ブラジルの第32代大統領フェルナンド・コロール・デ・メロ氏の元夫人が、自分の敵達を斥けるため黒魔術の儀式に凝っていたとして元大統領を非難した。リア・ノーヴォスチ通信がブラジルTV「
Globo」の報道を引用して伝えた。
コロール元大統領の夫人だったローザンさんはTVのインタビューの中で「儀式を執り行う場所として、私邸や墓場が使われた。そこでは生贄が捧げられ、そのために鶏や牝牛、牡牛が使われた。儀式を指導したのは、マリア・セシリアという名の魔法使いで、彼女は後に、福音派の聖職者となり教会音楽のCDさえ出した」と語った。
コロール氏は、1989年の軍事独裁終了後の選挙で当選した初めてのブラジル大統領で、90年から92年まで大統領ポストにあったが、汚職疑惑により辞任した。
現在ローザンさんは、コロール元大統領夫人時代の事を本にまとめており、その中では自分が直接目にした黒魔術の儀式について書くつもりだとの事だ。