竹下雅敏氏からの情報です。
プエルトリコがデフォルトだそうです。これは次々に続くかも知れませんね。こうした予想外のデフォルトの連鎖が起こると、ウクライナをデフォルトさせないというジョージ・ソロスの思惑が、外れるかも知れません。現状ではウクライナのデフォルトは確実です。しかしそうなると、ソロスは致命的な打撃を受けるので、IMFを騙してウクライナに融資をさせる目算なのですが、うまく行かなくなる可能性があります。この7月は、いろんな意味で勝負どころです。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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プエルトリコがデフォルト宣言…金融市場影響も
記事配信元)
読売新聞 15/6/30
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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ウクライナは7月にもデフォルトか?
転載元より抜粋)
Sputnik 15/6/25
ゴールドマン・サックス社のアナリストたちの情報によると、ウクライナは7月にデフォルト状態になる可能性がある。支払い能力と流動性の危機に直面したウクライナは、恐らく7月に債権の利払いを履行できず、その結果、公的債務のデフォルトを宣言する可能性があるという。
ウクライナは、およそ700億の債務を抱えており、ウクライナ政府はそのうちの民間債権者から融資を受けた220-230億の債務を再編する計画だった。なおここには、対ロシア債務とユーロ債が含まれている。ウクライナ政府は、債務再編によって、4年間で153億ドルを節減する考えだった。しかし、ウクライナ国債89億ドルを保有する債権者委員会を率いるフランクリン·テンプルトン氏は、利払いの削減の他に、債務の一部免除を主張したウクライナの条件に従うことを拒否した。
ゴールドマン・サックス社のアナリスト、アンドルー・マセニー氏は、「ウクライナは7月24日に利払いを履行することはできないだろう。その時点から、デフォルト状態に陥る」と指摘している。ウクライナのヤツェニュク首相は25日、ウクライナは3年間に累積した債務を返済することができないと発表した。ヤツェニュク首相は、ウクライナの対外債務返済に必要な資金の総額は、ウクライナの軍事支出とほぼ同じである、と指摘した。
格付け会社フィッチは24日、2015年のウクライナ経済の減少率は、9パーセント台になると予測した。ウクライナ国債を保有する主な債権者の国際通貨基金(IMF)や欧州復興開発銀行も、同じような予測をしている。
ウェブ新聞Korrespondent.netは、ウクライナ経済の衰退によって、ウクライナ通貨グリブナの切り下げや、深刻なインフレが引き起こされるだろうと指摘している。
Korrespondent.netによると、フィッチは、「景気後退は、ウクライナ東部の未解決の紛争を背景に起こる可能性があるほか、これは、経済問題の重要な要素でもあり続けている」と指摘している。