オルゴナイトの可能性を探る 〜第五章 オルゴナイトの設置パターン

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オルゴナイトの設置パターン


はじめに


前章ではオルゴナイトの設置方法と、効果が出るために必要な条件について解説しました。また建物に設置する場合は、気のレベルでの調整が必要になるなど、難易度が高くなることもお伝えしました。今回は、さまざまな設置パターンと、パターンごとの難易度・課題について紹介したいと思います。ご自身の状況にとって最適な設置方法を見つけて、設置を試してみてください。


さまざまな設置パターン


1,寝室だけに設置する(難易度:★★)


睡眠は、人間が一日のうち約1/3の時間を過ごし、脳を含めた身体組織を回復させている重要な時間です。この睡眠中の電磁波への被爆は、健康に大きな影響を与えるようです。例えばドイツ建築生物学会(バウビオロギー学会)では、「寝室」についての電磁波や化学物質の厳しい基準を定めています。

障害物が少なく、小さな範囲である寝室だけをオルゴナイトで守るのは、気のレベルの調整を必要とせず比較的容易です。6畳(約3m四方)の寝室であれば、ピラミッド型オルゴナイトの角度の許容範囲は約1.5度です。
難易度に対して、非常に効果的な設置パターンと考えられます。

1点難関があるとすれば、室内でコンパスを使うと正確な磁北を出すことは難しい場合が多いことです。これについては下のコラムを参照して下さい。

◇ 磁北を出す難しさ ◇

上のように寝室にオルゴナイトを設置するためには、方位ライン、特にまず南北を結ぶラインを床の上に写し出すことが必要になります。そのためにはコンパスを使います。

しかし、シャンティ・フーラの社屋の中で実際にコンパスを使った経験では、測る場所によって数度以上のずれが出てしまうことが判りました。正確さを期して、ブレーカーを落とす(屋内配線は磁場を発生します)、壁・床から50cm以上離して計測するといった工夫を行いましたが、それでも「これが正しい磁北だろう」という角度を出すことはできませんでした。

床から離れた場所で、コンパスと水糸で磁北を測定している所

原因は不明ですが、丁度、北の方角になる場所が倉庫になっており、そこには大量の金属製の棚が入っていました。これが室内で磁北を計測する上で、地磁気の流れを妨げていたのではないかと考えています。

結局、建物の外で磁北を測ることにしました。


屋外では7箇所での測定値を、約0.6度の誤差範囲に収めることができました。たった6畳の寝室でもずれの許容範囲は1.6度です。正確な磁北を出すことは重要であり、かつ大変で手間がかかるといえます。

ところで、コンパスと言って一般に頭に浮かぶのは、方位磁針=磁気コンパスです。しかし、このほかにも「GPSコンパス」という種類のコンパスがあります。これは人工衛星の信号を利用しますので、金属のような地磁気の乱れを起こすものの影響を受けません。一般の方が購入するのは難しい価格の機器ですが、もしレンタルできるところがあれば、正確な磁北を出す上でのハードルは下がるかもしれませんね。


2,ちょっとした避難場所として設置する(難易度:★)


なかなかアヤシイ光景ですね。(笑) 約2m四方の小さな「電磁波被害避難所」です。この工作物は、コンパスを貼り付けて回転させることができ、磁針を北の方位ラインに合わせさえすれば、あとはオルゴナイトを置くだけで防御エリアを形成できます。

この構造ではとてもこの中で寝ることなどできませんが、改善すれば1坪(4畳)ほどの防御エリアは簡単に展開できるようになると思います。瞑想や睡眠など休息のための空間、パソコン仕事など電磁波を浴びる仕事を行うための空間を、インスタントに作りたいという用途にはこのような方法が良いかもしれませんね。


3,建物全体に設置する(難易度:★★★★★)


建物の中に円錐型オルゴナイトを、外周にピラミッド型オルゴナイトを配置します。建物のどこに居ても、建物の外からやってくる電磁波だけでなく、建物の中で電気製品を使っている時に浴びる電磁波まで防御できます。このパターンで自宅に設置するという方策は、電磁波対策として最も理想的といえます。

課題は前章でも説明しましたが、ピラミッド型オルゴナイトを正確に設置するのが困難であることです。円錐型オルゴナイトとピラミッド型オルゴナイトの間の距離が長い(ずれの許容範囲が狭い)こと、壁という障害物があること、最終的に気のレベルでの微調整が必須であるということが、難易度をきわめて高くしています。

また、たとえ設置に成功したとしても、屋外にピラミッド型オルゴナイトを設置するとなれば、風雨や人・物の衝突といった外的要因により、位置・方向がわずかに変化し、効果が失われてしまう可能性があります。直射日光による劣化も考えられます。土の中に埋めるほか、セメントなどを使いしっかりと固定する対策も必要と考えられます。

現実にこの方法で、設置が成功できる人がどれくらいいるのか、かなり未知数です。実際にシャンティ・フーラの社屋でどのように設置を行ったのかは、次回以降の記事に譲りたいと思います。

(2018/2/9 追記: 同じ建物でも、屋内(建物の外壁のすぐ内側)に設置する方法があり、これならより容易です。外壁という障害物が無いこと、中心からの距離が短いこと、劣化や風雨の心配がないこと、床はほぼ水平であることなどが理由です。)


4,建築の途中に設置する(難易度:★★★★)

建物の基礎ができたばかりの状態

先に述べたように、一旦壁ができてしまうと建物への設置が難しくなります。しかし、もし建築の途中で現場に入り込んで作業ができるならば、設置が容易になる可能性があります。例えば上の写真のように基礎ができたばかりのタイミングで、ピラミッド型オルゴナイトを埋設しておくのは良い方法かもしれません。円錐型オルゴナイトは高い所に置く必要がありますから、建物の傾きを直す「建て起こし」以降、床が貼られるまでの間に設置するとよいのではないかと思います。

他にも「ここで設置しておくと楽」というタイミングはありそうですが、工務店に工事を依頼すると、施主が入り込んで自由に作業が出来るチャンスは限られてきます。しかし、もし自宅をセルフビルドしているような状況であれば、いくらでも楽な設置方法が考えられるのではないかと思います。

また、建物ではなく、造成したての敷地全体に設置する手も考えられます。(ただし、円錐型オルゴナイトをどうやって高い所に正確に置くかが課題です。)


5,自治体に設置する(難易度:?????)

街の画像の出典: Wikimedia [Public Domain]

自治体単位でオルゴナイトを設置することで、街のどこに居ても全市民が電磁波の悪影響から守られるようになるというアイデアです。予算と企業力を注ぎ込み、役所の屋上に巨大な円錐型オルゴナイトを設置。ヘリコプター・ドローン・レーザー・GPS、ありとあらゆる先進的技術を駆使し、市町村全域を巨大な防御エリアで囲います。

過疎化に悩む自治体にとって、この電磁波汚染の時代に人を呼び込む売ってつけのアピールポイントとなること間違いありません。こんな街なら住んでみたいし、子どもを育てるのにも安心。ここまでくるとかなり妄想の域なのですが、どこかの首長さん、取り組んでみてくださいませんでしょうか。


現実的な方法は?


理想は建物全体を守ることですが、これは現実には大掛かりで難しいものです。第3章で製作したサイズのオルゴナイトを使うとして、現実的な電磁波対策の方法は何でしょうか?

シャンティ・フーラとしては、まず「1,寝室だけに設置する」の方法で睡眠中に受ける電磁波をオルゴナイトで守っていただく。そして、起きている時は、オルゴナイトと同様に気のレベルで電磁波から身を守ることができる、当社の「ピヨちゃんマーラー(金色)」を身に着けて活動していただくのが最も現実的な方法ではないかと考えています。

(左)ピヨちゃんマーラー /(右)寝室への設置

ご自身の電磁波対策だけであればピヨちゃんマーラーを身に付けるだけで事足りるのですが、これを寝ている時に着用するのは、寝返りによって首に巻き付いてしまう恐れがあります。また、睡眠によって休息をとっている時に、活動(気の放出)向けに作られた金色のマーラーを身に付けることはおすすめできません。そこで寝室は、マーラーのかわりにオルゴナイトで守るというわけです。


ただ発生源の近くに置く方法は?


ここで一点。前回まで設置方法についてご紹介してきましたが、オルゴナイトについて少し知っている方はひとつの疑問を持たれると思います。「単にオルゴナイトを電磁波の発生源の近くに置くだけでは、効果がないのか?」という点です。

色々やってみましたが…

これについてはシャンティ・フーラ内で実験を行い、竹下氏が気の感覚により検証を行いました。発生源の上に一個載せたり、横に複数個置いたりといった色々なパターンを試しました。

結果は、 “何かが起こっている”というような微妙な変化は感じられるものの、「効いているうちに入らない」ということでした。なお、念のために電磁波測定器を用いて測ってみても、数値の変化は見られませんでした。

単にオルゴナイトを置いても電磁波対策の効果は無いと考えられる、というのがシャンティ・フーラの見解です。


おわりに


いろいろな設置パターンをご紹介したことで、具体的な電磁波対策のイメージが湧いたのではないかと思います。次回からは、実際の設置の参考にしていただけるよう、シャンティ・フーラの社屋ではどのようにオルゴナイトを設置してみたのか、ご紹介したいと思います。

(シャンティ・フーラ スタッフ るぱぱ)

◇ 免責 ◇

本連載記事で紹介している電磁波対策は、あくまでシャンティ・フーラの独自の視点で実験を行い、その結果に基づいて提供している情報です。情報はできる限り正確に提供できるよう務めておりますが、活用にあたってはご自身の責任で行ってください。情報の使用により生じる損失・損害について当社は責を負いかねます。
また製作・設置・効果の有無等に関する個別の質問・相談には、当社はお答えいたしかねます。ご了承ください。

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