竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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世界的インフレとNESARA/GESARAの虚構性と危険性①
転載元)
カレイドスコープ 21/3/29
(前略)
26日、日銀の内田理事が、「将来、中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)を一つの要素とする決済システムが世界のスタンダードとなる可能性は相応にある」と述べた。
この発言は、国際銀行家の中央銀行ネットワークに組み込まれた日銀が、グローバル・デジタル通貨を法定通貨として採用することを意味している。
日銀は、去年10月に、「グローバルな中央銀行デジタル通貨システムへの取り組み」について表明しているが、今回の内田理事の発言によって、グローバル・デジタル通貨の採用が、ほぼ決定づけられたことになる。
トランプは、ビットコインはじめ、デジタル通貨を痛烈に批判してきたが、FRBが、デジタル通貨の開発に着手することについては半ば容認している。
彼が反対しているのは、価値の裏付けのないデジタル通貨に反対しているのであって、金(ゴールド)によって裏付けられたデジタル通貨には反対していない。
こうしたところから、これまでトランプは「金本位制への回帰」を目指していると言われてきた。
しかし、FRBはデジタル通貨の必要性については、過去、何度も言及しており、検討を続けてきたが、FRB独自のデジタル通貨には慎重な態度を崩していない。
つまり、FRBは、国際通貨基金(IMF)が発行するグローバルなデジタル通貨=SDR(特別引出権)を世界標準にしようとしている。
ドルは、SDRの通貨バスケットの中で生き残ろうとしているのである。
したがって、日銀のデジタル通貨(円もまた、SDRの通貨バスケットを構成する通貨)もまた、SDRに紐づけられたものになり、預金者は中央銀行にデジタル口座(ウォレット)を作ることになる可能性が高い。
これが意味することは、中央銀行(日本の場合は日銀)が、国民一人一人の消費行動を完全に把握し、国民の将来的な購買行動までをも予測できるようになるということ。
これは、GESARA・NESARAの第一歩である。
そもそも、GESARA・NESARAは誰が考案したのか知っているのだろうか?
GESARA・NESARAを心待ちにしている人々は、自分の負債(住宅ローンなどすべての借金)がリセットされる、という触れ込みの「ジュビリー」にばかり目を奪われているが、そんな都合の良いことが起こるはずがなかろう?
(中略)
凄まじい妄想によって自己欺瞞の陶酔した世界に逃避しようとしている怠惰で愚劣な人たちが、もっとも悲惨な運命をたどることになるのである。
その中でも、「GESARA・NESARAだ」「アセンションだ」「統合だ」などとデマを流している邪悪なスピ系詐欺師たちから、順番に「消去」されることが決まっているというのに・・・愚かにもほどがある。
(以下略)
26日、日銀の内田理事が、「将来、中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)を一つの要素とする決済システムが世界のスタンダードとなる可能性は相応にある」と述べた。
この発言は、国際銀行家の中央銀行ネットワークに組み込まれた日銀が、グローバル・デジタル通貨を法定通貨として採用することを意味している。
日銀は、去年10月に、「グローバルな中央銀行デジタル通貨システムへの取り組み」について表明しているが、今回の内田理事の発言によって、グローバル・デジタル通貨の採用が、ほぼ決定づけられたことになる。
トランプは、ビットコインはじめ、デジタル通貨を痛烈に批判してきたが、FRBが、デジタル通貨の開発に着手することについては半ば容認している。
彼が反対しているのは、価値の裏付けのないデジタル通貨に反対しているのであって、金(ゴールド)によって裏付けられたデジタル通貨には反対していない。
こうしたところから、これまでトランプは「金本位制への回帰」を目指していると言われてきた。
しかし、FRBはデジタル通貨の必要性については、過去、何度も言及しており、検討を続けてきたが、FRB独自のデジタル通貨には慎重な態度を崩していない。
つまり、FRBは、国際通貨基金(IMF)が発行するグローバルなデジタル通貨=SDR(特別引出権)を世界標準にしようとしている。
ドルは、SDRの通貨バスケットの中で生き残ろうとしているのである。
したがって、日銀のデジタル通貨(円もまた、SDRの通貨バスケットを構成する通貨)もまた、SDRに紐づけられたものになり、預金者は中央銀行にデジタル口座(ウォレット)を作ることになる可能性が高い。
これが意味することは、中央銀行(日本の場合は日銀)が、国民一人一人の消費行動を完全に把握し、国民の将来的な購買行動までをも予測できるようになるということ。
これは、GESARA・NESARAの第一歩である。
そもそも、GESARA・NESARAは誰が考案したのか知っているのだろうか?
GESARA・NESARAを心待ちにしている人々は、自分の負債(住宅ローンなどすべての借金)がリセットされる、という触れ込みの「ジュビリー」にばかり目を奪われているが、そんな都合の良いことが起こるはずがなかろう?
(中略)
凄まじい妄想によって自己欺瞞の陶酔した世界に逃避しようとしている怠惰で愚劣な人たちが、もっとも悲惨な運命をたどることになるのである。
その中でも、「GESARA・NESARAだ」「アセンションだ」「統合だ」などとデマを流している邪悪なスピ系詐欺師たちから、順番に「消去」されることが決まっているというのに・・・愚かにもほどがある。
(以下略)
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世界的インフレとNESARA/GESARAの虚構性と危険性②
転載元)
カレイドスコープ 21/4/5
(前略)
量子金融システムが「NESARA/GESARA」のバラ色の世界を実現してくれるそーですよ
(中略)
いつものように情報の出所はQAnonであるが、それは、多くの情報源からデマであることが判明しており、精査に耐えられるものではない。
NESARA(ネサラ)について、その危うさを最初に日本人に警告したのは、米国在住のジャーナリスト、ケイ・ミズモリ氏である。
ミズモリ氏は、2004年に出版された著書『世界を変えるNESARAの謎―ついに米政府の陰謀が暴かれる』で、NESARAという概念とシステムが生まれた恐ろしい背景と隠された目的について克明に説き明かしており、いち早く警鐘を鳴らした。
NESARA(ネサラ)の正式名称は、「National Economic Security and Recovery Act (国家経済安全保障改革法)」。
GESARA(ゲサラ)の正式名称は、「Global Economic Security and Recovery Act (地球経済安全保障改革法)」。
NESARAとGESARAの違いを簡単に言うと、前者が「米国内の借金チャラシステム」であり、後者が「世界規模の借金チャラシステム」ということになる。
(中略)
正統派「NESARA」は、1980年代にエンジニア兼教師のハーベイ・フランシス・バーナード(Harvey Francis Barnard)によって書かれ、それは、彼の著書 『Draining the Swamp: Monetary and Fiscal Policy Reform』(「沼の水を抜く 金融・財政政策改革」)で詳述されている一連の金融改革と税法の再編に関するコンセプトである。
バーナードは、連邦準備制度を廃止し、複利による貸し付けを禁止し、消費者債務を許し、ドルを金本位制に再ペグし、現在の所得税を撤廃して国の消費税を支持する大幅に見直された米国の金融システムを想像していた。
バーナードは、「こんなに素晴らしい金融システムをワシントンD.C.が取り入れないはずがない」と強い信念に突き動かされて自分の著書を1,000部ほど印刷し、すべての連邦議員に送った。
彼は「これで米国民は、ペテンの借金システムから解放されるはずだ」と胸を弾ませていたが、現実はそうではなく、連邦議会の立法会議に導入されたことさえなかった。
(中略)
彼の著書から耳障りの良い言葉だけを抜き出して、これを焼き直したのが偽NESARAというわれている詐欺システムで、意外や意外、これが全米の人々を熱狂の渦にまきこんだのである。
この詐欺NESARAを創作したのは、シャイニ・グッドウィン(Shaini Goodwin)という女性活動家だった。
彼女は、それまで鳴かず飛ばずのスピリチュアル系女子(オカルト詐欺師)に過ぎなかったが、NESARAと投資詐欺とを組み合わせることによって、すべての人々が裕福になるという奇妙奇天烈な理論を振りかざすようになってから急に世間に注目されることになった。
バーナードのNESARA理論は、いちおう筋が通っているが、シャイニ・グッドウィンの偽NESARAは取り上げるのも馬鹿らしい虚構理論であり、これを真に受けるのは情報弱者以外にはいなかった。
しかし、如何わしい投資話とセットにすることで、多くの大衆の心をひきつけたのである。
今まで自宅で暇を持て余していたシャイニ・グッドウィンであったが、偽NESARAが一部の三文メディアに取り上げられると、あたかも時代の寵児であるかの如く世間の関心を集め、彼女のスケジュール表は、すぐに新聞・雑誌のインタビューやラジオ出演のオファーでいっぱいになった。
結局、シャイニ・グッドウィンの虚構がはがされていくにつれて、彼女に対する訴訟などが起こり、最終的には、家屋敷・資産のすべてを差し押さえられて、母親のトレーラーハウスで暮らすようになった。
シャイニ・グッドウィンは、詐欺師である。
にもかかわらず、QAnon信者の間では、NESARAがリバイバルヒットしているのである。
その理由の一つは、シャイニ・グッドウィンがやったのと同じように、暗号通貨投資詐欺とセットにしたことで熱狂的な信者たちが集まるようになり、さらに、そうした狂信者たちが詐欺話をSNSで拡散したことである。
これらのカルトは「NESARAを推進することによって世界を救う手助けがしたい」と口々に言うが、なんのことはない、暗号通貨で一儲けできるかもしれないという儚い夢を見せられている偽善者に過ぎないのだ。
(以下略)
量子金融システムが「NESARA/GESARA」のバラ色の世界を実現してくれるそーですよ
(中略)
いつものように情報の出所はQAnonであるが、それは、多くの情報源からデマであることが判明しており、精査に耐えられるものではない。
NESARA(ネサラ)について、その危うさを最初に日本人に警告したのは、米国在住のジャーナリスト、ケイ・ミズモリ氏である。
ミズモリ氏は、2004年に出版された著書『世界を変えるNESARAの謎―ついに米政府の陰謀が暴かれる』で、NESARAという概念とシステムが生まれた恐ろしい背景と隠された目的について克明に説き明かしており、いち早く警鐘を鳴らした。
NESARA(ネサラ)の正式名称は、「National Economic Security and Recovery Act (国家経済安全保障改革法)」。
GESARA(ゲサラ)の正式名称は、「Global Economic Security and Recovery Act (地球経済安全保障改革法)」。
NESARAとGESARAの違いを簡単に言うと、前者が「米国内の借金チャラシステム」であり、後者が「世界規模の借金チャラシステム」ということになる。
(中略)
正統派「NESARA」は、1980年代にエンジニア兼教師のハーベイ・フランシス・バーナード(Harvey Francis Barnard)によって書かれ、それは、彼の著書 『Draining the Swamp: Monetary and Fiscal Policy Reform』(「沼の水を抜く 金融・財政政策改革」)で詳述されている一連の金融改革と税法の再編に関するコンセプトである。
バーナードは、連邦準備制度を廃止し、複利による貸し付けを禁止し、消費者債務を許し、ドルを金本位制に再ペグし、現在の所得税を撤廃して国の消費税を支持する大幅に見直された米国の金融システムを想像していた。
バーナードは、「こんなに素晴らしい金融システムをワシントンD.C.が取り入れないはずがない」と強い信念に突き動かされて自分の著書を1,000部ほど印刷し、すべての連邦議員に送った。
彼は「これで米国民は、ペテンの借金システムから解放されるはずだ」と胸を弾ませていたが、現実はそうではなく、連邦議会の立法会議に導入されたことさえなかった。
(中略)
彼の著書から耳障りの良い言葉だけを抜き出して、これを焼き直したのが偽NESARAというわれている詐欺システムで、意外や意外、これが全米の人々を熱狂の渦にまきこんだのである。
この詐欺NESARAを創作したのは、シャイニ・グッドウィン(Shaini Goodwin)という女性活動家だった。
彼女は、それまで鳴かず飛ばずのスピリチュアル系女子(オカルト詐欺師)に過ぎなかったが、NESARAと投資詐欺とを組み合わせることによって、すべての人々が裕福になるという奇妙奇天烈な理論を振りかざすようになってから急に世間に注目されることになった。
バーナードのNESARA理論は、いちおう筋が通っているが、シャイニ・グッドウィンの偽NESARAは取り上げるのも馬鹿らしい虚構理論であり、これを真に受けるのは情報弱者以外にはいなかった。
しかし、如何わしい投資話とセットにすることで、多くの大衆の心をひきつけたのである。
今まで自宅で暇を持て余していたシャイニ・グッドウィンであったが、偽NESARAが一部の三文メディアに取り上げられると、あたかも時代の寵児であるかの如く世間の関心を集め、彼女のスケジュール表は、すぐに新聞・雑誌のインタビューやラジオ出演のオファーでいっぱいになった。
結局、シャイニ・グッドウィンの虚構がはがされていくにつれて、彼女に対する訴訟などが起こり、最終的には、家屋敷・資産のすべてを差し押さえられて、母親のトレーラーハウスで暮らすようになった。
シャイニ・グッドウィンは、詐欺師である。
にもかかわらず、QAnon信者の間では、NESARAがリバイバルヒットしているのである。
その理由の一つは、シャイニ・グッドウィンがやったのと同じように、暗号通貨投資詐欺とセットにしたことで熱狂的な信者たちが集まるようになり、さらに、そうした狂信者たちが詐欺話をSNSで拡散したことである。
これらのカルトは「NESARAを推進することによって世界を救う手助けがしたい」と口々に言うが、なんのことはない、暗号通貨で一儲けできるかもしれないという儚い夢を見せられている偽善者に過ぎないのだ。
(以下略)
カレイドスコープさんは、“日銀の内田理事が、「将来、中央銀行デジタル通貨を一つの要素とする決済システムが世界のスタンダードとなる可能性は相応にある」と述べた”ということから、“日銀のデジタル通貨もまた、SDRに紐づけられたものになり、預金者は中央銀行にデジタル口座(ウォレット)を作ることになる可能性が高い…これは、GESARA・NESARAの第一歩である”としています。
負債(住宅ローンなどすべての借金)がリセットされるという触れ込みのGESARA・NESARAを心待ちにしている人々は、新金融システムが始動した際に、金(ゴールド)を裏付けにした世界統一通貨が生まれると考えているのでしょうか。それとも、そうではないと考えているのでしょうか。ひょっとしたら、何も考えていなくて、GESARA・NESARAを支持しているのでしょうか。
国際通貨基金(IMF)が発行するSDR(特別引出権)が世界統一通貨になるということは、地球規模の中央銀行が生まれることを意味しており、“間もなく、世界統一政府が創設される”ということになります。マイクロチップの埋め込みと引き換えに、ベーシックインカムによる生活の保障が実現するでしょう。これが、GESARA・NESARAを支持している人々が望む「輝かしい未来」なのでしょうか。
2020年10月20日の記事で、金融の専門家パラディン氏による量子金融システムへの移行(金融リセット)の話題を取り上げました。パラディン氏は、“新金融システムは資産の裏付けがあり、その国の金、銀、天然資源、GDP(労働生産性)も計算され、それらの資産に基づいて通貨流通量が決まる…ディープステートが狙う世界統一通貨ではなく、国ごとの通貨だ”と言っていました。
これは、“現実には、通貨制度を作り、支えるのは、国家や地域の経済であるべき…将来、通貨制度を裏付けるのは、金や他の鉱物ではなく、経済そのもの”であるからです。
カレイドスコープさんは、GESARA・NESARAに踊らされている人々を、“暗号通貨で一儲けできるかもしれないという儚い夢を見せられている偽善者に過ぎない”と一蹴していますが、経済の仕組みを何も考えないで、GESARA・NESARAを支持しているのであれば、そう言われても仕方がないでしょう。
「大西つねき氏が語る、通貨の発行の仕組みとその対策」をご覧になって、未来の新金融システムがどうあるべきかをきちんと考えてみてください。