注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
世界に嘲笑されるような過剰接待を繰り広げたトランプ来日。(中略)… 27日の首脳会談後、トランプ大統領は満足げにこう語った。
「日本は米国の防衛装備の最大の買い手となった。新たなF35ステルス戦闘機を105機購入すると発表した。米国の同盟国のなかで日本がもっともF35を保有することになる」
(中略)
こうした爆買いによって(中略)… 昨年末に閣議決定された「中期防衛力整備計画」では、2019から2023年度に調達する防衛装備品などの総額は、なんと約27兆4700億円程度と過去最高水準に達した。(中略)… さらに問題なのは、購入した武器のローンだ。2019年度の防衛費は過去最大5兆2574億円だが、アメリカから買い上げた兵器と国産装備品を合わせると、そのローン残高は2019年度で5兆3000億円を超える。つまり、過去最大を更新しつづけている年間の防衛予算よりも、ローン残高のほうが大きくなっているのだ。
(中略)
結局、過剰接待の成果とは、参院選後に関税大幅引き下げという先延ばし工作でしかなく、党利党略のために国民の税金を使い、借金を増やしてまで大量の武器購入がなされるのだ。
(以下略)
首相、「空母化」を約束 大統領、F35「105機」歓迎
(中略)
これに関してトランプ氏は、日本政府がF35ステルス戦闘機を105機追加購入することを「日本は同盟国の中でも最大規模のF35戦闘機群を持つことになる」と歓迎。「まもなくこの護衛艦が、これらの最先端の航空機を搭載できるよう改修される。この素晴らしい新しい装備で、護衛艦はわたしたちの国々を守ってくれる。さまざまな地域の紛争、また、離れた地域の紛争にも対応してくれることになる」と述べ、「日本防衛」とは無縁の海外の米軍主導の紛争への参戦を期待しました。
(以下略)
【悲報】
— YOKO(予算委員会まだぁ?) (@granamoryoko18) May 28, 2019
トランプの締めの言葉の最中に
通訳かぶせて、トランプ憮然
更に通訳が言い終わる前に
拍手しようとして手を引っ込める
安倍sorry...
ひとの話はちゃんと聞こうね。 pic.twitter.com/KTZRbGEmEQ
えー?自衛隊がアメリカ国民を護ってるの?
— indigo (@ingigo33) May 28, 2019
安倍とトランプが乗艦した事実上の空母になる自衛隊最大の艦艇「かが」だけど、2015安保法制質疑の時に私が「え!?」と驚いた事を再び書いておく。
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) May 28, 2019
火器は全て米軍の機械的な管理下にあって独自判断で発射出来ない。リモコンの弾除けだ。傭兵以下の扱い。防衛させられるのは、日本ではなく米艦なのだ。 pic.twitter.com/gu2b68dmGy
「自衛隊はアメリカ人を守ってくれている」とトランプが語ったが、それを和訳するニュースはありませんね。米国の核の傘で守られているという幻想で、実は日本が米軍を守る? 金を出して? 異常な同盟! https://t.co/B4ufK7Z4vi
— mko (@trappedsoldier) May 29, 2019
このフィリピン国防大臣のような声が日本政府の中から全く聞こえてこないことが非常に心配である。日米同盟は神聖化すべきではない。
— 布施祐仁 (@yujinfuse) May 29, 2019
「わたしが心配しているのは、(アメリカの)保証がないことではない」「我々が求めていない、欲していない戦争に巻き込まれつつあることだ」 https://t.co/rWIGpuAe6O
改修された「いずも」型護衛艦の活動範囲は、日本の太平洋側の防衛だけでなく、インド太平洋全域、場合によってはさらにその外も想定しているのではないでしょうか? 米軍の作戦への協力も含めて。「かが」でのトランプ大統領のスピーチでは、そのような期待を述べていました。 https://t.co/0XZkaLg224
— 布施祐仁 (@yujinfuse) May 29, 2019
とうとう自衛隊は、米軍の「補強部隊」にされてしまった・・・。憲法も主権もへったくれもない政策を推し進めたのが、安倍政権。
— 拓建代表清算人 (@endmoto) May 29, 2019
ツイートには、“えー?自衛隊がアメリカ国民を護ってるの?”とありますが、インドア派キャンパーさんのツイートにある通り、むしろ、“防衛させられるのは、日本ではなく米艦”だということではないでしょうか。要するに、日本は米軍の「二軍」という位置づけ、悪く言えば、“傭兵以下の扱い”でしょう。
多くの日本人は、アメリカが日本を守ってくれていると考えているのですが、これは全くの幻想で、彼らにすれば米兵の命が何よりも大切なのです。
シリアでの戦いで、米軍は彼らが養成したダーイシュ(ISIS)を用いたように、日本の自衛隊は“インド太平洋全域、場合によってはさらにその外”の紛争に投入される駒なのです。自衛隊員の命がどれほど軽く見られているかがわかります。