欧米メディアは、2年間の執行猶予付きで死刑判決を受けたグ・カイライ(53)被告について、出廷したのが本人ではなく、そっくりさんであったのではないかとの疑いを示している。これより先、グ・カイライは英国人実業家ニール・ヘイウッド氏の殺害で有罪判決を受けている。
1日限りの裁判中に撮影された写真によれば、グ被告は以前よりもすこし太っており、これは中国の拘置所で普通人が痩せるということと矛盾している。また以前の写真と比較して明らかに顔の輪郭が違っていることから、判決には本人ではなく、そっくりさんが出廷したとの見方が強まっている。
英紙「デイリー・メール」は、中国国営放送が法廷から中継した女性はグ・カイライ本人ではないという専門家2名の見方を示している。
以前にも、中国では富豪や高級官僚が法廷でそっくりさんを出廷させるということがマスコミの間で報じられていた。
専門家らによれば、グ・カイライ被告は中国共産党指導部との間で折り合いをつけ、刑務所よりもより快適な自宅監禁の形で過ごすことを許可されたのではないかとみている。中国では執行猶予付きの死刑判決は、被告が反省の態度を示した場合には無期懲役や長期の禁固刑に変更される可能性もある。
もうひとつオマケで、以前キッシンジャーの偽者の記事を紹介しましたが、上下2枚ずつ合計4枚の写真を添付しておきます。上の2枚は本人、下の2枚は替え玉です。替え玉は血色がよく、すこしふっくらとしており、鼻の形が丸いのがわかりますが、波動の違いでは明らかに別人なのです。