ダイヤモンド・プリンセス号の中に「常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」 ~神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授が現場に潜入

竹下雅敏氏からの情報です。
 今日の編集長の記事で、すでに取り上げている動画ですが、神戸大学医学研究科感染症内科の岩田健太郎教授は、2月5日の時点では、“日本では…感染経路の遮断など、概ね上手くいっている”とか“メディアは危険性を伝えすぎだ”と発言していて、時事ブログでは「専門家と称するいかがわしい人たちがメディアで嘘ばかり言う」と批判していた中に岩田健太郎教授も入っていたわけですが、ダイヤモンド・プリンセス号の異常な感染拡大に疑問を持ち、実際に現場をその目で見て驚愕したようです。
 冒頭の動画はある意味で歴史的なものなので、是非ご覧ください。時間の無い方は、BBCのインタビュー動画「感染症の専門家、客船内の感染対策を批判 BBCが独占取材」をご覧ください。
 それにしてもダイヤモンド・プリンセス号の中に「常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない」というのは驚きました。DMAT(災害派遣医療チーム)の中に感染対策の専門家がいないという状況は、想像の斜め上すぎて言葉を失ってしまいます。
 ところで動画の中で岩田健太郎教授が、“岩田に対してすごいムカついた人がいると、誰とは言えないけど…”と言っているのですが、その人物は橋本岳厚生労働副大臣らしい。橋本龍太郎元総理の次男です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。
配信元)
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ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機 なぜ船に入って一日で追い出されたのか(岩田健太郎先生の動画から文字起こし)
引用元)
(前略)
アフリカに居ても中国に居ても怖くなかったわけですが、ダイアモンドプリンセスの中はものすごい悲惨な状態で、心の底から怖いと思いました。これはもうCOVID-19に感染してもしょうがないんじゃないかと本気で思いました。
 
レッドゾーンとグリーンゾーンというんですけど、ウイルスが全くない安全なゾーンとウイルスがいるかもしれない危ないゾーンというのを(中略)… きちっと区別することによってウィルスから身を守るというのは我々の世界の鉄則なんです。ところが、ダイヤモンド・プリンセスの中はグリーンもレッドもグチャグチャになっていて(中略)… DMATの職員それから厚労省の方、検疫官の方がPCR陽性になったという話は聞いてたんですけどそれはもう「むべなるかな」と思いました。
(中略)
そもそも常駐してるプロの感染対策の専門家が一人もいない。(中略)… やってるのは厚労省の官僚たちで、私も厚労省のトップの人に相談しました、話しましたけど、ものすごく嫌な顔されて聞く耳持つ気ないと。
(以下略)
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配信元)
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

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