、ネクタイとスーツを身に着けずにトランプ氏の執務室に入ることができる唯一の男性側近)は、思い出せる限り、これまでのどの側近スタッフよりも影響力を行使できる才能を持っている。彼の同僚たちはバノンを「百科事典」のあだ名で呼ぶ。彼の頭の中の情報の幅広さのためだ;だが、それよりも何よりも、バノンはトランプとマインドメルドが出来るのだ。

(中略)… 民主党支持の家系に生まれながら、自分の意志で共和党を選んだバノンは、どちらの党も相当程度に堕落していると見做すようになったが、このような信念から近年は、論争を巻き起こす映画の製作者や物議を醸すニュースサイトの運営者というキャリアを築くことになった。私人としてのバノンにパーティーで会ったことがあるという人物は、その時の様子を思い出してこう述べる。「バノンは私に、『自分はレーニンみたいなものだ。こんにちの支配者層の全員を打ち倒し、破滅させてやりたいんだよ』と言ったのです」

辿り着くまでの道は違ったものの、バノンとトランプは、貿易や移住、公安、環境、政治腐敗等々の問題に関して思想的に同じ目標を持っていることに気付いたのだ。

それにしても政権発足から10日間のバノンの傑出ぶり ― そして、彼の破壊的なお家芸である、混乱と無秩序に満ちた場面の数々 ― は、ホワイトハウスを狼狽させたし、おそらくは大統領さえもが仰天したのではないだろうか。政府高官によれば、トランプは彼をキビキビと諌めてくれる重要なアドバイザーを6人程召喚しているという。(中略)… 

それでもバノンは、大切なワシントンの流儀を保っている:大統領執務室にアポなしで入って行ける特権だ。そして彼こそは、トランプを勝利に招くメッセージに集中させることが実にうまい人物なのだ。他のアドバイザーたちがトランプを変えようとしてきたのに対して、バノンはトランプにスピードを上げるよう勧めてきたのである。

(中略) 

ドナルド・トランプお気に入りの著書である『トランプ自伝: 不動産王にビジネスを学ぶ』をじっくり読んだことのある人はお気付きだろうが、彼はスタンドプレーやたわいない会話、大言壮語や論争を、成功を追求する上で有益な要因と見ている。「私が取引を決定するスタイルは極めてシンプルかつ率直なものだ」と彼はこの著書で宣言している。「私はとても高いところに狙いをつけ、狙ったものを手に入れるべく、押して押して押しまくるんだ」

(中略) 

だが、(中略)…ビジネスマンとしての長い経歴を持つトランプは、常に混乱を狙うが、最終的な目標は握手することである:取引だ。これに対して映画やラジオショーでのバノンからは、もっと終末論的な性向が窺われる。

2000年代初頭のある時期バノンは、世代論者のウィリアム・ストラウスとニール・ハウの書いた『第4の曲がり角』という本に魅了された。この本によれば、アメリカの歴史は、4段階サイクルの繰り返しなのだという。ある世代が危機に陥ると、次の世代が制度を採用し、その次の世代が制度に反旗を翻す。すると、次の世代は過去の教訓を忘れてしまい、その次にはまた危機が訪れるのだ。1サイクルは大体80年で、独立戦争(1775-1783年)の時期から南北戦争(1861-1865年)期、その次は第2次世界大戦(1939-1945年)期が80年のサイクルを成していると、バノンは指摘する。第4段階の転換期において、制度は破壊され定め直されるのである。

タイムとのインタビューで著者のハウは、10年以上前に、この本を原作とした映画を作らないかと、バノンから打診されたことを思い出している。最終的にこれは、2010年にリリースされた『ジェネレーション・ゼロ』につながった。

http://kurokiyorikage.doorblog.jp/archives/68603754.html

この映画でバノンは、2008年の金融危機を転換期の兆候になぞらえている。ハウはこの分析に、部分的に同意している。どのサイクルでも危機後の世代が出てくる。今回はベビーブーマー世代がそうで、ついにはこの中から、「前回の危機の記憶を持たないリーダーたちが出て来るのだが、このリーダーたちがいつものように、次の危機へと社会を導くのだ」とハウは言う。

バノンはかつて、「庶民の守護聖人」と称していたぐらいで、歴史的な極めて差し迫った危急時=世界の転換期に、国家的な政治イベントを起こして、古い秩序を一掃し、新しいものを打ち立てて楽しんでいるのだろう と思われた。ジェネレーション・ゼロでは、歴史家のデイビット・カイザーがフィーチャーされているのだが、カイザーの記憶では、映画の中でバノンからインタビューを受けた際、バノンは楽しそうにやり取りに夢中になっていたという。

しかし、歴史の現フェーズは、来たるべき大戦争の予兆であるとバノンが論じ始めた時、カイザーはギョッとしたものだと、タイムに語った。「彼がこう言ったのを覚えています。『ご覧なさい。独立戦争があって、その後南北戦争がありましたが、それは独立戦争より大規模なものでした。その次が第2次世界大戦ですが、これは南北戦争より大規模だったのです』」とカイザー。「彼は映画の中で私にそう言わせようとすらしたのですが、私はその気になれませんでした」

ハウもまた、バノンの「今後のアメリカについてのかなり深刻な展望」には衝撃を受けていた。バノンは自分のラジオショーの中で繰り返し、世界の至る所で、「私たちは過激なジハーディストと戦争しているのだ」と述べている。これは「世界的な存亡をかけた戦い」であり、「中東では再び、大規模な武力戦争」に発展するだろう。中国との戦争も迫っている、とも彼は述べている。このような確信は、ブライトバートのミッションの骨格を成している。2015年11月に、彼はこう説明していた:「我々の大きな信念=当サイトの中心的な組織化原理は、私たちが戦争中であるということだ」

» 続きはこちらから

[seiryuu氏]私たちの地域を豊かに幸せに。プラウト社会実現へ向けて。 〜リーダーに求められる資質とは / カバールがのさばり続ける理由〜 【第5回】

竹下雅敏氏からの情報です。
 プラウトの具体的な活動モデルの中核は協同組合であり、その成功の必要条件が、“正直で信頼に足るリーダー。ガラス張りの経理と厳格な管理”とあります。これはプラウトに限らず、企業が成功するための基本的な条件です。
 シャンティ・フーラはプラウトの具体的なモデルとして、合同会社の形を選びました。シャンティ・フーラでは、経理は代表の白井君がきちんと管理しています。私のこれまでの経験では、会社経営が上手く行っていない所はみな経理がずさんで、お金をどのように使っているのかを、社員が客観的に把握出来ていませんでした。小さな会社であれば、会社のお金がどのように使われているのか、細部にわたるまで社員の全員が知っていなければなりません。ところが、そうした基本的な事が全く出来ていないのです。会社の経営が上手く行っていないと感じる人は、まず経理を厳格にすることから始めてください。
 家族間の信頼関係と同様に、会社経営でも、基本的にあらゆる情報が社員に共有されている必要があります。情報の透明性が、社員同士の信頼関係の構築の上で不可欠なものです。経営の分野で、1+1が2ではないように、社員が協調関係にあれば、大きな成果を生み出すことが出来ます。リーダーは個々の人物の才能を引き出すというだけではなく、チーム全体の信頼関係の醸成が出来る人物でなければなりません。要するに、技術力ではなく人間の器の大きさが重要なのです。
 こうした人間力は家族関係の中で、特に夫婦関係、そして親子関係の中で磨かれて行くものです。家族よりも会社経営の方を優先する者は、いずれ何らかの形で躓いてしまうと思っています。世界的な大企業の経営者が経営判断を誤り、多くの社員を路頭に迷わすといった事例は事欠きませんが、こうした会社の経営陣は、まず間違いなく家庭生活が破綻していると思っています。
 私の考えでは、経営者として成功するよりも、家庭の調和を保てる人物の方が、ずっと人間的に優れていると思っています。家庭でしっかりと子育てをした人物、家庭が円満な人物を社会が重用するようになれば、世界は瞬く間に平和になるでしょう。
人間としての器が大きいか否かは、比較的簡単に判ります。夫婦、親子という最も基本的な人間関係の中にあって、一切の隠し事が無いというのが基本です。皆さんがここからどの位離れているかで、器の大きさの大小を図ることが出来るでしょう。
 宇宙の中で、小さな領域に閉じ込められているカバール(陰謀団)の連中は、常に闇の中で行動します。彼らの計画が成功するか否かは、彼らが闇に隠れていられるか否かにかかっています。この嘘つきで卑劣な行為ばかりする最も器の小さな者たちは、人々が彼らに意識を向けただけで、暗闇の中から引きずり出され滅ぼされてしまいます。要するに、現在最強の権力を保持しているように見えるこうしたカバールを打ち倒すのは、実に簡単で、人々が彼らの存在と彼らのやっていることに、ただ気付けば良いだけなのです。認識の光がカバールを殲滅します。
 逆に言うと、彼らがのさばり続ける理由は、私たちが無知であり続けるからです。世界で起こっている事を、ありのままに見ないことが、その原因なのです。なぜ、ありのままに見る事がこれほど難しいのでしょう。それは、私たちが器の小さなカバールの連中と同様に器が小さく、嘘つきだからです。
(竹下雅敏)
――――――――――――――――――――――――
私たちの地域を豊かに幸せに。プラウト社会実現へ向けて。
文:seiryuuさん
3、支柱3、運動推進の両輪:高い透明性(情報の共有)。 

・ 世界を覆う闇:三種の神器

 「世界史上、今日のアメリカに報道の自由などというものはありません。それはあなた方も私も知っていることです。(略)・・・記者の仕事とは、真実を壊し、公然と嘘をつき、真実を歪曲し、人を中傷し、富の邪神にへつらい、国と同胞を売って、日々の糧を得るものであります。あなた方も私も、それを承知している。とすれば、報道の自由に乾杯するとは、なんとばかげたことでありましょうか?我々は、舞台の陰にひそむ金持ち連中の道具であり召使いなのです。我々は操り人形であり、彼らが糸を引けば、それに合わせて踊るだけです。才能も可能性も人生も、すべては他人の手の内にあります。我々は、知性をひさぐ娼婦なのです。

1880年、『ニューヨーク・タイムズ』紙のジョン・スウィントン記者が、ニューヨークプレスクラブのパーティにおいて「報道の自由」に乾杯がなされたことに対して行ったスピーチ。

 情報操作の点からいえば現在よりはるかにましであったはずの137年前に既に出されていた、ジョン・スウィントン記者のこの勇気ある告発に現在の世界の状況が明らか伺えます。つまり、マスコミの虚偽と隠蔽という闇で世界が覆われていること、マスコミを操るのが舞台裏の大金持ちであることを。この「陰で操つる大金持ち」とはいうまでもない資本主義の頂点にいる国際金融大資本家です。端的に示せば米国中央銀行FRBの所有家族群というと分かりやすいでしょうか。彼らは徹底的に事実を隠蔽することで莫大な資産を蓄え、絶大な権力支配権を獲得してきました。サーカー氏が「既得権を持つ人々は、意図的に搾取された大衆を無知なままにしておこうとします。なぜなら、それは人間の尊厳を否定するいい言い訳になるからです。経済の分野では、そのような偽善的主張が際立っていて卑劣です。これらの勉強のできる人々は、勉強のできない人々から、彼らの権利、人間としての尊厳、自尊心を奪い、自分の優越感を発達させます。同様に先祖伝来の莫大な財産を引き継いだり、他人を欺くことによって莫大な富を蓄積したり、資本の投資などで巨額の財を貯めた富裕者は、光や空気や水のようにこの宇宙の世俗の資源や資産は、すべての人間の共通の財産であることを忘れています。財産は誰か個人の所有物ではないことを忘れています。」と指摘するとおりです。

 彼ら国際金融大資本家には3つの優れた兵器いわば3種の神器を所有しています。それは以下のものです。

1.通貨発行権(信用創造権)。
2.財団(宗教法人も含む)。
3.マスコミ。

1.通貨発行権(信用創造権)これが彼らの力の源泉、主兵器たる神器。既に「お金の秘密・打ち出小槌物語」にて明らかにしました。貸出によって無からいくらでも通貨を作り出せる仕組みです。

2.財団(宗教法人も含む)これは彼らが蓄積した莫大な資産を隠蔽保持し次に相続させる神器です。個人所有の冨は課税されます。所有の財団に寄付する形で税務調査課税から免れ相続させる仕組みです。

3.マスコミ彼らの行状や正体へ大衆から目がむくのを徹底的にそらし欺き隠蔽するための神器です。彼らの行状正体に迫る情報は全て「陰謀論」として片付ける等がマスコミの任務です。

・高い透明性:情報の公開と共有は富の再分配に不可欠。

 プラウトは「宇宙の富の全てが生きとし生けるものの共有財産」とし、「公平な再分配」を主張します。そのためには世界を透明な状態にする情報の公開共有は必要不可欠です。実のところ真実の知識・情報そのものが冨であり貴重な宝です。そこでサーカー氏が「教育のある人とない人を区別する架空のラインをなくし、不合理な区別を取り払うために人間の尊厳が認められなくてはなりません。世俗の知識と精神的知識は光や空気と同じように無料でなくてはなりません。流れ続ける湧き水のように社会を活動的な状態に保たなくてはなりません。」と諭すのです。個人のプライバシー、また、特定の組織やコミュニティが苦労し経費をかけ研究して獲得した技術等、このようなものは当然保護されねばならず、情報公開の対象にはなりません。ただし、組織やコミュニティの活動の内容、資産、経理、またその組織やコミュニティの特長、長所、短所、課題等はその構成員全てが情報共有していなければなりません。例えばコミュニティの最小単位は家族ですが家族間で隠し事が多くあって信頼関係調和があるでしょうか?人間関係の信頼調和がよりよき活動を生みだします。プラウトはその具体的活動のモデルの中核に協同組合を置きそれの成功の必要要件が「正直で信頼にたるリーダー。ガラス張りの経理の厳格な管理運営」(この点は後述)としているのがその表れです。幸せな社会、互いの尊厳を認め合うには透明性が必然となるのです。

・透明な世界に:私たちの姿勢次第

 三種の神器によってこの世界が闇に覆われていると記しました。宗教、政治、経済、そして歴史、テクノロジー等々多くの知識・情報が独占され私たちには隠蔽されています。その意味では私たち一般大衆は被害者ともいえます。しかし責任がないわけでもありません。私たちが日常において嘘と隠し事を常とするならば三種の神器の所有者と本質的に同じです。立場が違うだけです。こういう姿勢が彼らの力を増大させました。この意味で私たちも彼らの支配に加担してきたのです。山積した問題課題がこの世界にあります。問題解決には事実を事実と認め事に当たる以外にないのは皆が同意するでしょう。真実を追求し向き合うことが不可欠です。しかし、実はこれにはおおいな勇気が必用なのです。世界の事実を本当に追求するとは自身の心がどうであったのかの事実を追求することと同義だからです。例えばイラクで多数の死傷者が出た。このことに自分はその時どう感じていたか?無関心だった。ではなぜ無関心でいられたのか?平気だったから。ではなぜ平気でいられたのか?・・・このように世界の闇に向き合うのは同時に自らの心の闇に向き合うことです。だから勇気がいるのです。そしてこの真実を追究し向き合う姿勢こそが世界を透明にしていきます。これ以外に本当の意味での解決方法はないのです。例えば現在の権力者を引きずり下ろし(現にそうなりつつあり大きな事ですが)、私たちの代表者をその座につかせたとします。ところが私たちが日常において嘘と隠し事を常としたままであるならば、私たちの代表者は当然嘘と隠し事を常とします。つまり同じ事の繰り返しになるに過ぎません。まさに「人間の心が変化しないならば、どんな問題にも永続的な解決を見出すことはできない。」のです。(注:他者の心を変化させることはできません。自分の心を変化させなければならないのでもありません。ただ静かに自分の心を見るのです。それが変化しているということなのです。これが勇気なのです。)