[ROCKWAY EXPRESS 他]オランダ政府:MH17便のブラックボックス公開を拒否

竹下雅敏氏からの情報です。
 さすがに多くのジャーナリストも、アメリカ・ウクライナの主張がおかしいということに気付き始めたようです。
 私は息子が帰省した折に、マレーシア航空370便の事件の時は直ちにマレーシアがレーダーの情報を開示し、民放のワイドショーなどで航空関係の専門家があれこれ議論していたのに、この17便に関しては、ウクライナ政府がレーダーどころか管制官との交信の記録すら一切出さないのは不自然で、これはウクライナ政府が出せない理由があると考えた方が自然だと話したのですが、納得していました。今回この事件に深く関係しているオランダ政府がブラックボックスの情報公開を拒絶しているとなると、もはや犯人は確定的と言えます。 
 ロシアあるいはロシアに協力的な国は、より確かな情報を提出する必要があると思いますが、まずは事故現場の公正な調査が必要だろうと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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オランダ政府:MH17便のブラックボックス公開を拒否
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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日本人ジャーナリスト:米国とウクライナはボーイング墜落に関するデータを隠している
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© Photo: AP/Lai Seng Sin

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ウクライナにおけるマレーシア航空のボーイング機墜落に関するミステリーは、ほとんど西側メディアに取り上げられなくなっている。日本人ジャーナリスト、小林和男氏によれば、米国とウクライナはこの件について、手元にある情報を秘匿している。ロシアに対する非難や制裁の根拠が否定されることを恐れて、そうしているのである。

298人が死亡したボーイング機墜落の現場は、現在、ウクライナ南部・東部義勇軍の管理下に入っている。しかし、ウクライナ軍は、事故現場への砲撃を繰り返す。あたかも、物的証拠を隠滅し、公正な調査を妨害しようとするかのように。調査がもし成立すれば、ボーイング機の悲劇の咎が誰にあるのか、が分かった筈なのだ。しかし、どうやらそれは、キエフやワシントン、さらにはブリュッセルの、引いては西側メディアの、望むところではないらしい。これら面々は、つい最近まで、声を合わせて、ボーイング機墜落について、「親ロシア派分離主義者」とそれを支持するロシアを非難していた。


ロシアに対する声高な非難について、日本の著名なジャーナリスト、小林和男氏は、次のような説明を試みている。

一番不思議なのは、米国側、特にウクライナ政府が、証拠を出していないんです。ロシアが示している疑問に対して、証拠を見せていない。それは非常に不思議なことだと思います。当然、米国が、本当にロシア派の「ブーク」から発射された、あるいはロシアの支援を受けてそれが発射されたという(証拠を持っている、という)ことであれば、その証拠を出せばいいですよね。それから、当然ウクライナ政府はデータを全部持っているわけですから、そのデータを出せばいいんですけれども、そのデータを出さないというところが、一番、今回の問題だと思います。おそらく、私の個人的な意見ですが、出せないのではないか。つまり、出せば、一方的に親ロシア派に負わせている責任が、無くなってしまうのではないか。つまり、ウクライナ政府が責任を負わなければならないのではないか、ということが推測される、ということです。 

なぜはじめロシアを非難していた国々がいま、沈黙しているのか?

これは私が確証をもって言っていることではなくて、状況証拠から「おかしいな」ということを申し上げている、ということです。 

この事件、これからどうなる?

分かりませんが、もしウクライナ政府もしくは米国が、持っているデータを出して、それが親ロシア派が狙ったものではないということが分かったら、ロシアに対する非難、あるいは今まで制裁をやっていたことに対する根拠が、まったく崩れていくわけです。それは、米国もウクライナもやらないと思います。どんなに正しいデータを持っていても、それが自分のこれまでの行動に対して不利になるようなこと(であれば、それ)は絶対にやらないと。やったら、「今までのことは何だ」ということになりますから、それはやらないと思います。しかし、疑問はそのまま残る。だからロシアがやるべきことは、もっと確証を、きちんと広く世界に訴えることだと思います。 

ボーイング機墜落についてロシアに咎はない、とする西側ジャーナリストは、小林氏ばかりではない。その数は多くなる一方である。

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