竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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間もなく現金は消滅する―犯罪対策か、資金の流通を完全に管理下に置く狙いか?
現金が消滅する日が近づいている。世界の主要通貨であるドルとユーロの最高額紙幣が今週、脅威にさらされた。
欧州中央銀行は既に500ドル紙幣の流通停止を呼びかけている。一方、
米国の元財務相ラリー・サマース氏は、100ドルや50ドル紙幣さえ流通停止すべきだ、と訴えている。著名なエコノミストや銀行のアナリストらもこの考えを支持している。
主張の根拠はいつも同じだ。現金は犯罪者やテロリスト、脱税犯に利用されている、というのだ。
しかし、異なる視点もある。
経済先進国でマイナス金利政策が広がっている。個人の預金の金利さえ間もなくマイナスになるかも知れない。それが銀行のクライアントらの気に入るはずがない。
大口預金者の一斉取り付けが起きれば、世界の銀行システムが壊滅するかも知れない。それを避ける最良の方法は、そのような可能性を人々から奪うことだ。つまり、現金の流通を止めることである。
そうすれば誰もがお金を銀行システムに預けることになり、
お金の流通は完全に管理下に置かれる。
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http://beforeitsnews.com/alternative/2016/02/gamechanger-of-2016-chinas-market-shaking-gold-strategy-rocks-anglo-american-financial-domination-3304316.html
(概要)
2月18日付け
中国は4月に人民元建てで金価格設定を始めるのでしょうか、そして中国はゲーム・チャンジャーとなるのでしょうか?
By Jason Hamlin
ここ数年間で、中国は秘密裡に相当量の金塊を買いあさってきました(金の爆買い!)。今や中国は世界最大の金の生産国であり消費国となっています。しかし
中国で生産された金は輸出されず国内に保管されていると言われています。
また、中国は海外から金を大量に買い占めると同時に世界の金塊を割引価格で次々に買収しています。
さらに中国はロンドン、ニューヨーク、スイスに保管していた自国の地金を持ち帰っています。
中国はロシアと共に世界中の金塊を大量に買いあさった後に、
英米金融機関や英米政府による貴金属の価格の不正操作を止めさせるのではないかとも言わています。
金の価格設定権が英米から中国に移されるなら、貴金属は自由市場レベルの価格に再設定され、
中国やロシアが大量に所持している金の価格が急騰するでしょう。
金の価格抑制(不正操作)が終わると、米長期国債の大量投げ売りや負債ベースの不換紙幣システムに対する世界の信頼もなくなります。
その結果、世界の金融市場における
中国、ロシア、その他のBRICS諸国の影響力が拡大し、これらの国々の通貨がより安定することになります。
そして、中国やロシアは、金の在庫が底をついているとされるアメリカに対しても戦略的にかなり優位に立つことになります。
中国は大量の金(公開された量だけでなく非公開のものも合わせて)を買いあさってきただけでなく、
上海黄金交易所(SGE、中国商品取引所)にて国際的な金の取引プラットフォーム
を開設したのです。
SGEは世界最大の金の交易所になりました。ここで取引されているフィジカルゴールド(金塊)の量はCOMEXで取引されているペーパーゴールドの52倍です。
2016年の第一週目に、中国は海外の金融機関に対し、
人民元建ての金の価格設定に賛同しなければ中国から金を輸入することはできないと警告しました。
4月に史上初めて
人民元建てで金価格が設定されることになれば、中国は金の価格を高騰させるゲームチャンジャーとなる可能性があります。
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