注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

🇰🇷韓国非常戒厳ダイジェスト
— あいひん (@BABYLONBU5TER) December 3, 2024
🗓️12月3日 22時20分頃
尹錫悦大統領:「非常戒厳」宣布
戒厳司令部:一切の政治活動を禁じる布告令を発表
🗓️12月4日 深夜
国会:「非常戒厳解除」を求める決議案が可決
4時30分頃
尹錫悦大統領:「非常戒厳」解除
野党:大統領に対する内乱罪の適用を検討←イマココ pic.twitter.com/JuS0CUCF9t
韓国「戒厳令」は6時間で解除、与野党は一斉に大統領批判…辞職拒否なら弾劾訴追の手続きへ(読売新聞オンライン) https://t.co/ZrcvUn8eMU
— どらえもん2 (@matsudadoraemo1) December 4, 2024
🎥 韓国国会の議長は、戒厳令の解除の採択後、議事堂に突入していた韓国軍の兵士が撤収したと表明した。韓国メディアが報じた。
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) December 3, 2024
動画はSNSより。 https://t.co/7cEeUxEtN4 pic.twitter.com/RMm6Bj86T5
戒厳令が発令されたソウルでは国会前に抗議する市民が集まっています。 pic.twitter.com/Sknn0INoCW
— 布施祐仁/新刊『従属の代償』講談社現代新書 (@yujinfuse) December 3, 2024
陸軍のバスは完全に市民に包囲され、排除に入った警察も市民に押し返されて引き下がりました。 pic.twitter.com/NEtn5Nu7Gs
— 布施祐仁/新刊『従属の代償』講談社現代新書 (@yujinfuse) December 3, 2024
熱量が凄まじい。。。 pic.twitter.com/tqnfXGIDx9
— 布施祐仁/新刊『従属の代償』講談社現代新書 (@yujinfuse) December 3, 2024
ユン・ソンニョル大統領が戒厳令解除を表明したというニュースが入ってきて歓声が上がる。5時を過ぎたが国会前では絶え間なく若者のスピーチが続いている。ユン大統領の弾劾は必至。 pic.twitter.com/EK5myMWys1
— 布施祐仁/新刊『従属の代償』講談社現代新書 (@yujinfuse) December 3, 2024
🇰🇷ユン大統領の単独暴走かなーと思ってたら戒厳令は国防相が提言してたんだねー pic.twitter.com/DgxY6inrv8
— タマホイ🧷 📖❤ (@Tamama0306) December 3, 2024
【韓国国防相が辞任表明 戒厳令の混乱で引責】
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) December 4, 2024
❗️ 韓国の金竜顕(キム・ヨンヒョン)国防相は4日、戒厳令の発令をめぐる騒動について国民に謝罪し、辞表を提出したと明らかにした。… https://t.co/to7uoFXubr pic.twitter.com/7CiWuTZ9nq
🇰🇷韓国の戒厳軍
— タマホイ🧷 📖❤ (@Tamama0306) December 4, 2024
最初からあんまりやる気がなかった模様 https://t.co/0GbTXW6ujw
ちょうど良い機会なので、以前投稿していた、これまで戒厳令敷かれていた時代(軍事政権の時代)をまとめた当チャンネルの動画をご覧ください… pic.twitter.com/Osg7Bg8cdw
— TAKETAKA (@T2_taketakaC) December 3, 2024
バックが統一グループ(韓国版軍産複合体)=統一教会ですからね。尹大統領の甥っ子が現在の統一教会ナンバー2ですし。統一教会のナンバー2の変遷は、こちら。朴普煕は、元々韓国陸軍第八軍で金鍾泌の秘書で、朴正熙がクーデターで大統領になった時に、金鍾泌初代KCIA局長の指示で統一教会を組織化。 pic.twitter.com/FV0TgLC0ib
— どらえもん2 (@matsudadoraemo1) December 3, 2024
韓国における戒厳令の宣布は、国家の安全保障・政治的安定・社会秩序の維持を目的としているが、同時に政権維持や反対勢力の抑圧のツールとしても使用されてきた側面がある。今回は後者の可能性が高い。日本も憲法改正で緊急事態条項を創設すると、こうなる可能性が出てくる。pic.twitter.com/PFhA3GxNRF
— あいひん (@BABYLONBU5TER) December 3, 2024
韓国の戒厳令。権力者はこのように恣意的に「非常事態」を作り出せる。緊急事態条項ができたら日本も同じ。「決められたことに従いやすい国民」ということであれば、もっと悲惨な状況になるのも必至。
— 倉田真由美 (@kuratamagohan) December 4, 2024
国会には一時、軍部隊が進入し、抗議する市民が周辺に集まるなど状況は緊迫したが、戒厳令の解除に伴い部隊は撤収し、激しい衝突は回避された。今回の尹氏の強権的な手法には与野党から強い批判が出ている。
尹氏は3日夜に国民向けの緊急談話を出し、国会で過半数を握る最大野党「共に民主党」などが政府高官や検事らの弾劾訴追案提出を繰り返し、治安に関する内容を含めた予算案の削減を求めているとし「憲政秩序を踏みにじる明白な反国家行為だ。国会が自由民主主義体制を崩壊させる怪物になった」と主張。戒厳令の目的について「北朝鮮に従う勢力を撲滅し、憲政秩序を守る」とした。
戒厳司令官(陸軍参謀総長)はその後、「戒厳司令部布告令」を発出し、議会や政党など一切の政治活動の禁止、すべての報道と出版の統制、集会行為の禁止といった措置が示され、違反者に対しては令状なしに逮捕や拘禁ができ、処罰するなどとした。聯合ニュースによると、「非常戒厳」の宣布は1979年以来、45年ぶりで、87年の民主化以降では初めて。国会前などでは反対する市民ら数千人が集まった。
(以下略)
[全訳] 戒厳司令部布告令(第1号)
自由大韓民国内部で暗躍している反国家勢力による大韓民国の体制転覆の脅威から自由民主主義を守り、国民の安全を守るために、2024年12月3日23:00付で大韓民国全域に次の事項を布告します。
1. 国会と地方議会、政党の活動と政治的結社、集会、デモなど一切の政治活動を禁じる。
2. 自由民主主義体制を否定したり、転覆を企てる一切の行為を禁じ、フェイクニュース、世論操作、虚偽扇動を禁じる。
3. すべてのメディアと出版は戒厳司令部によって統制される。
4. 社会混乱を助長するストライキ、怠業、集会行為を禁じる。
5. 専攻医(訳注:レジデント)をはじめ、ストライキ中あるいは医療現場を離脱したすべての医療関係者は、48時間以内に本業に復帰し、忠実に勤務し、違反時は戒厳法によって処断する。
6. 反国家勢力など体制転覆勢力を除いた善良な一般国民は、日常生活の支障を最小化するよう措置する。
以上の布告令違反者に対しては大韓民国戒厳法第9条(戒厳司令官特別措置権)により、令状なしに逮捕、拘禁、強制捜索ができ、戒厳法第14条(罰則)により処断する。
(中略)
戒厳の理由となる国家非常事態が回復されない場合(大統領が恣意的にそう判断する場合も含め)、大統領以外に戒厳を解除できるのは事実上、国会しかない。
(中略)
だからこそ韓国では戒厳令と国会封鎖はセットとなる。
(中略)
この歴史を知るからこそ、尹大統領が非常戒厳を宣布したこの日、国会議員と市民は真っ先に国会に向かったのだった。
既に多くの映像や写真が出ているように、国会議員は市民の助けを借り壁を越え窓から議場に入り、補佐官や秘書陣たちはバリケードを作り議場への軍の侵入を阻んだ。
(以下略)
韓国は過去、1948年の建国から80年に「粛軍クーデター」で政権を握った全斗煥(チョンドゥファン)大統領の時代にかけ、計16回の戒厳令を敷いたと記憶しています。今回の「非常戒厳」は当時の戒厳令とあまりに違うので、非常に戸惑いました。
――何が違うのでしょうか。
過去の戒厳令は、国内が騒乱状態になり、警察力で抑え込めなくなった際に、軍を投入するために布告されました。
過去、戒厳令が布告されると、大通りの交差点や駅、市役所前などに軍部隊が戦車と共に配置されました。人々は発砲の危険を感じ、自然とデモや集会の動きが止まりました。
戒厳令は長くて1カ月ほどで、騒乱状態が収まるにつれ、戦車や部隊の数も減っていき、最終的に解除されました。
しかし、私の印象では、今回混乱しているのは韓国の国会に限られているようです。尹大統領が語ったように、野党が閣僚の弾劾(だんがい)決議を連発し、主要な法律や予算の成立を阻止しています。
でも、国会の外では人々は秩序のある暮らしをしていました。集会を開いても法律違反を犯しているわけではありません。そんな状況で、「非常戒厳」を敷くという行為は理解できません。
――なぜ、尹氏は「非常戒厳」を敷いたのでしょうか。
慎重さを欠いた独断政治だと思います。尹氏は検事出身で、正義があれば力で抑え込んでも構わないと考えたのだと思います。非常戒厳を敷けば、野党がひるみ、国会内での秩序が取り戻せると考えたのでしょう」。
(以下略)
韓国の憲法では「国会が在籍議員過半数の賛成で戒厳の解除を要求する時には、大統領はこれを解除しなければならない」と規定されているため、歴史的に戒厳令と国会封鎖はセットになっているそうです。国会議員や多数の市民が「死ぬ覚悟で」軍と対峙するために国会前に集結し、「国会議事堂に入ろうとする軍隊と、建物入口で軍の侵入を阻止しようとする市民と衝突している」映像をSputnik日本が伝えていました。またソウルにおられた布施祐仁氏が現地の熱気を伝えておられました。日付が変わった深夜、国会で「非常戒厳解除」の決議案が可決され、ユン大統領の非常戒厳解除の表明が伝えられると市民の歓声が湧き上がりました。
ユン大統領に戒厳令を進言した国防相は辞任を表明し、ユン大統領も弾劾の対象になる見込みです。
韓国で44年過ごした外交官の町田貢・元駐韓国日本公使によると、「今回の非常戒厳はかつての戒厳令とあまりに違う」「過去の戒厳令は、国内が騒乱状態になり、警察力で抑え込めなくなった際に、軍を投入するために布告」され、街中に軍部隊が戦車とともに配置されたそうです。今回混乱していたのは国会に限られており、少数与党のユン政権は、過半数の野党から何度も弾劾訴求案を受け、予算案をめぐる攻防が続いていました。「尹(ユン)氏は検事出身で、正義があれば力で抑え込んでも構わないと考えたのだと思います。非常戒厳を敷けば、野党がひるみ、国会内での秩序が取り戻せると考えたのでしょう。」しかし戒厳令には与党内の反発もあり、戒厳軍も「あんまりやる気がなかった模様」で、6時間後には収束しました。
「TAKETAKA」さんの動画は、光州事件を含む軍事政権史が実写も生々しくまとめられていました。
この騒動を受けて、「日本だったら」と投げかける投稿が多く見られました。「権力者はこのように恣意的に『非常事態』を作り出せる。緊急事態条項ができたら日本も同じ。」今回の戒厳令が「政権維持や反対勢力の抑圧のツール」として使用されたように「日本も憲法改正で緊急事態条項を創設すると、こうなる可能性が出てくる。」という懸念でした。戒厳令が敷かれると、SNSも遮断されます。その時、私たちは「死ぬ覚悟で」自由や言論を守ることができるでしょうか。