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海外から帰国したダグさんの凄まじい入国審査体験談 〜 入国する人々も空港で働く若者も犠牲になっているシステム

 ダグさんはアメリカの企業弁護士であり、宮古島で日本とアメリカの架け橋になるよう想いを込めたユニークなハンバーガー店を経営されています。ダグさんの成功したお店も話題豊富ですが、今回はダグさんがサンフランシスコから日本に帰国した際の凄まじい入国体験を怒涛の連続ツイートされていました。
 初めの連ツイは6/5入国時のもの。入国後3日間の強制隔離は覚悟されていたものの、入国時に味わう地獄の書類審査は事前の厚労省のサイトからはとても想像できないものでした。「日本式陰性証明書」「誓約書」「質問状QR」「各種スマホアプリ」「米式陰性証明書原本」「ワクチン証明書」、これらはダグさんが搭乗時に準備していたもの。機内でさらに「健康カード」を加えて、水際対策の関所を次々と巡ることになりました。読むだけでもぐったりする詳細はダグさんのツイッターで見ていただくとして、椅子に座ることもできないまま、周りの外国人も超不機嫌モードの中、歩く、歩く、歩いては待機の連続で数時間が過ぎていきます。結局、ダグさん自身はJALの伝手もあって4時間半という「最速」で空港から出ることができましたが、9時間かかる人もあるとか。健康で、法的書類にも明るく、自分一人だけの審査でも疲労困憊するのに、高齢者や子連れの乗客は「よほどの理由がない限り」来日はお勧めできないようです。
 そして、ダグさんの本当のメッセージは、「続きはこちらから」にあります。
強制隔離最終日に書かれた続編ですが、なんと前回の連ツイに、空港で働く「マスク一枚とiPadを片手に空港の中を走り回っている多くの若者」達から熱い共感が寄せられたそうです。彼ら自身、究極の混乱の中で「誰が何のために何を確認しているのかの目的を見失いつつあった」ことを実感していたのでした。水際対策の最前線にありながら、国から大事に防護されているわけでもなく、時給わずか2,050円で、チグハグなシステムに翻弄されている若者を守る必要がある、と厚労省に向けて強く訴えておられました。
 こんな「オモテナシ」は、若者達の責任ではないです。政府はこの状態を作り出しておきながら「安心安全」を唱えながら五輪で外国人を招き入れるのでしょうか。
(まのじ)
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配信元)

(中略)

(中略)


(中略)
(中略)
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[Twitter]お兄ちゃん、子にして親なり

ライターからの情報です。
にぎやかしい密集、密接、そして親密♪
みんな、健やかに育ちますように。
(しんしん丸)
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配信元)


沖縄県警が人権派研究者を狙い撃ちの過剰捜査 〜 土地利用規制法案の行く末を暗示する弾圧

 沖縄のチョウ類研究者である宮城秋乃氏は、研究のかたわら米軍北部訓練場跡地に散在する軍需品の廃棄物や銃弾を見つけては回収し、元の持ち主と言える米軍の敷地内に「返却」することで、廃棄物の危険性や返還地の原状回復を訴えて来られたそうです。その活動を讃えて反権力人権賞を受賞されたこともあります。
 その宮城氏に対して、4日、沖縄県警は米軍車両や軍関係者の通行を妨害した威力業務妨害の疑いで自宅の家宅捜索をしました。10人もの捜査員が押しかけ写真を撮影し、タブレット端末やパソコンなどを「押収」、奪って行きました。
本来、米軍の危険な廃棄物は政府が原状回復すべきだそうです。ところがこれまで宮城氏が危険な廃棄物を見つけて通報しても、県警は回収すら果たさないのに、一方で「威力」とも言えない市民の活動には過剰な捜査で弾圧をする。かつて米軍基地の警備員が宮城氏の車両の通過を記録していたことが発覚し、宮城氏の活動の監視や萎縮を狙った行為が問題になっていました。
屋良ともひろ議員は「地道なゴミ拾いに感謝すべき宮城さんを狙い撃ちした。」とコメントされています。
 今、参議院で審議されている土地利用規制法案は、まさしくこのような横暴を合法にしてしまいます。今ですら沖縄ではこの有様ですが、権力が自由に調査、規制ができるようになったら、、。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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自宅内を約1時間半かけて捜索 米軍の廃棄物に抗議で 識者「政府への反対運動を抑制」と指摘
引用元)
 沖縄県の東村高江の米軍北部訓練場のメインゲートで米軍車両や軍雇用員らの通行を妨害したとして、威力業務妨害の疑いで県警が4日午前、チョウ類研究者の宮城秋乃さん(42)の自宅を家宅捜索したことが分かった。識者は「過剰な捜査だ」と指摘している
(中略)
 宮城さんは「これまであらゆる手段で返還地の廃棄物について訴えてきたが、米軍や政府は見向きもしなかった。背景も考慮せずに短絡的に威力業務妨害とされることは納得いかない。返還地内で火薬入りの弾薬などの廃棄物を見つけて通報した時には、県警は職務であるにもかかわらず回収していないが、市民の抗議行動は厳しく弾圧することに矛盾を感じる」と話した。
(以下略)
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配信元)

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[Sputnik]絶景、それとも絶叫? 上空1500メートルでスラックライン

読者の方からの情報です。
 スプートニクの記事によりますと、スラックラインとは「細いベルト状のライン上を歩いたり、または飛んだりしてバランス感覚を鍛えられる綱渡りスポーツ」だそうです。
絶景大自然の中で、綱渡りとトランポリンを同時に楽しめるとか。
・・・いやはや、世の中には度胸のある方がいるものぢゃ。
(まのじ)
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絶景、それとも絶叫? 上空1500メートルでスラックライン
配信元)
(前略)

(以下略)

「憲法が あるのに使わず 改憲論」憲法審査会の参考人質疑では与党側の参考人も改正案に「熟議になっていない」

 安倍菅政権では「無茶な法案をろくに審議もさせずに強行採決で暴走する」のがデフォになってしまいました。とっくに過去の人、安倍前首相が自民党憲法改正推進本部の最高顧問に就任してゴリゴリ圧力をかけているせいか、本来、内閣総理大臣の意向を入れてはいけない憲法審査会の作業に安倍改憲を無理やり突っ込んできて「断末魔のように」押し進めているのが今回の国民投票法案です。与党は9日にも採決に持ち込みたいらしい。また強行させる気か?これも国民が止めなければ。
 6/2に憲法審査会で参考人質疑がありました。与野党がそれぞれ推薦した4人の参考人がいずれも「熟議になっていない」と改正案に慎重姿勢であったことが特徴でした。また通常、質問する委員はその法案のポイントを突くのものですが、与党委員は全員7項目の改正案には一切触れず、正面から質問したのは立憲、共産の委員だけでした。傍聴した方によれば、迂闊に質問すると7項目のボロが出ることを分かっていたからではないかと解説されていました
今回の改正案は、公選法に合わせる形で国民投票法7項目の改正案ですが、そもそも、人を選ぶ選挙と「国の基本法のあり方を決める」投票を同様に扱ってはいけないことが参考人の説明で大いに納得でした。また改正どころか、国民の公平な投票にとってむしろ改悪になりかねない大欠陥法案であることも分かりました。飯島滋明名古屋学院大教授は憲法違反となる可能性を海上自衛隊の例示などで興味深く解説され、今の法案の杜撰さを指摘されていました。
 野党委員の意見はいずれも重要なものでしたが、とりわけ福島みずほ委員の意見は、憲法を尊重すべき国会議員としての想いがこもったもので印象的でした(3:25:17〜3:28:50)。引用された川柳も国民の気持ちを代弁していました。
「憲法が あるのに使わず 改憲論」
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国民投票法改正で環境悪化 参考人指摘、9日採決提案
引用元)
 参院憲法審査会は2日、憲法改正手続きに関する国民投票法改正案を巡り、参考人質疑を実施した
立憲民主党などが推薦した憲法学者は、投票環境向上が目的の改正案には公平性確保に課題が残り「むしろ悪化の可能性が高い」と指摘。立民も、不備のある改正案を前提とする改憲発議は違憲判決を招きかねないと同調した。
与党は幹事会で9日の採決を提案したが、野党との隔たりが改めて浮き彫りとなった。
(以下略)
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2021年6月2日 参議院 憲法審査会
配信元)