注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
日本の施政下の全領域の安全に関与
われわれは、日本およびその施政下にあるすべての地域の安全に関与し、この重要な同盟関係をさらに強化していきます。
(中略)
航行の自由 北朝鮮の核・ミサイル対応で協力
(中略)
われわれは両国共通の利益を推進するために協力します。中でも、この地域に関しては、航行の自由および北朝鮮のミサイルおよび核の脅威からの防衛が含まれます。
(中略)
中国の習近平国家主席と対話
私はきのう(9日)、中国の(習近平)国家主席と非常によい対話をしました。非常に心温まる会話でした。中国とはよい関係を築く過程にあると考えています。そして、これは日本にも有益なものだと思います。
(以下略)…
※共同声明ではなく「共同会見」の書き起こし全文です;以下、トランプ発言;
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年2月11日
「尖閣はあ安保5条対象」はトランプ発言にはない。
【軍事同盟】
➀私達は日本の安全保障にコミットしています。そして、私達は非常に重要な同盟関係 https://t.co/kqdDCXPQeN
②日本と米国にとって、安定と平和の基盤が太平洋地域では重要だと確認した
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年2月11日
③私達は、両国の防衛能力をさらに構築し、もっともっと強くする
④この地域では海洋航行の自由も重視されます。そして、北朝鮮のミサイルと核の脅威を防ぐこと。この両方が両国にとって非常に、非常に重要な最優先事項
トランプ発言はこれだけで、あとは安倍晋三がだらだらと、トランプが理解しているのか、合意しているのかも不明なことを、結論のように一方的に言いまくっている。
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年2月11日
以下に安倍に随行した日本記者の質問にトランプが答えたことを列記;
④産経「中国は東シナ海、南シナ海で強硬姿勢を一層強め、北朝鮮は核ミサイル開発に拍車。アジア各国からアメリカのコミットメント懸念が相次ぎました。トランプ政権は今後、この地域が直面する状況にどのように対応するお考えでしょうか」
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年2月11日
トランプ「ご存じのように、昨日、中国の国家主席と長時間、電話会談をしました。非常に熱のこもった会談となりました。さらに中国と対話を進めます。中国の様々な議員と対話します。私たちは今後、とてもうまくやっていけると思います。そして、これは日本にとっても大きな恩恵になると思います」
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年2月11日
※共同会見の産経記者質問にトランプは;
— 知足的隠遁者 (@SukiyakiSong) 2017年2月11日
➊【安保】「尖閣」に言及せず、抽象的な安保条約重要論を述べた
➋【円安誘導】前夜の習金平との長い電話会議を、彼にしては異常に長く説明し、米中は仲良くできる、米中が仲良くなることは日本のためになる、だから、それに注目しろと。 https://t.co/GcTOIYpoBF
このときの彼の発言として、新聞やテレビは軒並み 「辺野古が唯一」 「尖閣は安保適用」 と書き立てた。
ところが、「辺野古が唯一」とは言っていなかったことが、暴かれた。
(中略)
(以下 朝日新聞 2017年2月4日マティス氏「同盟関係は不朽」 日米防衛相の共同会見全文 より引用)
(中略)
私は尖閣諸島における長年の政策が継続されることを明確にしました。米国は引き続き、尖閣諸島に対する日本の施政権を認め、日米安全保障条約第5条が適用されるということを認めます。
(中略)
私は稲田大臣に、米国は日米が互いに同意した再編計画に責任を持つと申し上げました。これらには、米海兵隊のグアム移転や沖縄の駐留米軍の縮小を含みますが、日本や地域の安全を守るための能力は維持していきます。
私たちは、普天間飛行場の移転施設を整備するお互いの努力を続けることで合意しました。米海兵隊の基地として使われている普天間飛行場を、米国が日本に返還できるようにする唯一の解決策です。
(以下略)
マティス国防長官は辺野古に言及していなかった!
— 石塚 誠 (@makoto1955) 2017年2月4日
稲田防衛相と米・マティス国防長官が共同記者会見(全録) https://t.co/PUL8i8LJCx #FNN
日米防衛相共同記者会見、沖縄米軍基地に関するマティス氏発言について https://t.co/psOqFRpLJG @rojinto_gokenさんから
— 黙翁 (@TsukadaSatoshi) 2017年2月6日
しかし、ここにきて、共同記者会見の場では、マティス氏の口から「辺野古」の名前は上がっていないという事実が指摘されている。
沖縄の知人からマティス国防相の「辺野古が唯一」発言はフェイクニュースだと教えられ、稲田会談後の記者会見録を見ると確かに「代替施設の建設続行が普天間返還の唯一の解決策」と述べているだけ。今日にも埋立着工が迫るなか不正確・不誠実な報道!https://t.co/PaQ1lAgR8Z
— 星川 淳 (@HoshikawaJun) 2017年2月5日
NHK 7時のニュース
— ひろみ (@hiromi19610226) 2017年2月6日
なんでカッコなんだ? pic.twitter.com/XZJGGw2yvJ
例えば、先日のマティス米国防長官の来日の際の共同会見においても、日本の報道と現実のマティス長官の発言には食い違いがあるようです。“続きはこちらから”以降をご覧になると、その事がよくわかると思います。報道は軒並み「辺野古が第一」「尖閣は安保を適用」と書き立てましたが、実は、記事やツイートにあるように、マティス長官は辺野古という名称を全く出していないのです。記事の引用元をご覧になると共同会見の全文があります。こうした発言を見る限り、辺野古に移転したがっているのは日本ではないかと思います。
マティス長官は、尖閣諸島が“日米安全保障条約第5条が適用される”と発言しましたが、日刊ゲンダイの記事に書いてある通り、尖閣諸島で衝突が起きた時にすぐに米軍が参戦するわけではないのです。議会が参戦を議決しない限り、米軍が中国と戦ってくれるというわけではありません。
トランプ政権はこれまでの政権とは違うと思いますが、ネオコンは中国を挑発して日本と中国を戦わせ、その仲介役になることで漁夫の利を得ることを考えていました。こうした事も含めて、メディアはきちんと報じるべきだと思います。