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[世界の裏側ニュース]トルコでCIA二人が逮捕/プーチンがエルドアンの命を救った 〜“度肝を抜く”トルコのクーデターの真相〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 トルコのクーデターの真相は、まさに“度肝を抜くもの”でした。これまで、トルコのクーデターはアメリカ主導のものと説明して来ました。記事では、“CIA主導のクーデター”と書かれています。状況から見て、ロシアに近づき過ぎたエルドアン政権を転覆するために、アメリカ主導で行われた陰謀であったことは明らかでした。
 ただ一点、クーデター情報を知らされたエルドアン大統領が、命からがらホテルを何とか脱出し、“ヘリでイスタンブールに向う間、少なくとも2機のF-16戦闘機が大統領機の後を追っていた”のですが、“なぜ銃撃戦が始まらなかったのかは、わからないまま”で、この部分が最大の謎でした。
 F-16戦闘機がヘリを撃墜しなかったことから、このクーデターは、エルドアン大統領の自作自演ではないかという説が出て来ました。しかし、この考え方は明らかにおかしく、もし自作自演であれば、そもそも2機のF-16戦闘機にエルドアン大統領が乗ったヘリを追わせる必要がありません。単にクーデターを鎮圧するために、ヘリでイスタンブールに向かうだけで良かったはずです。
この最大の謎が、今回の記事で明らかになりました。何と、プーチン大統領の神業とも言える即時の判断がエルドアン大統領の命を救ったというのです。引用した記事の文末の赤字部分をご覧下さい。この状況は、プーチン大統領がまさしく政治的天才であるということの証だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トルコでCIA二人が逮捕/プーチンがエルドアンの命を救った
転載元)
(前略) 

エルドアン暗殺未遂で二人のCIAパイロットが逮捕される:トルコ 
CIA Agents Arrested In Turkey For Erdogan Assassination Attempt
7月20日【YourNewsWire】 http://yournewswire.com/cia-agents-arrested-in-turkey-for-failed-erdogan-assassination-attempt/ より翻訳

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昨年11月にロシア機を墜落させたとトルコ政府が主張する二人のCIA工作員が、エルドアン大統領の暗殺を試みて逮捕されたことがプーチン大統領に報告された。

在トルコのロシア連邦外務省(MoFA)によると、身柄を拘束された二人のCIAパイロットは、昨年シリア上空のロシアのスホーイSU-24m爆撃機を墜落させていただけではなく、数日前の失敗に終わった「クーデター」未遂の際にエルドアン大統領を暗殺しようとしていたという。

Whatdoesitmean.com の報道より

トルコの外務省は数時間前、このクーデター未遂事件の構想の背後にはフェトフッラー・ギュレン指導のテロリスト組織がいると発表していた。しかしロシアの外務省の発表によれば、オバマ政権はクーデター中にエルドアン大統領を殺害し、CIAが「指定した名目上の統治者」であるフェトフッラー・ギュレン氏を代わりに配置させる計画をしていたという警告を発している。

(中略) 

以下、ロシア政府内に流布されたロシア連邦安全保障会議の報告書の内容:

7月15日にエルドアン大統領がCIA主導のクーデター勢力に対抗するためにイスタンブールに向かって飛行していた際、ロシアのSu24爆撃機を墜落させたのと同じ二人のパイロットがエルドアン大統領専用機を破壊しようと空対空ミサイルで連続追跡していた。

しかし
エルドアン専用機に殺害目的でミサイルの標的を合わせていた二人のCIAパイロットに対し、オバマ政権の管理者らからその任務を「即座に中止」させ、インジルリク空軍基地に戻るように命令が下された。

(中略) 

CIA主導のクーデターを援護していた全航空機に対しCIAが着陸命令を下した理由は、度肝を抜くものであった。

つまりプーチン大統領がロシア国防省のクメイミム(Khmeimim)空軍基地に配置されているS-500プロメティ(55R6M Triumfator-M)防空システムを即座にアクティブにさせ、それにより120秒以内にトルコ、シリア、イラク上空の「敵対的な」航空機すべてを墜落させ、さらにレヴァント地域上空の低周回軌道(LEO)内のアメリカ・NATOに属する軍事衛星を一つ残さず破壊するという「脅迫(公約)」をしたことが、CIAによる攻撃停止命令の理由だったというのである。

(以下略、続きは引用元でご覧下さい)

ロシアの通報でぎりぎり難を逃れたエルドアン大統領とサウジアラビア国防相のクーデター関与 〜ロシア側に回ったトルコは、アメリカにとって大変都合の悪い国に〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 トルコのクーデターは、かなりのことがわかって来たようです。やはり、エルドアン大統領はロシアの通報でクーデター計画を知り、ぎりぎりのところで難を逃れたようです。
 興味深いのは、サウジアラビアの国防相モハンマド・ビン・サルマンがクーデターに関与しており、彼と連帯しているアラブ首長国連邦のモハンマド・アル・ナヒャン皇太子が、エルドアン政権がクーデターの首謀者だとしているギュレンと関係があるということです。ギュレンはCIAの手先であることはよく知られているので、こうなると、このクーデターがアメリカ主導で行われたのは、まず間違いありません。
 こうした情報に対して、ロシアのぺスコフ大統領補佐官は、“ロシアがエルドアン大統領に…警告したとの情報は有していない”と述べたとのことですが、これは曖昧な言い方で、このクーデターに関与した国との摩擦を避けるための発言だと思われます。エルドアン大統領は、今回のクーデターに便乗して国内での政敵を一掃しており、このことでCIAの息のかかった者たちは一網打尽になっていると思われます。そうなると、トルコでのCIAの工作は今後は不可能となり、ロシア側に回ったトルコは、アメリカにとって大変都合の悪い国になります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トルコの露国接近を嫌った勢力がクーデターを計画、それを察知した露軍からトルコ政府へ警告か
引用元)
 トルコのクーデター未遂について、背後に外国勢力が存在し、武装蜂起の数時間前にロシアの情報機関からトルコ政府へ警告があった(中略…)エルドアン政権はこのクーデター未遂を利用、反対勢力を一掃し、支配体制を強化しようとしている。

 クーデター計画の情報を最初につかんだのはシリアの北部に駐留しているロシア軍の通信傍受部隊で、(中略…)大統領を拉致、あるいは殺害しようとしていることもトルコ側へ伝えたようだ。

 サウジアラビアから流れてきた情報によると、同国の副皇太子で国防相でもあるモハンマド・ビン・サルマンがクーデターに関与している。この副皇太子と連携しているひとりがアラブ首長国連邦のモハンマド・アル-ナヒャン皇太子で、この人物はアメリカへ亡命しているフェトフッラー・ギュレンと関係があり、クーデターを始めるために2億ドルを提供したと主張する人がいる。(中略…) 

 ギュレンはCIAの手先としても知られ、この人物が主導する運動に支えられてエルドアンも実権を握ることができた。ところが2013年にふたりは仲違いし、今はCIAがギュレンを保護している。こうした背景もあり、今回のクーデターを仕組んだのはアメリカの支配層だと見る人は少なくない。

(以下略、続きは引用元でご覧下さい)

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ロシアがエルドアン大統領にクーデターを警告したとの噂に露政府コメント
転載元)
ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領補佐官は、いわくロシアがエルドアン大統領にクーデターが準備されていると警告したとの情報は有していない。

ペスコフ大統領補佐官はイランFARS紙が公開した情報にコメントし、記者団に次のように述べている。

私はそのような情報を有しておらず、通信社はどの情報源を参照したのか知らない

イランのマスメディアによると、トルコのエルドアン大統領は、クーデター未遂の数時間前に警告を受け取ったという。

ペスコフ大統領補佐官はまた、クーデター後に発令された非常事態はトルコの国内問題だと述べた。

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メディア:ロシアがトルコにクーデターの準備について警告した
転載元)
© Sputnik/ Michael Klimentyev

© Sputnik/ Michael Klimentyev



トルコで16日にかけての深夜発生した軍事クーデターの試みについて、イランの新聞Farsは、トルコで軍事クーデターが準備されているという情報が、ロシア側からトルコ指導部へ伝えられていたと報じた。トルコのエルドアン大統領は、この情報を反乱が始まる数時間前に受け取っていたという。

伝えられたところによると、クーデターが準備されているという情報は、トルコの外交筋から入った。ロシアの消息筋が、トルコ国家情報機構(MIT)に「クーデターは避けられない」と警告したという。

なおFarsによると、ロシアの消息筋は、諜報機関がクーデターの参加者らの会話を傍受したため、クーデターが準備されているのを知った。

会話には、クーデター計画についての議論が含まれており、特にトルコ南西部マルマリスのホテルに軍用ヘリコプターを派遣する必要性についての情報があった。反乱者らは当時ホテルにいたエルドアン大統領を殺害する計画だったという。

先に伝えられたところによると、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領の会談は、8月上旬にロシアの都市で行なわれる。

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エルドアン大統領「クーデター未遂には外国政府関与の可能性」
転載元)
トルコで起きた軍事クーデター未遂のには外国政府の影がある可能性があると、トルコのエルドアン大統領が発言した。
エルドアン大統領はアルジャジーラのインタビューで次のように述べている。

このクーデターの後ろには他の政府がいる可能性がある。ギュレン派(イスラム教指導者ギュレン氏の地下組織メンバー)は、高い知能を持っており、これら全てを計画できた。時が来れば、全てのつながりは暴かれる

7月16日深夜、トルコで反乱軍が軍事クーデターを試みた。トルコ政府はクーデターを組織したとして、米国にいるイスラム教指導者ギュレン氏を非難した。しかし、ギュレン氏は疑いを否定している。

先に伝えられたところによると、「ウィキリークス」はトルコ与党関係者の約30万通のメールを公開した。

[Sputnik]トルコの諜報組織「MIT」は、国内でクーデターが準備されていることを数時間前に警告 〜エルドアン大統領の自作自演説について〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の記事は内容が詳細で、情報が誰に伝わり、その後、誰が命令を出したかというところまで、しっかりと出ています。したがってこの非常に重要な情報は、確かだと考えられます。この情報が正しければ、クーデターが本物であったことが確実となります。
 このクーデターは、エルドアン大統領の自作自演ではないかという説もありますが、いくつかの点で、自作自演と考えるのは無理があります。
 自作自演説の根拠として言われるのは、あまりにも多くの人々が、クーデターに関与したとして手際よく逮捕されているためで、予め逮捕者のリストを作っていたはずだというものです。クーデターを自作自演することで、政敵を一掃することが出来たというわけです。
 しかし、独裁国家、警察国家の場合、政権に批判的な人物のブラックリストは、とうの昔に作られていたと考えるべきだと思います。エルドアンは、今回のクーデターを“天からの恵”として、そうした自分を批判する人々を一斉に刑務所に入れることに使ったのだと思います。
 自作自演説に無理があるのは、仮に自作自演だとすると、国会で炸裂した爆弾が核であったことの説明がつきません。また、自作自演であれば、このクーデターをわざわざアメリカの陰謀によるものとして、アメリカを非難し、軍事基地まで閉鎖、米兵を捕縛するということまで行う必要がありません。もし自作自演で、トルコ政府が米兵を不当に逮捕するというようなことが起こっているならば、アメリカとトルコは、今や戦争の直前のはずです。
 少なくとも、アメリカは今のような穏やかな態度でトルコの陰謀説を単に否定するだけ、ということで終わるはずがありません。また、これまで良好だったアメリカとの関係を、トルコがこのような偽旗作戦で破壊する理由が見当たりません。
 今回の一件で、トルコと欧米の関係は決定的に深刻なものとなりました。逆に言うと、エルドアン大統領にとって、本当の意味での正念場はこれからだと言えます。エルドアン大統領は今後、政権の転覆はもちろん、暗殺にも十分な警戒をしなければならなくなりました。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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トルコの諜報機関はクーデターの準備を知っていたか?
転載元)
トルコの諜報組織「MIT」は、国内で国家クーデターが準備されていることをつかみ、その数時間前、軍に警告していた。トルコの雑誌Noktaが報じた。 

雑誌Noktaは、次のように伝えている―

トルコの諜報組織(MIT)は、クーデターの前、7月15日(金曜日)の16時にその情報を入手、16時半には同組織のハカン・フィダン副長官が、それをトルコ軍のヤシャル・ギュレル副司令官に伝えた。

そのあと18時半、トルコ軍のフルスィ・アカル参謀総長は、軍用機も含めたあらゆる航空機に対しトルコ領空を閉鎖し、部隊や装甲車両の移動を禁止する命令を出した。

当初、国家クーデターは、16日(土曜日)の深夜3時に開始されるはずだったが、計画が諜報機関に事前に漏れたため、クーデターは、少し早く金曜から土曜の真夜中にかけて始まった

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ケリー米国務長官、NATOからの排除をトルコに示唆
転載元)
米国のジョン・ケリー国務長官は、民主主義の原則に反するトルコの行動は、同国のNATOからの除名につながる可能性がある、と述べた。英紙インデペンデントが報じた。 

フェデリカ・モゲリーニEU外相との共同記者会見で、ケリー氏は、米国は「選挙で選ばれたトルコ指導者の側に立つ」と述べた。
一方で同氏は、米国はトルコ政府に対し「国の民主主義制度の尊重と法の支配について最高水準を維持」するよう強く求めた。

一方のモゲリーニ氏は、死刑が許可された国はEUに参加することはできない、と警告した。これを受けてケリー氏は、「NATOもまた、民主主義の尊重を(加盟の)要件としている」と付け加えた

トルコでクーデターの試みの後、軍人が大勢逮捕され、死刑の再施行の必要性が議論されている。

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エルドアン大統領、奇跡的に死を回避(動画)
転載元)
トルコのエルドアン大統領は軍事クーデーターの際、「数えるほどの時間の差で死とすれ違った」という。ロイターが報じた。 

エルドアン大統領は、大統領の殺害ないし確保を計画していた軍部が到着する数分前に、マルマリスのリゾート地にあるホテルから退避した。

 

​CNN TurKの情報をもとにロイターが伝えたところ、クーデター軍は25人の兵隊を乗せた3機のヘリコプターでマルマリスに向かい、兵士はホテルに降りた。しかし、そのホテルでクーデター軍は大統領を警護する特殊部隊の抵抗にあった。

エルドアン大統領がヘリでイスタンブールに向う間、少なくとも2機のF-16戦闘機が大統領機を後を追っていた。
状況に詳しい軍人筋の情報によると、なぜ銃撃戦が始まらなかったのかは、わからないままだという。

先に伝えられたところによると、露大統領報道官は「要請があれば、エルドアン氏の亡命受け入れ問題を判断」といった。

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イスタンブールで安全保障に関する緊急措置が講じられる
転載元)
トルコ最大の都市イスタンブールの治安機関責任者は、警告なしにヘリコプターを撃墜するよう命じた。町には警察の特殊部隊隊員1800人が投入された。18日、アナトリア通信が報じた。 

特殊部隊は近隣の県からイスタンブールに派遣され、町の戦略的に重要な施設や通りに配置された。町には特殊車両も投入された。イスタンブールでは安全保障に関する緊急措置が講じられた。

イスタンブールの治安機関責任者は、無許可で離陸したヘリコプターを警告なしに撃墜するよう命じた

なおトルコのエルドアン大統領の飛行機は、イスタンブールにあるアタチュルク空港から首都アンカラに向けて飛び立ったという。飛行機のトラッキングサイトPlanefinderで伝えられた。

先にトルコのエルドアン大統領が述べたところによると、同国で軍事クーデターの試みがあったのを受け、トルコでは死刑制度が復活する可能性があるという

[Twitter/Sputnik]トルコの軍事クーデターは米国主導であったことは確定的 〜 アメリカにとって、大変な事態になって来た

竹下雅敏氏からの情報です。
 トルコ外相が、今回のクーデターにトルコ南部のインジルリク米空軍基地の軍人らが関与したと発表。記事によると、“クーデターに参加した複数の軍人が拘束された”とあります。この発表で、今回のクーデターが米国主導であったことが確定的になりました。
 一部では、エルドアン大統領の自作自演説も流れていましたが、自作自演であれば、下に取り上げた記事のように、トルコ労働相の発言や、オバマ大統領に対するエルドアン大統領のおよそ大統領らしくない呼びかけは、説明出来ません。また、仮に米国が関与していない単なる一部の軍人によるクーデターであるならば、ほぼクーデターが鎮圧された現在、エルドアン大統領が身を隠す理由がありません。
 しかし、これが米国主導であったならば、核兵器を保管してある空軍基地への出入りをトルコ当局が禁止し、“現地当局により封鎖され、電気の供給も止められている”理由がよくわかります。また、米軍の特殊部隊による暗殺を警戒して、エルドアン大統領が身を隠す理由も納得出来ます。
 トルコによるロシア機撃墜事件は、おそらく、米軍の指示にエルドアン大統領が従ったものだと思いますが、今回の件は、トルコとアメリカの関係が決定的な局面を迎えたことを意味します。アメリカにとって、大変な事態になって来たようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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トルコの米空軍基地 停電
転載元)
NATO諸国の航空機も置かれているトルコ軍のインジルリク空軍基地は、現地当局により、封鎖され、電気の供給も止められている。

テレビCNNチュルクは、米国の外交筋からの情報として次のように伝えた-

「駐トルコ米国領事館の情報では、現地当局は、インジルリク空軍基地への出入りを禁じ、基地内への電気の供給もストップさせた。米領事部は、米国市民に対し、正常な体制に戻るまで基地を訪れないよう呼び掛けている。」

トルコで16日未明、軍事クーデターの試みがあった。当局は「状況は制御下にある」と主張している。しかし、目撃者によると、反乱軍は攻撃を続けている
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トルコ大統領 イスタンブールから何処ともなく飛び去る
転載元)
今日、トルコのエルドアン大統領は、イスタンブールから別の場所に飛び立った。テレビ「アルジャジーラ」が伝えた。

テレビ報道によれば、大統領を乗せた特別機は、イスタンブールのアタチュルク国際空港から飛び立ったが、行く先は明らかではない。

大統領の居場所について、トルコ当局からの公式の確認情報は届いていない。

トルコで16日未明、軍事クーデターの試みがあった。当局は「状況は制御下にある」と主張している。しかし、目撃者によると、反乱軍は攻撃を続けている

トルコ軍事クーデターの試み失敗 首謀者ら逮捕 〜ロシアに近づきすぎたトルコへの報復:クーデターを指揮したのは、ジョセフ・ダンフォード将軍〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 昨日の記事で、“世界各地で、大動乱が目前に迫っている”とコメントしたのですが、このタイミングでトルコにクーデターが起きるとは思いませんでした。どうやらクーデターの試みは失敗したように見えます。
 今日の1本目の編集長の記事で、ロシアに近づきすぎたトルコへの報復という線が示されていましたが、おそらくそれに間違いないと思います。
 記事をご覧になると、NHKのBS1「ワールドウオッチング」において、トルコとロシアの関係修復の背景、そして両国の思惑を伝える特集が予定されていたところです。アメリカにすれば、こうしたトルコとロシアの関係修復は許し難いことだろうと思います。
 不思議なことに、どうやら、フランス政府は事前に何かがあることを知っていたようなのです。エルドアン大統領は、今回のクーデターの首謀者を米国亡命中のギュレン氏だと名指ししています。ツイートでは、本人が“クーデター指揮を否定”とありますが、これは指揮を執ったのを否定しているだけで、おそらく間違いなく関与していると思います。
 今回の件は、オバマ大統領、バイデン副大統領、そしてこのギュレン氏が関わっており、クーデターを指揮したのは、ジョセフ・ダンフォード将軍だと思います。ジョセフ・ダンフォードは、以前からロシアに対して過激な発言をしており、私は彼をまともな人間とは見なしていません。
 チャネリング系の情報では、彼はアメリカの新共和国のトップとして、光の側の中心人物と見る向きがありますが、元々カバールで、現状を分析すれば、現在の立場で振る舞った方が得策だと考えているに過ぎません。彼の行動の根本は、地球の解放ではなく、野心です。
 ダンフォード将軍に関しては、そのリーダーシップを疑う人々も出て来たのですが、私は最初から悪魔のような男で、信用できないと断定しています。いずれ尻尾を出すはずだと思っていましたが、今回の件ではっきりと、彼の正体がわかりました。このような事件を企てる連中は、退場してもらうよりないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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イスタンブル知事: 軍事クーデターの試み失敗 首謀者ら逮捕
転載元)
イスタンブールのシャヒン知事は、トルコにおける軍事クーデターの試みは失敗し、首謀者の逮捕が始まったと述べた。

シャヒン知事は、土曜日NTVテレビに出演し「軍事クーデターの試みは、失敗に終わった。すでにクーデター首謀者の拘束と逮捕が始まっている」と伝えた。
テレビ報道によれば、特に、ブルサ県の憲兵隊長が拘束されたとのことだ。

マスコミ報道によれば、トルコでのクーデターを率いたのは、軍検察官と46名の上級将校。

クーデター失敗の報にも関わらず、最大都市イスタンブールや首都アンカラでは、やはりまだ衝突が続いている。あちらこちらで爆発音や銃声が聞こえる。

クーデターの試みがなされた際、衝突が起きたイスタンブールでは、犠牲者は6人に達した。また多くの一般市民が負傷している。

トルコ軍参謀本部はクーデターを起こし、政権を奪取し、指導部を退けたと宣言。参謀本部のこの声明は7月16日NTVテレビで放映された。同時にトルコ軍参謀本部のサイトは現在、アクセスができない状況。 

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トルコとロシア 関係修復の背景特集 

去年11月、ロシアの爆撃機がトルコ軍に撃墜された事件で冷え込んだ両国の関係が、ここに来て修復に向かっている。ロシアの経済制裁でどん底に落ち込んだトルコのリゾート地・アンタルヤには、先週からロシア人観光客が戻り始め、サッカーのスターが集まる慈善試合の開催が予定されるなど、賑わいを取り戻している。

(以下略)

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「治安上の脅威」仏が直前にトルコで大使館など閉鎖
転載元)
フランス政府は、トルコで軍の一部がクーデターを試みる2日前の今月13日、首都アンカラにある大使館と最大都市イスタンブールにある総領事館を当面休館にすると発表していました。
フランス政府は理由について「治安上の脅威があるため」としていましたが、具体的にどのような情報に基づいて判断したのかは明らかにしていません。

(以下略)

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