この夏米国は過去50年なかった記録的な旱魃で悩まされた。また多くの国々も天候異常を経験している。これらすべてが影響して多くの農産物の価格が記録的な高値をつけはじめた。20日、英国フィナンシャル・タイムス紙が報じた。
米国は世界のとうもろこし輸出量の約半分、大豆、小麦輸出量のかなりの部分をカバーする。ところが今年こうした農産物の収穫が落ちたことでエジプトから中国まで世界の多くの国で影響が出始めた。
19日とうもろこしと大豆は前回の07-08年の食糧危機の時期に記録した最高値を超えた。当時世界の30以上の国々で食料品の高値と品不足から暴動が起きて、世界の飢餓人口は10億人を超えたことから、今年はこれより一層深刻な事態になるだろうと予測されている。
【インターファックス通信】
すなわち、
“現在国債に投機されているマネーが、いつか穀物に流れ込む。このとき恐るべきインフレ(スタグフレーション)が起こる。いくらお金を持っていてもダメだ。穀物そのものがないのだから。想像を絶する悲劇になる。だが第3次大戦よりはマシだ。人類はこうした悲劇を通してしか自然を大切にすることを学べないのだろう。”
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