竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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トランプ政権はもはや終わったか?
引用元)
マスコミに載らない海外記事 17/2/8
Paul Craig ROBERTS
2017年2月6日
(前略)
トランプの国防長官、マティス大将、“狂犬”というあだ名の通りであることが明らかになった。彼はイランは“世界最大のテロ支援国家”だと宣言したばかりだ。この暗愚な言いがかりの証拠が一体どこにある? そんなものは皆無だ。
真実を言えば、テロ国家は世界に二つしかない。イスラエルとアメリカだ。
(中略)
全ての既知のイスラム・テロリストは、アメリカ政府が作り出したものだ。
(中略)
ワシントンがウクライナ政府を打倒した事実には議論の余地はない。ところが洗脳されたアメリカ人の大多数は、イランがテロ国家だという偽ニュースを信じているのと同様に、ロシアがウクライナを侵略したと思い込んでいる。
(中略)
現代のイランは、服従して、ワシントンの属国になるのを拒否している以外、何の犯罪もおかしていない。
(中略)
イランは膨大な天然資源に恵まれた大国だ。
(中略)
ロシアとの正常な、威嚇的でない関係を回復したいと望むなら、トランプにとって、イランは標的として最も不適当だ。
(中略)
イランに対する威嚇に、イスラエルの影響が働いているのが見えるだろうか?
(中略)
シリアもイランも、ナイル川からユーフラテス川までという、イスラエルの大イスラエル政策の邪魔になっている。
(中略)
中国の勢力圏に介入するというマティスとティラーソンの威嚇も我々は耳にしている。トランプの被任命者たちは、もしトランプ政権が、イランと中国に照準を定めれば、ロシアとの関係を良くすることは不可能であることを理解することができないように見える。
(中略)
記事原文のurl: http://www.paulcraigroberts.org/2017/02/06/trump-administration-already-paul-craig-roberts/
(以下略)
2017年2月6日
(前略)
トランプの国防長官、マティス大将、“狂犬”というあだ名の通りであることが明らかになった。彼はイランは“世界最大のテロ支援国家”だと宣言したばかりだ。この暗愚な言いがかりの証拠が一体どこにある? そんなものは皆無だ。
真実を言えば、テロ国家は世界に二つしかない。イスラエルとアメリカだ。
(中略)
全ての既知のイスラム・テロリストは、アメリカ政府が作り出したものだ。
(中略)
ワシントンがウクライナ政府を打倒した事実には議論の余地はない。ところが洗脳されたアメリカ人の大多数は、イランがテロ国家だという偽ニュースを信じているのと同様に、ロシアがウクライナを侵略したと思い込んでいる。
(中略)
現代のイランは、服従して、ワシントンの属国になるのを拒否している以外、何の犯罪もおかしていない。
(中略)
イランは膨大な天然資源に恵まれた大国だ。
(中略)
ロシアとの正常な、威嚇的でない関係を回復したいと望むなら、トランプにとって、イランは標的として最も不適当だ。
(中略)
イランに対する威嚇に、イスラエルの影響が働いているのが見えるだろうか?
(中略)
シリアもイランも、ナイル川からユーフラテス川までという、イスラエルの大イスラエル政策の邪魔になっている。
(中略)
中国の勢力圏に介入するというマティスとティラーソンの威嚇も我々は耳にしている。トランプの被任命者たちは、もしトランプ政権が、イランと中国に照準を定めれば、ロシアとの関係を良くすることは不可能であることを理解することができないように見える。
(中略)
記事原文のurl: http://www.paulcraigroberts.org/2017/02/06/trump-administration-already-paul-craig-roberts/
(以下略)
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ロシアが、イランに関するトランプ氏の発言に反応
転載元)
ParsToday 17/2/7
ロシアのラブロフ外務大臣が、イランとテロリズムの関係についてのアメリカの主張を否定し、「基本的な問題はISISを代表とするテロリズムだ」と述べました。
IRIB通信によりますと、ラブロフ外相は、ロシアの首都モスクワでベネズエラのロドリゲス外務大臣と共同記者会見を行い、アメリカのトランプ大統領の主張に対して、「イランは保有するあらゆる能力と共に正しい道を進んでおり、テログループとつながりがないばかりか、ISIS対策に関わっている」と語りました。
ロシア大統領のペスコフ報道官も、6日月曜、記者団を前に、イランをテロ支持者と呼んだトランプ氏の発言に関して、「このような立場に賛同しない」と述べました。
トランプ大統領は5日日曜、アメリカやその同盟国によるシリアやイラクで活動するテログループへの支援については触れずに、イラクとシリアの政府へのイランの支援はテロ支援だとしました。
IRIB通信によりますと、ラブロフ外相は、ロシアの首都モスクワでベネズエラのロドリゲス外務大臣と共同記者会見を行い、アメリカのトランプ大統領の主張に対して、「イランは保有するあらゆる能力と共に正しい道を進んでおり、テログループとつながりがないばかりか、ISIS対策に関わっている」と語りました。
ロシア大統領のペスコフ報道官も、6日月曜、記者団を前に、イランをテロ支持者と呼んだトランプ氏の発言に関して、「このような立場に賛同しない」と述べました。
トランプ大統領は5日日曜、アメリカやその同盟国によるシリアやイラクで活動するテログループへの支援については触れずに、イラクとシリアの政府へのイランの支援はテロ支援だとしました。
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イラン司法府人権本部書記が、「核合意の再協議は危険」
転載元)
ParsToday 17/2/6
イラン司法府人権本部のモハンマド・ジャヴァード・ラーリージャーニー書記が、(中略)…戦略的な地域のエネルギー資源の支配が、イスラム革命勝利前からアメリカが追求している非合法な目的だとし、「イスラム革命はアメリカによる西側の覇権を地域で問題に直面させた」としました。
さらに、イランのイスラム体制にダメージを与え、テロ支援とイラン恐怖症によってイスラムの目覚め運動をコントロールしようとする西側の努力について触れ、「彼らはイランとの戦争を考えていない。なぜならイランはこの金銭的負担が多い戦争に力強く勝利するからだ」としました。
ラーリージャーニー書記は、「アメリカは核合意を破棄しようとすらしていない。彼らの目的は単にイランに圧力をかけ、前政権が以前から計画していた制裁を継続するためにこの合意を利用することだけだ」としました。
さらに、イランのイスラム体制にダメージを与え、テロ支援とイラン恐怖症によってイスラムの目覚め運動をコントロールしようとする西側の努力について触れ、「彼らはイランとの戦争を考えていない。なぜならイランはこの金銭的負担が多い戦争に力強く勝利するからだ」としました。
ラーリージャーニー書記は、「アメリカは核合意を破棄しようとすらしていない。彼らの目的は単にイランに圧力をかけ、前政権が以前から計画していた制裁を継続するためにこの合意を利用することだけだ」としました。
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イラク首相府、トランプ大統領の主張に反発
転載元)
ParsToday 17/2/3
イラク首相府が、イラクへのイランの影響力拡大に関するアメリカのトランプ大統領の主張を受け、イラクの独立と領土保全を強調しました。
(中略)
イラク首相府の報道官は、2日木曜、(中略)…「イラクは現在、国民の代表が選んだ政府によって運営されている」と語りました。
(中略)
さらに、「イラクは独立国であり、世界の多くの国と相互利益や関係を有している。この関係や相互の利益は、イラクの決定の独立や領土の保全を無視するものではない」としました。
トランプ大統領は、「アメリカは3兆ドルをイラクで費やしたが、イランの方が急速にイラクに影響力を及ぼしている」と主張しました。
(中略)
イラク首相府の報道官は、2日木曜、(中略)…「イラクは現在、国民の代表が選んだ政府によって運営されている」と語りました。
(中略)
さらに、「イラクは独立国であり、世界の多くの国と相互利益や関係を有している。この関係や相互の利益は、イラクの決定の独立や領土の保全を無視するものではない」としました。
トランプ大統領は、「アメリカは3兆ドルをイラクで費やしたが、イランの方が急速にイラクに影響力を及ぼしている」と主張しました。
世界中の人々が、トランプ政権の真意は何かを懸命に探ろうとしています。一連の記事を見ると、トランプ大統領はイラクでイランの影響力が大きくなる事を懸念しているように見えます。またイランの言い分は、アメリカの目的は中東での“戦略的な地域のエネルギー資源の支配”だとし、核合意を利用して“イランに圧力をかけ…制裁を継続する”ことだとしています。ロシアのラヴロフ外相は、アメリカの、イランが“世界最大のテロ支援国家”だとする主張を否定し、“イランは…正しい道を歩んでおり、テログループとのつながりがないばかりか、 ISIS対策に関わっている”と語っています。
アメリカの主張に対する全面的な否定ですが、これは冒頭のポール・クレイグ・ロバーツ氏も主張しているように、ありのままの事実です。氏もトランプ政権の言動に困惑しているように見えます。対テロ戦争の観点から、今後アメリカがロシアと共に対テロ戦争を進めていく上で、イランはとても重要な国です。なので、イランを敵視しながらロシアと協調して行くというのは無理な話です。また、ロシアと中国は深い信頼関係でつながれており、やはり中国に威嚇的な態度を取って、ロシアとは仲良くしようとすることには無理があります。
百歩譲って、トランプ政権の理不尽な振る舞いを何とか理解しようとすれば、トランプ氏はビジネスマンであり、喧嘩腰の強い態度に出た後で笑顔で握手をすることで、自分の望む成果を得る過去のビジネス上での成功体験を、政治の世界に応用しようとしているのかも知れません。
カバ−ルとの戦いに立ち上がったという意味で、トランプ政権は高く評価出来るですが、こと政治の分野で全く素人であることが、多くの人々を困惑させていることは確かです。しかし、当のトランプ大統領とバノン氏はそれを楽しんでいるように見えます。