[Sputnik]米軍の公式雑誌が、シリアにおけるロシアの勝利を伝えた ~シリアに長期駐留するつもりの米軍をイランは許さない~

竹下雅敏氏からの情報です。
 シリア政府軍による東グータ解放作戦は、シリア勝利に終わり、西側の陰謀は成功しないと予想していましたが、どうやら今のところ、その方向で動いているようです。スプートニクでは、米軍の公式雑誌がシリアにおけるロシアの勝利を伝えたとあります。
 米軍はシリアに長期間駐留するつもりですが、イランはそれを許さないと発言しています。おそらく、米軍はシリアに留まることは出来ないでしょう。
 フルフォード氏によれば、現在のアメリカ合衆国の真の大統領は、ジョン・ケリー首席補佐官だとのこと。これは案外当たっているかも知れません。私は今のトランプ政権内の人物で、ジョン・ケリー氏は最も信頼できる人物の1人だと思っています。
 トランプ政権では、キッシンジャー外交が成果を上げつつありますが、ジョン・ケリー氏は全体を把握しており、地球の平和に貢献出来る人物だと思っています。私が見たところ、彼はマティス米国防長官やマクマスター補佐官とは異なり、中東から米軍を撤退させる意思を持っていると考えています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米軍の公式雑誌、シリアにおけるロシアの勝利を伝える
転載元)
米軍の雑誌Military Reviewは、「軍事的ならびに政治的行動の印象的な有効性、柔軟性、調整を備えた」ロシアは、シリアで勝利を収めたとの記事を掲載した。

スプートニク日本

記事では、ロシアは「ジュネーブ・プロセス(国連後援のシリア和平交渉)の独占権」と「米国の外交的主導権を打ち破る」ことに成功したと指摘されている。

さらに、ロシアはサウジアラビアからイランまで地域のほぼすべての主要プレーヤーと生産的な関係を築くことができたとされている。

また、ロシアが活動を開始した後、その立場が「自分が有利なようにジュネーブ交渉への自身の参加条件を述べることができるほど高まった」シリアのアサド大統領は、権力を保持したと指摘されている。
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アサド大統領「西側が提起する「休戦」をシリアで訳すと「シリア軍が進軍する」という意味になる」(2018年3月4日)
(前略)



(中略)

記者団の質問に対するアサド大統領の主な発言は以下の通り:

**

国連の決議で用いられている(停戦の)概念はともかく、(中略)...米国を筆頭とする西側諸国が期待していた通りのかたちにはならなかった…。現行のかたち(採択された決議)は、比較的良いもので、民間人を保護すると同時に、「テロとの戦い」を実現できるようになっている。一方、テロリストは首都ダマスカスを引き続き砲撃する命令を与えられた…。その証拠が、数日前に英国によって提示された新たな決議案と前の決議(第2401号)の違いだ…。(西側諸国は)前の決議で何の結果を達成できなかった。そこで、彼らは別の決議を検討し…、テロリストによる無垢の民間人への砲撃を続けられるようにしようとしている。(中略)...グータでの作戦は「テロとの戦い」の一環だ。国連で決議が審議されるタイミングは、武装集団側の弱体化に伴うことがほとんどだ

(中略)

「西側諸国の有志連合について次のように言うことができる。この有志連合はダーイシュ(イスラーム国)の航空部隊だ、と…。

(中略)

西側は今やダーイシュを支援し、ヌスラ戦線(シャーム解放委員会)、ダーイシュ、そのほかの過激派を守っているのだ」。

(以下略)


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配信元)
 
 

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