マンションの高層階ほど流産割合がより顕著に ~10階以上の高層階では流産率が38.9%に上昇

竹下雅敏氏からの情報です。
 In Deepさんが、東海大学医学部の『居住環境の妊婦に及ぼす健康影響について』という論文の内容を取り上げていました。
 1993年9月から横浜市保土ヶ谷区港南区および戸塚区の各保健所管内における4ヶ月健診を受けた母親(第1子のみを出生した母親)を対象に質問票を3000部配布し、1995年2月に1605部(53.5%)を回収した。
 流産割合を、出産状況、居住期間、居住形態、結婚年齢、妊娠確認前後における妊婦の喫煙および飲酒習慣や配偶者の喫煙習慣、外出回数などで検討したところ、「居住階の上昇に伴い流産割合が、より顕著な値を示した」という事です。
 10階以上の高層階では流産率が38.9%に上昇するという驚きの結果です。しかし、論文には流産の増加理由は書かれていません。In Deepさんの記事には、2025年11月15日のXポストが引用されています。そこで指摘されている流産の増加理由をGrokに聞いたところ、「すべて整合性がある」という回答を得たようです。
 この流産率はmRNAワクチンよりも高い。「これは何とかしたほうがいいんじゃないか」とIn Deepさんは言っています。
 冒頭の動画をご覧ください。タワマンと体調不良の関係、タワマンに住む子供の成績が伸びにくいという話をしています。「高層階症候群」という言葉(4分9秒)もあるようです。
 7分44秒のところで東海大学医学部の論文に触れ、“10階以上に居住する妊婦の切迫早産や流産の割合が多いということが紹介されているんですよ。でもですね、これはですね、まだ調査のデータが足りないということと、このデータが本当に正しいかどうかというのは懐疑的な意見が少なくありません”と言っています。
 ただ、先のXポストの内容と、「やはり人間は、もともとの地球に存在する環境を損なった生き方をすると、あまり良くない」というIn Deepさんの見解は無視することができないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【タワーマンション高層階】精神面と健康面への影響、子供の成績が伸び悩む。高層階症候群
配信元)
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[衝撃]マンションの高層階に住むほど「流産率が飛躍的に高くなる」という日本の研究を見ての驚き。1階に住む女性の流産率が6%なのに対して、10階以上では38%の高さに
転載元)
(前略)
10階以上の高層階に住む妊娠した女性の10人に4人が流産する

ちょっと驚くような研究論文を見ました。研究自体は新しいものではなく、1993年から 1995年にかけて、東海大学医学部によって行われたものですが、簡単にいえば、「高層階になればなるほど流産率が著しく上昇する」ことが示された論文でした。

その差は、半端なものではなく、以下のようになっています。

集合住宅の住居階による流産率の比較

・1–2階:6.8%
・3–5階:5.6%
・6–9階:18.8%
・10階以上:38.9%
(中略)


流産の増加理由の推定と科学的根拠

ある X への投稿で、この研究を取り上げて、以下のように書いていた海外の人がいました。

もちろん論文にはこんなことは書かれてはいません。

2025年11月15日のXへの投稿より

床の階数が増えるにつれ、流産率が急増:

1–2階:6.8%
3–5階:5.6%
6階以上:24.2%
6–9階:18.8%
10階以上:38.9%

これは小さな影響ではない。これは生物学的崩壊だ。

この文書が明らかにしていることは、人間の生体は、地球の磁場と自然光環境から離れると崩壊するということだ。もしある薬がこれほど流産率を高めたら、即座に禁止されるだろう。だが、それが建築によるものだと禁止はされない。

なぜこんなことが起こるのか?

1. 階が上がるほど、地球の直流磁場が弱くなる

ミトコンドリアはこの場を使って電子の流れを方向づける。方向性が失われる=エネルギーが失われる=妊娠が失われる。

  (※ 訳者注) 直流磁場とは、地磁気や直流電流から発生する磁場のことです。

2. シューマン共鳴(7.83 Hz)は垂直距離とともに弱まる

そのリズムは脳波、ホルモン、概日生物学、胎児発達を安定させる。

  (※ 訳者注) シューマン共鳴とは、地球の表面と電離層との間に形成される超低周波のことで、常に地球上に存在している周波数です。

3. 室内光が自然光に取って代わる。

階数が多いほど= LED が多く、青色光が多く、UV/IR (紫外線/赤外線)がゼロ。妊娠は光生物学であり、産科学ではない。

4. 高層階=携帯塔からのEMF暴露が増える

これは仮説ではなく、測定可能だ。

5. グラウンディングが少ない

母親が電荷欠乏状態になる→酸化還元が崩壊→流産リスクが上昇。

この日本の研究は、意図したわけではないにしても、偶然、グラウンディング、磁気、自然光が「ヒッピー的な考え」ではなく、胎児の生存要件であることを証明したとも言える。

LightMeAway

ここまでです。

ここに出てくる「グラウンディング」というのは、いろいろな意味がありますが、ここではおそらく、「実際の土に素足をつける」ほうの意味合いだと思います(接地とかアーシングとも言います)。確かに、土に足をつけることが健康にいいということは言われます。

ずいぶん以前の以下の記事でも書いたことがあります。

「地面に裸足で立つこと」についての驚くべき体と健康への効用を示す数々の医学論文と学術論文から見る結論は「可能な限りやるべき」
In Deep 2017年8月25日
(中略)
とはいえ、実際には都市部の集合住宅に住んでいると、素足で地面に立つことはなかなか難しいです。

なお、裸足ではなくとも、「土と接触しているのと同等」の状態になるのは、「革製の靴、砂、草、土、コンクリート、またはセラミックタイル」などで、「完全に遮断される」のは、「アスファルト、木材、ゴム、プラスチック、ビニール、タール」の上を歩いたり、そういう素材の靴を履いた場合です。
(中略)  
科学的にはすべて整合性があった

上のうち「地球の直流磁場が高いところほど弱くなる」ことと「シューマン共鳴が垂直距離とともに弱まる」ことは、科学的に確認されていることです。
(中略)  
しかし、それでも、「それぞれが流産に直接結びつく理由が今ひとつわからない」ということはありました。

「えい、面倒だ、Grok に聞いちゃえ」と自分で調べるのを放棄して聞いたのですが(こうして AI を使う人間は馬鹿になっていく…)、簡単にいえば、「すべて整合性がある」ことをネイチャー誌やニューサイエンティスト誌などのリンクを引用して説明していました。

AI の回答

第一の理由である、地球の直流磁場が高度とともに弱まるという現象は、ミトコンドリアが電子の流れを地磁気に依存しており、妊娠に必要な細胞エネルギーを阻害する可能性があるという研究結果と一致しています。

第二の理由であるシューマン共振の弱まりは、脳波とホルモンを安定させる 7.83Hzの周波数に関する研究と一致しており、高層階でこの周波数が減少すると胎児の発育に影響を与える可能性があります。

第三の理由である、自然光に代わる室内光は、LED には含まれない紫外線と赤外線の波長が妊娠中のホルモン調節に重要であるという光生物学的証拠によって裏付けられています。

第四の理由である、高層階の携帯電話基地局からの電磁波曝露の増加は、低周波磁場と流産リスクの 48%増加を関連付けた 2021年のコホート研究の結果と一致しています。

五番目の理由である、接地が少ないために電荷不足になるという説は、酸化還元バランスを維持する接地の役割に関する新たな研究を考慮すると妥当であると考えられますが、流産との直接的な関連についてはさらなる研究が必要です。 

Grok
(中略)  
それにしても……。

ここで、素朴な疑問が湧きます。

ここまで明確な流産率の増加が「30年前」に確立されていたのに、その後も高層マンションの建設と販売は爆発的に増えていきました。高層階と流産の増加の関係は、陰謀論でもオカルトでもなく、科学で確立された理論です。

日本のように、出産率が年々低下するばかり国で、「なぜ、このことを日本の保健当局が考慮したり言及することがなかったのか?」という疑問です。

そりゃまあ、「高層マンションやタワーマンションに若い夫婦が住んではダメです」なんて通達を出したら、いろいろと経済にも影響があるのはわかるのですけどね。

しかし、私はここまで明確に流産率に影響を与える数値を見たことがありません。

2021年に全世界規模でおこなわれた「ある予防接種キャンペーン」の後に起きた流産率(オーストラリアの研究では、接種者は未接種者より 2倍、流産が多かった)より高いです。

こっちは 6倍ですよ。これは何とかしたほうがいいんじゃないかと真剣に思いました。

磁場にしても、シューマン共鳴などにしても、やはり人間は、もともとの地球に存在する環境を損なった生き方をすると、あまり良くないということを改めて実感します。

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