注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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<税を追う>護衛艦や潜水艦 兵器予算を補正で穴埋め
引用元)
東京新聞 18/11/1
護衛艦や潜水艦を建造するための防衛省の予算要求を巡り、財務省の査定で本予算(当初予算)に盛り込まれなかった分が、そのまま補正予算に計上されているケースのあることが本紙の調べで分かった。
二〇一三年度以降の六件の艦船建造費で、本予算と補正の合計額が防衛省の要求額とぴたり一致した。
当初予算の不足分を補正予算で補填(ほてん)している格好だ。
補正予算は本来、自然災害や不況対策として組まれるもので、補正の趣旨から外れているとの指摘が出ている。
(中略)
補正予算の理由を防衛省は「装備品を早期に整備するために前倒しした」と説明するが、艦船の建造で完成時期が早まったケースはなかった。
受注企業の関係者も「建造工程はぎっちり決まっており、途中から早まる余地は基本的にはない」と話している。
(中略)
◆防衛費ありのまま示せ
防衛省がここ数年、艦船の建造費を本予算と補正予算とに振り分けていた背景には、安倍政権で米国製兵器の導入が急拡大し、ローン(後年度負担)残高が急増していることがある。
財政法上、補正予算の要件は厳格ではない。年度当初からの事情変化や緊急性という名目があれば、あとは「政府の裁量」(財務省担当者)の枠内となる。
(以下略)
二〇一三年度以降の六件の艦船建造費で、本予算と補正の合計額が防衛省の要求額とぴたり一致した。
当初予算の不足分を補正予算で補填(ほてん)している格好だ。
補正予算は本来、自然災害や不況対策として組まれるもので、補正の趣旨から外れているとの指摘が出ている。
(中略)
補正予算の理由を防衛省は「装備品を早期に整備するために前倒しした」と説明するが、艦船の建造で完成時期が早まったケースはなかった。
受注企業の関係者も「建造工程はぎっちり決まっており、途中から早まる余地は基本的にはない」と話している。
(中略)
◆防衛費ありのまま示せ
防衛省がここ数年、艦船の建造費を本予算と補正予算とに振り分けていた背景には、安倍政権で米国製兵器の導入が急拡大し、ローン(後年度負担)残高が急増していることがある。
財政法上、補正予算の要件は厳格ではない。年度当初からの事情変化や緊急性という名目があれば、あとは「政府の裁量」(財務省担当者)の枠内となる。
(以下略)
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配信元)
防衛省の兵器予算を「本来、自然災害や不況対策として組まれる補正予算」で穴埋め発覚=東京新聞スクープ https://t.co/ZB3EIgozZz pic.twitter.com/cLV6VvFBwC
— 岡三マン (@okasanman) 2018年11月1日
コレ悪質!
— カクサン部長 (@kakusanbuchoo) 2018年11月1日
米国製武器を大量購入し、本予算で賄いきれないから、本来、災害対策などに使うべき補正予算をちょろまかしてる。元防衛省幹部も「何でもありになっている」「補正で支払い前倒しし、本予算でさらに買う枠できる」とも。
これで消費税10%なんてあり得ない! https://t.co/AA2kQ6XMpY
「ローン」ですよ。これから払うんです。5兆円。何年もかけて。税金から。
— sarah(アベ最後の日) (@lovelovesarah) 2018年10月31日
今の若い人たちが払うんです。5兆円。
足りなきゃ増税するでしょうね。
しかもこの「5兆円」、兵器代です。
ちなみに今「孤立」してるの、日本です。北朝鮮じゃありません。 https://t.co/bQyFZCXRBf
衆院予算委。
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2018年11月1日
立民本多「財源がない財源がない、と言って社会保障がどんどん削られていってる。ところが防衛費を見てみると信じられない事になっている。どういう事なんですか、これは!(怒」 pic.twitter.com/sTyHKNtszf
イージスアショアたくさんお買い上げありがとうございます。つきましてはおまけとして東京・神奈川に敵ミサイルやテロをおびき寄せる標的をつけてあげましょう。どうか命がけで米軍司令部を守る為に、もっともっと米軍兵器を買って頂戴な。防衛費を増やして頂戴な。
— 日向あつし (@AtsushiHinata) 2018年10月31日
護衛艦や潜水艦の建造費について当初予算に盛り込まれなかった分が、そのまま補正予算に計上されていたことが発覚しました。補正予算は本来、自然災害や不況対策など予期せぬ事態のために組まれるものですが、防衛省の艦船建造費の要求額が、本予算と補正予算の合計額にピッタリ一致したという感心するほど勝手な税金の使い方です。
今回発覚したような年度が異なる補正予算と当初予算をセットで組むやり方は、安倍政権下の2014年以降から行われています。それと言うのも、米国製兵器の購入額が急拡大するにつれて、ローン残高も急増したことが背景にありました。「兵器ローンの支払いをそのまま当初予算に盛り込むと、新たな装備品購入などの自由枠が縮小する」ため、補正予算に振り分けることで、さらに兵器購入の枠を確保しようという目論見です。
予算委員会のツイートに見られるグラフのピンクの部分はローンの額で5兆3千億円、すでに単年度予算を超えています。そこに持ってきて、アメリカは相模原にミサイル新司令部を作ったよ、と日本政府に通知したようで、早くも防衛費負担増の懸念が上がっています。
社会保障費をがっつり削って、消費税を奪っておいて、ツケで巨額の兵器を買ってよいなどと国民は許可した覚えはないぞ。