[The Voice of Russia]ウクライナ問題に進展あり 〜このまま静かに収まってくれれば良いのですが…〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 今にも本格的な開戦かと思われたウクライナですが、ドネツク空港が親ロシア派の手に落ちたことを受け、このまま開戦しても勝てないと思ったのでしょう。和平に応じる気配を示してきました。やはり予想した通り、戦争しても現状ではウクライナ軍に勝ち目はありません。このまま静かに収まってくれれば良いのですが、そうはいかないでしょう。
 本日の一本目の記事で、編集長が偽旗作戦に関する情報を取り上げていました。ウクライナとしては、NATOの協力を得てドネツク義勇軍を粉砕したいと思っており、そのチャンスを探し続けると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウクライナ問題に進展あり
転載元より抜粋)
© Photo: REUTERS/Michael Sohn/Pool

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ウクライナ東部危機に解決の光明が差した。ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランス(通称「ノルマンディー4か国」)の外相が水曜夜、ベルリンで会議を開き、ウクライナ軍と義勇軍の戦線から重火器を引き上げる必要性について合意が得られた。4か国外相はキエフおよびウクライナ南部・東部代表者に対し、コンタクトを活発化させるよう呼びかけた。 

ロシアのラヴロフ外相はベルリン会談を振り返って、それが上首尾に終わったことを報告するとともに、成果を次のように語った。

今日採択された中で一番重要な決定は、ミンスク合意、たとえば9月19日のミンスク・メモランダムに規定された戦闘ラインからの重火器の早期引き上げを強力に支援することに関する決定だ。共同宣言にもそのことは記されている。これはとりもなおさず、ロシアのプーチン大統領がウクライナのポロシェンコ大統領に対して書面で行った今月15日の提案が受け入れられたことに等しい。ノルマンディー・フォーマット4か国外相の合意がその提案を実現させられるように願う。なお、ドネツクおよびルガンスクの両人民共和国はすでにロシア大統領の提案にそって重火器を引き上げることに同意している。ウクライナ政府も賛同するよう希望している」 

興味深いのは、ベルリン会談の成功とウクライナ軍がドネツク空港で敗色濃厚になったことがタイミングを一つにしていることだ。昨年8月末から9月初頭にかけても同じようなことがあった。義勇軍が防衛から攻勢へ転じ、ウクライナ軍が敗走を始めると、キエフはウクライナ南部・東部地域との対話および停戦に同意した。その結果として紛争の段階的解決を規定したミンスク覚書が成立したのである。もっともウクライナ政府はこの合意を本気で実現しようとはせず、むしろ停戦を利用して兵員の配置換えを行ったのである。しかし、今月半ばのドネツクにおける攻撃もついには不首尾に終わった。キエフはそこで平和プランを落としどころにしたのだ。

ドイツのシュタインマイエル外相もいうように、今重要なのは、ノルマンディー4か国外相の合意が空文に終わらないように努めることだ。今こそキエフとルガンスク、ドネツクのリーダーの出番である。

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ドネツク、ポロシェンコ大統領に呼びかけ、戦場を視察し、自国軍の損失を試算せよ
転載元)
© Photo: REUTERS/Oleksandr Klymenko

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ドネツク(自称)人民共和国軍のエドワルド・バスリン副司令官はウクライナ軍の訓練が行き届いていない兵士はドネツクの戦いで命を落とす危険性があると指摘した。バスリン副司令官はウクライナのポロシェンコ大統領に対し、ドネツク人民共和国を視察し、自らの目で損害被害の規模を知るべしと呼びかけている。

バスリン副司令官は21日のブリーフィングで次のような声明を表した。「ポロシェンコ大統領にはスイスであなたがウクライナの平和樹立にいかに多くのことをやったかを話すかわりに、さっさと帰宅していただきたい。さもなくば、あなたの戦友らはドネツク襲撃にろくに訓練もしていない若僧らを投入しており、そのうち最高司令官であるあなたの警備にしか人員は残されなくなるだろう。

「いらして、ご自分の目で見て欲しい。ろくな軍装も武器も持たせず我々の陣地に誰が送り込まれているか! そのうち幸運なものは捕虜になる。だが大多数は今、死体で戦場に転がっているのだ。夏のイロヴァイスクと同じ状況だ。彼らの母親、妻たちが今度も同じことを頼むだろうか?」

ドネツク義勇軍の調べではここ3日間、ドネツク近郊の戦いで500人のウクライナ人兵士が戦死し、およそ1500人が負傷している。

ポロシェンコ大統領は21日、ダボスの世界経済フォーラムで演説を行なったばかり。

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ウクライナ、親ロシア派がドネツク空港を占拠
転載元)
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ウクライナ政府に反対する親ロシア派が、東部のドネツク空港を占拠しました。

アイリッシュ・タイムズによりますと、ウクライナ軍は、親ロシア派がドネツク空港を占拠したことを報告しました。
ウクライナ軍はさらに、空港で兵士16人が拘束されたとしました。
ウクライナ軍の関係者の一人は22日木曜、ウクライナ軍と親ロシア派の衝突は主にこの空港で起こった、とし、「ウクライナ軍はこの空港を明け渡した」と語りました。

ウクライナ軍の報道官は、ドネツク空港周辺で衝突が継続されていることを強調すると共に、この空港への全面的なミサイル攻撃を受け、空港からの撤退を決定した、と述べました。

ドネツクのバス停への迫撃砲による攻撃により、バス1台と車両1台が破壊され、13人が死亡、20人以上が負傷しました。
ロシア系の住民が多く住むウクライナ東部は、2014年2月にヤヌコビッチ前大統領が辞任し、新しい政権が成立してから、反対派の活動の拠点となり、軍との衝突が続いています。

ミンスク合意の枠内での12月9日の停戦発表にもかかわらず、今もこの地域に安定は戻っていません。
国連の統計によれば、ウクライナの衝突で昨年4800人以上が死亡しているということです。

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