[YouTube 他] 衆議院TPP特別委員会・緒方林太郎(民進)→中断 / 西川公也氏の著書『TPPの真実』巡り国会中断 Amazonからは削除

竹下雅敏氏からの情報です。
 野党側が求めたTPP交渉資料に対し、自民党側はタイトル以外全て黒塗りで提出。“守秘義務をたてに開示を拒否”しました。ところが、特別委員会の西川委員長(自民)が近く出版予定の書籍のゲラ刷りを民進党の緒方議員が入手し、その一部を読み上げました。西川委員長は、守秘義務違反の疑いが出て来ました。
 そうでないとなると、この資料を国会での審議の材料に出来るはずです。石原TPP担当相は、“ゲラ刷りかどうか確認できない”として言い逃れをしましたが、ツイートにある動画をご覧になると、西川委員長本人が自分の書いた物と認めています。
 冒頭の動画の14分25秒〜17分54秒の部分を文字起こししてもらいました。マイクが拾った西川委員長の言葉は、動画の14分25秒以降になります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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2016 04 08 衆議院TPP特別委員会・緒方林太郎(民進)→中断
転載元より抜粋)


14:25
緒方林太郎「では、政府にまったく入っていない、閣僚でもなければ副大臣でもない政務官でもない、そもそもアクセス権限を持っていない国会議員は、絶対にこの秘密書簡におけるところのいろいろな外に漏らしてはいけないという文書を見るということ、そしてその情報を知るということはないということでよろしいですね?石原大臣。」

石原TPP担当大臣「緒方議員のように外務省にいらっしゃって、特別な関係があるようなことがあって、そういうことがないかと言えば、ないんだと思いますけど、そういう方でも私はないんだと思います。」

緒方林太郎国会議員がそういうことを知る事はあり得ないということなんですが、この西川委員長が書かれたとされるその本の中には、どう読んでも、交渉の内状を詳しく説明をしていると。当時から詳しく知っていて説明をしているとしか思えないような記述が多いんですね。例えば、ニュージーランドは日本に対して生乳換算で年間9万トンの輸入枠を増やせの一点張りでしたと。日本はアメリカに対して、アメリカの日本車輸入の関税撤廃25年を短縮することを勝ち取ってきてほしい。これが実現すれば、日本もニュージーランドの乳製品の輸入拡大を考えると伝えていましたと。明らかに交渉の経緯を、当時から知っていて、そしてその情報に基づいて動いていたことを示唆するものであります。石原大臣におうかがいをいたします。本当に、本当に国会議員が知り得ない、こういった情報も知り得ない状態もあったと確約できますか?石原大臣。」

石原TPP担当大臣「委員の前提が、その委員がご示しになっている白い印刷物の束を指して、そこの内容についてコメントをというのであれば、そのものがなんであるのかということを私は認識しておりませんので、ご答弁は差し控えさせていただきたいと思います。」

緒方林太郎「これ、本の番号から何から全部一致をしていて、そして昨日国会で取り上げた瞬間に、予約から何から全部出来ないように消されてしまうというもの。これは、逆に真実だということを示唆しているんだと思います。真実で、これが外に出てしまうと審議に大きく差し支えるから、だから消したということなんだろうと思います。そう考える時にここに書いてあること、ニュージーランドと日本のやり取り、そしてアメリカとのやり取り、こういったものが外に出ていたということは由々しき事態ですね。仮にこれが外に漏れていたということであれば、これは秘密書簡に違反するという風に理解してよろしいですね?石原大臣。」

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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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西川公也氏の著書『TPPの真実』巡り国会中断 Amazonからは削除
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玉木雄一郎認証済みアカウント
‏@tamakiyuichiro
TVでは分かりにくかったかもしれませんが、緒方議員はゲラの真否を問うたのではなく、4/1付の内閣官房の文書の真否について、石原大臣に聞いたのです。にもかかわらず、石原大臣はあえてゲラの話に持ち込んで話をそらし、答弁拒否。これが中断の理由です。
2016年4月7日 のツイート


7日の委員会では、玉木雄一郎氏(民進)の質問に、西川委員長は「答える立場にない」と応じず、安倍晋三首相も「いま初めて知った」と答弁するなど、与党側に混乱がみられた。

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発端は、野党側が求めた政府のTPP交渉資料を、5日に自民党側がすべて黒塗りで国会に提出したこと。自民党側は「公開しないという国と国との約束は絶対に逸脱できない」(佐藤勉・国会対策委員長)と、守秘義務をたてに開示を拒否したが、紀伊國屋書店ウェブストアによると、西川氏の本は「未曾有の多国間交渉での自国の将来をかけた駆け引き。自民党TPP対策委員長として最前線に立った著者が、その熾烈な内幕を明かす!」とされている。野党側は守秘義務違反に当たらないのであれば「同レベルの情報を国会議員にも出して欲しい」と求めていた。

この本は、amazonからはリンクが削除された。紀伊國屋書店ウェブストアやhontoには残っているが、どちらも予約受付は終了している。ハフポスト日本版は中央公論新社に事実関係を確認しており、回答を待っている。

西川氏は第2次安倍政権で自民党のTPP対策委員長、2014年9月からは農水相を務めた。TPP交渉の内幕を知る立場にあったが、自身の政党支部が国の補助金を受けた企業などから献金を受けていたことが発覚し、2015年2月に辞任していた。

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