ぴょんぴょんの「捨て身のピエロ」 ~ごぼうの党、奥野卓志氏の真意とは

 「今回の参院選で、『ごぼうの党』というのがあるのは知っていて、“けったいな人たちだな”と思っていたのですが」(時事ブログ)と、竹下先生もおっしゃっていたように、私も「ごぼうの党」はアウトオブ眼中でした。
 ですが、「ごぼうの党」代表、奥野卓志(たかし)氏の動画をたくさん見ていくうちに、この人はどういう人なのか、興味が湧いてきました。
 奥野氏の体癖を調べてみたら、「5種−1種」と出ました(まちがってたらごめんなさい)。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「捨て身のピエロ」 ~ごぼうの党、奥野卓志氏の真意とは

「ごぼうの党」の代表、奥野卓志


「みんな、この国が滅んでほしいなんて思ってる人はいないんです。
でも、知らないんです。」
(12:28〜YouTube

へへ・・へ・・ヘックショイッ!

くろちゃん、大丈夫? 急に涼しくなったからねえ。

ああ、今朝から、くしゃみ3000発だぞい。
足腰も油切れみてえになってるし、こうゆうのが「よる年波」ってヤツ?


勝手に、一人で年取らないでよ。

へ・・ヘ・・へ・・へーックション!!

あ〜あ〜 ゴミ箱がティッシュの山になってる。
ほらほら、熱々のビワの葉茶でも、飲んでみて。

サンキュー・・へ・・へ・・へ・・あれ?止まったぞ!

良かった。

ハ〜 ところで、本題に入ろう。
おめえ、この動画を見たことあるか?


うわあ! 花束を投げ捨ててる?!


ビックリだろ?

この和服ちょんまげのおっさんは、だれ?

「ごぼうの党」の代表、奥野卓志。

ああ、この人が!
あやしい参政党といっしょにデビューした、これまたあやしい「ごぼうの党」の代表!ナットク!

おれも、最初見た時、そう思った。

「ごぼうの党」って、宗教がバックと言われてるけど、こういう奇人変人の政党だったんだね。

だが、「ごぼうの党」は、けっこうな票を集めたんだぜ。
公示日の6月22日から動き出したくせに、20万近くの票を集めた。

信者総出でかかってきた幸福実現党より票が入ったって、コワくね?

えたいが知れない。

ああ、おれもそう思った。
実はこの動画は、9月25日に開催された、元ボクシング5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー選手の試合前のできごとだ。
最前列席を最高額で落札した奥野は、メイウェザー選手、または対戦相手の朝倉未来(みくる)選手への花束贈呈の権利を獲得した。
そして、奥野はメイウェザーを選び、このザマだ。


と言うことは、最初から、こうするつもりだったのか。

この件以来、奥野は「日本の恥だ」などと、めっちゃ叩かれまくっている。
試合後、イベントの運営会社CEOがリング上で謝罪。かたや奥野は、メイウェザーの悪行を非難し、「炎上するなというのは、やる前から分かっていた。それでもごぼうの党を知ってくれたらいいなという気持ちでやっている」と答えている。cyzo woman

ええ?! 「ごぼうの党」の宣伝のためにやった?

さあな、だが、メイウェザーのことを知れば、奥野の気持ちも少しはわかる。
メイウェザーは、これまで何度も婦女暴行で刑務所に入った。
しかも、34年の実刑を受けた時も、司法取引で9ヶ月にしてもらったことがある。

にもかかわらず、日本に来ればチヤホヤされ、ルール違反も見逃されてきた。
そんなメイウェザーと日本の運営側への抗議も含めて、あえてやったと言う。

気持ちはわかるけど、こういうやり方は子どもっぽいね。


「ぼくがやりたいことは、緊急事態条項を止めたい、それ一点なんですよ。」


ああ、おれもそう思う。
だが、ちょっぴり、こいつがどんなヤツか知りたくて、ヤツの対談動画を見まくった。

それこそ、奥野氏の思うツボじゃん。

だが何ごとも、現象だけを見ていたら真理はつかめない。
こういうことをしたヤツがどういうヤツなのか、知りたいと思ったんよ。
で、これが、ヤツの公式会見だ。

「ごぼうの党」奥野卓志代表緊急釈明会見YouTube

39:48〜
「自分自身はある意味、捨て身というか、どうしてもこの世界一素晴らしい日本という国を守りたくて、その思い、一心だけで今回の事件もこのような騒ぎも起こしてしまったんですが、悪名は無名に勝るという言葉もあるように、まずはやはり、知っていただかないことには(中略)...自分なりに強い思いがありすぎて、こういったバカげたことをしてしまいました。」

47:22〜
「ただ、緊急事態条項だけは、どうしても止めなきゃダメなんで、ツイッター1行で逮捕されるようになっちゃうんで、それがなんで、そういったものを政権与党が通そうとしているのかということを含めて、できるだけわかりやすく、若い子が興味を持ってもらえるように解説をしたりしているので、この機会に初めて私たちのことを知ってくださった方は、ちょっと開いていただいて、空いた時間に見ていただいたらうれしいなと思います。」

・・・虎の屏風の前で、和服のちょんまげ?
お腹が出た変わった人にしか見えないけど、なぜか「緊急事態条項」のことを話してる。

ああ、それが、ヤツが一番伝えたいことだな。
「ぼくがやりたいことは、緊急事態条項を止めたい、それ一点なんですよ。」
「この国を良くしたい、この国をほんとに守りたいと思ってるだけ。」

YouTube


まともじゃん!

おれだって、緊急事態条項の危機感はヒシヒシと感じているが、奥野はもっとアツい。
「これをされてしまうと、日本はチェックメイトですね。」
(15:10〜YouTube
「自分も、何社も会社をやってる起業家で経済人だ。こんなことして(ごぼうの党を立ち上げて)、日本で陰謀論カテゴリにはめられて、何の得があるのか? マイナスしかない。
でも、私がなんでこんなことやってるかって言うと、ピエロみたいなかっこして、もう、来年だからなんですよ。来年、緊急事態条項を通されたら。それは、この国のことを本当に良くしようと思ってる自民党が採決するんですか? グリホサートを容認する自民党が、今度憲法改正しようとしてますよ、第二のヒトラーを生むことになる、それをこの日本は今すでにこんなに乗っ取られている状態で・・。
(12:41〜YouTube

おっしゃること、ごもっともです!!
こんなまともなことを言う人だとは、思わなかったよ。

だろ?
パッと見には、ただの格闘技好きのド派手なおっちゃんにしか見えねえからな。

う〜ん、奥野卓志って、何者なんだ?
ただのおバカと思ったら、意外とわかってる人なのか?

ただのおバカに、十数社も会社を経営できるワケねえだろ。
それ以外にもヤツは、銀座でVIP御用達の高級サロン「一徳」もやっている。そのサロンは、某銀行の地下金庫と同じセキュリティを備え、顔認証登録してないとドアが開かないような、チョー有名人や経営者の社交の場となっているらしい。YouTube

へえ、そんなとこも経営してるのか。

この記事によると、「一徳」では「アルコール消毒など感染対策は一切していない。」
しかも、「連れを含めコロナワクチン接種者の入店禁止」。


おおう!!

もっとスゴいのが、会員制サロンだというのに「接種者は会員資格はく奪。」
その理由として「ゾンビ人間(ワクチン接種された方)の飲んだグラスを、非接種者に出したくないから」だと。
オマケに、5G受信端末持ち込みお断り。



よく、わかってらっしゃる〜!
どんなバックがある人か、興味が湧いてきたね。

だろ? まず、奥野の先祖がなかなかのもんよ。
母方のひい爺さん、野村茂久馬(もくま)は、山に囲まれて物流の不便な高知に物流をもたらした「土佐の交通王」と呼ばれる大金持ちで、桂浜に坂本龍馬像を建てたのもこの人。

また、コードネーム「pochi 69」のCIAエージェント、吉田茂のフィクサーであり、スポンサーでもあった。YouTube

野村茂久馬
Wikimedia_Commons[Public Domain]

ということは、先祖はカンペキあちら側の人?

実際、奥野に裏社会のことを教えたのは、銀座でサロンをやってた「岩崎弥太郎のひ孫」というばあちゃん。なんでもばあちゃんのサロンには、松下幸之助やソニーの森田が通ってたらしい。YouTube

ほお! 奥野氏は、三菱ばあちゃんから、何を教わったんだろう?

中川昭一の死の真相とか?
IMFに10兆円寄付しろと言われて断った中川は、酩酊会見の翌日サインし、そして謎の死をとげたと。(YouTube
また奥野は、そのばあちゃんから、いろんな政治家、総理大臣、大統領、国家元首を紹介されたと。(16:20〜YouTube

中川昭一議員
Author:首相官邸[CC BY]

じゃ、コネもたくさんあるね。

いや、その頃はまだ若くて、価値がわかってなかったそうだ。
15年前から、自分なりにいろいろ考えて、いつか行動を起こそうと思っていたが、緊急事態条項が通ったら、この国は来年終わってしまうことに気づいた。
「敗戦後、もう言いなり。自由にさせてもらってるように見えて実はそうじゃないんだよ。」(7:50〜YouTube
「日本は自由じゃないんですよ、実は・・ 自由民主の逆ですね、実は日本はね・・。」(6:44〜YouTube

でもさ、奥野氏ってチョーお金持でしょ?
たとえ緊急事態条項ができても、日本から脱出できるだろうに。

たしかに、今年から来年にかけて、仮想通貨長者やポッと出の金持ちは、シンガポールやドバイに脱出するだろうと言ってる。
「だけど、地場に根を張って雇用を支えて、私はそういう人たちと一緒にこの国を守りたいと思っている。やっぱり、あきらめ切れない。ゼッタイ後悔するから。」
(19:19〜YouTube
「中途半端に自分の心にウソつけないから。自分が途中であきらめたか、あきらめないか、自分の心は知っているから。だから、この国をどうしてもぼくは諦めたくないんですよね。」(20:17〜YouTube

日本を、日本人を愛しているように聞こえるなあ。

言葉にこそ出して言わねえが、ヤツは「愛国心」を持つ、珍しい日本人だと思う。
「わかっている人たちは少数いるのに、その人たちは立場があって、世間体を気にして動かないとか、インフルエンサーたちは仕事干されるから動けない。そんなこと言ってたら、結局みんな動けないよ。
明日やられる、1週間後やられる、その日まで、全員で動かないつもりですか? 
それともあなたの娘がやられる前に、あなたはいつ立ち上がりますか?
そのタイミングが、今ですね。」
YouTube

誰よりも強く、危機感を感じている人だったのか。
でも、「陰謀論者」って言われない?

実際、「奥野卓志」で検索すると、「反ワクチン」「陰謀論者」って出てくるさ。
だが奥野は言う、CIAの正力松太郎が立ち上げた日本テレビ、読売が「私たちはCIAです」なんて言うわけないじゃないか、テレビで言わなかったら全部陰謀論なのか?と。
(56:26〜〜YouTube


まさにその通り、理解を超えることを何もかも、陰謀論ですませちゃいけない。

ああ見えて、奥野は頭がいいと思う。
NHK党の立花孝志との対談で、人口削減の話が出た時に立花は、人口は減らしてもいいじゃないか、生まれてきてもしかたがない人間を、減らしに行ってるんじゃないか?管理する側に入る方法もあるじゃないか、と言い出した。
YouTube

はあ? 
そうゆうのを、優性思想って言うんだよ。

その流れで、奥野は言った。
「いい王様だったら、ついて行こうと思う、でもね、世界を牛耳ってる連中って、ほんとに気持ち悪い連中なのよ」と、小児性愛、アドレノクロムの話まで出した。
YouTube

おお!

すると、立花「今現在、楽しく生きてるわけだから、それはちがうんじゃないか?
この世を支配している人たちが、そういうことをやってる訳じゃないでしょ。地球を支配しようとする人が、そんな無茶なことをするとは思えない。」
YouTube

わかってないなあ!

こうなると、悪魔教の説明までしなくちゃいけなくなる。
でもそれをすると、ますます宗教だとか、変なヤツだとか言われる。
どう答えるかと思ったら、奥野はサラッと言った。
トルコの国営放送を見てくれ。」(YouTube

うん、見かけによらず、賢い人だよ。

風貌もアレだし、波動も?だが、言ってることはまともだろ。
とにかく、正直者がバカを見るのがすごくイヤ、素朴な国民をだまして搾取している権力者が許せないと言ってる。

まったく同感だ。

驚いたのは、種子法のことも触れているんだ。
「彼らは日本を滅ぼすために兵糧攻めにするなということが推測できるわけです。」(25:19〜YouTube


感心した、けっこう、幅広く勉強してるね。

だが、おれから見れば「もうちっとお勉強してね」って思うとこもある。
たとえば、奴隷だったアジアを開放したのは日本だ、日本史と世界史の教科書でそれを侵略戦争だと教えられるが実際は違う、アジアを開放したのは紛れもなく日本だ、と言っているところなど。(9:09〜YouTube

う〜ん、ちょっとちがうよな〜。

太平洋戦争は、日本の裏天皇派がしかけた、暴力的な財宝強奪計画だ。

もしかして、裏天皇のことに、わざと触れないようにしている?
だとしても、時事ブログで「裏天皇」を検索したり、seiryuu氏の「ユダヤ問題のポイント」を読んでほしいよね。

宇宙人の地球への関わりも、神々の関わりも、知ってほしい。

ところで奥野氏が、緊急事態条項から日本を救いたいのはわかるけど、最終的に何を目指しているんだろう? やっぱり、政治家になって権力を握りたいのかな?

花束事件の釈明会見の終わりの方で、奥野は言った。
「私は政治家になりたいわけでも、職業政治家になりたいわけでもないんです、逆になりたくないです。」(47:14〜YouTube
もしこれが真意なら、こう考えてるんじゃね?
「おめえら一人ひとりが奥野卓志になって、捨て身で本当のことを伝えろよ!」ってな。


なるほど、100人の奥野卓志がいたら、緊急事態条項は阻止できるかもしれないね。

「本当に気概がある、気骨のある人たちが集まって、この日本という国を日本人の手に取り戻すんだと、立ち上がらないとこの国はやられるんですよ。
いつですか? 来年です。」
(12:26〜YouTube



Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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