地球ニュース:アメリカ&世界 〜ケネディ関連のディスクロージャーの期日は10月26日 / “現代版奴隷”はいったい何人いる!?〜

 今週のニュースは、アメリカのジョン・F・ケネディ暗殺事件と、2017年の現代社会で未だに奴隷として酷使されている人々の数です。
 この秋の公文書公開によって、ケネディ陰謀論に決着がつくかもしれません。こういった話は日本のモリ・カケ醜聞とどうしても比べてしまいますな。結局大事なところは都合良く書類が“紛失”しますが、そもそもその書類さえまともに作成出来ない米国の某植民地より、ちーっとばかしアメリカの方がマシ。
 公文書はその国の、ひいては人類の歴史の一部なんですよ。後世の人間が過去から学んで、もちっとまともな人間になるための教材なんですよ。お役人が勝手に弄くって良いものではありません。
 同様に真実に蓋をして普段語られない話題が、“現代版奴隷”です。国連が新たな統計結果を発表しました。強制結婚を新たにカウントしたので全体数が増えたそうなのですが、確かに名前をとっぱらって実体を見たら「奴隷」以外の何物でもありません。
 こういう強制的な労働環境では、家族まで脅されたり、逆に家族に売られたり、誘拐されたりして、最早逃げる場所も術も、そして気力すら失われてしまうと聞きます。讃美歌「アメイジング・グレイス」を作詞した牧師のように、奴隷で荒稼ぎした人々がいつか改悛する日は来るのでしょうか。
(Yutika)
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地球ニュース:アメリカ&世界


アメリカ:誰がJFKを殺したのか

 

1963年11月22日、当時のアメリカ大統領ジョン・F・ケネディが白昼堂々と殺害されました。ニール・キーナン情報では、ジョンソン副大統領などのカバールの回し者が金兌換の紙幣発行を目論み、連邦準備制度とCIAを解体しようとしたケネディを闇に葬り去ったとされています。……今ならまだしも(※今でも危険)、当時の連邦準備制度とCIAを敵に廻すって正気じゃありません。ヒットマンが確実に仕留めるまで追い駆けて来る地獄のコンボですわ。

同時に彼らはケネディに資金を提供する筈だった、インドネシアのスカルノ大統領も権力の座から引き摺り下ろします。金兌換はですね、西側が金融システムを乗っ取れなくなるからけしからんのです。こちらも地獄まで追い落とされます。

ジョンソン“新”大統領が1963年に立ち上げたウォーレン委員会は、大変都合の良いことにリー・オズワルド・ハーヴェイの単独犯行と結論付けました。そして1992年のJFK暗殺記録収集法で、全ての政府機関が有する全てのJFK暗殺関連の書類は2017年10月26日までに公開する、と定めました。

当時としては機密文書を大分先送りした気分だったのでしょうが、その公開第一弾がとうとう始まりました! スプートニクの記事によると、まずは米国国立公文書館が今年7月に3,810もの文書を初公開しています。

まだあと推定でも4万ほどの文書が非公開で残されているそうなのですが、この第一弾の内400の文書はこれまでどのような形でも公開されて来なかった貴重な資料。CIAやFBIの文書、そしてウォーレン委員会や下院暗殺調査委員会(※1976年、ウォーレン委員会に続いて立ち上げられた2つ目の調査委員会)の証言其の他の記録、国家安全保障局を始めとする国防省関連の記録、政府諜報機関の活動を調べていたチャーチ委員会・パイク委員会・ロックフェラー委員会の記録、元KGBのユーリ・ノセンコの録取などが含まれています。

キーナン情報ではテキサス州ダラスはジョンソン(副)大統領のお膝元とのことでした。加えてアクティヴィスト・ポストの記事によると、当時のダラス市長アール・カベルは1950年代CIAの“アセット(資産)”、つまりはCIAの手駒だったことが7月の記録から発覚したのです。市長はパレードのルートを変更した張本人。しかも兄のチャールズ・カベルは、CIA副長官の座をJFKによって1962年に解任させられています。

ちなみに1992年の上記の法律も同時に暗殺記録審査委員会を立ち上げ、1998年の最終報告書まで、公開できる文書を選別して発表していました。ここら辺は日本よりはマシでしょうか、なんせお国のデータが自動的に短時間で消去されてしまう一大欠陥システムですから(※佐川“国税庁長官”談)。

この暗殺記録審査委員会、オズワルドに関する7つのCIA書類群(=「ボリューム」)が存在するのを1997年までずっと知らされてなくって、「寄越さんか!」って送らせたら、肝心のボリューム5の書類群がない。CIAの最初の言い訳は、「いやぁ~4番目か6番目と一緒くたになっちゃったんじゃないっすかね」って噴飯もの。終いには、「5番目はそもそも存在してませんでしたわ」なぞとぬかし――失礼、言いやがったという。

先のアクティヴィスト・ポストによると、巷ではこの5番目が近々出てくることを切望しているものの、CIAが“うっかり”紛失するなり、“行方不明”扱いするなりで、このまま闇に葬られる可能性あり(※1977年まではボリューム1~7まで全て揃っていることが確認されている)。

だから何? とお思いかもしれませんが、記事のように注意喚起することで、向こうの動きを封じているのかもしれないと思ったので、日本のJFK“陰謀論”ファンの方も是非意識を向けて、不穏な動きを阻止してくださいませ。

あともう一箇月しか残っていません。ケネディ関連のディスクロージャーの期日は10月26日まで、です!


世界:奴隷は何人?



pixabay[CC0]


皆さま、人類が進化したかは存じませんが、少なくともテクノロジーが進化したこの現代社会、世界に存在する奴隷は何人ほど残っておりましょう? はい、人間の「奴隷」です。強制労働させられて逃げられない方々です。奴隷制度はとっくの昔に廃止されましたしね、こっそりちょこっと極一部で行われているだけですかね。

RTで21日放送の『ウォッチング・ザ・ホークス』を見ていたら、今週国連の国際労働機関がウォーク・フリー財団と共同で新しい統計結果を発表したそう。

(※2015年からずっと放送されている番組で、元プロレスラーで元ミネソタ州知事ジェシー・ベンチュラの息子さんタイレル・ベンチュラと、タバサ・ウォレス女史が司会。政治から環境問題まで幅広く取り上げてくれて、超オススメ。
たま~に父君も登場←最近はRTで自分の番組まで持ち始めた! きゃっほいっ! ……暗い話題なので、ここだけ趣味に走ってテンション上げてみました。)


では答えです:2016年の“現代版奴隷”の被害者数は、少なく見積もっても4,029万人。紛争地域もあちこちありますし、悪質なものほど隠されますから、世界をくまなく調査するのは不可能です。よって実際はもっと増えるとのこと。

この“現代版奴隷”という言い回し引用元の記事によると「脅迫・暴力・強制・詐欺・力の濫用のいずれか、あるいは複数の原因により、拒否したり逃げることが出来ずに搾取される状況」の総称なのだそうです。借金漬けにされたり、賃金を支払われないケースが多いようです。

その内、約2,485万人が「強制労働」(下の表の3分野)に従事しており、内容は性産業から工業・農業など幅広い分野に渡っています。タバサ女史が指摘するように、激安スニーカーや洋服が手に入る理由です。残りの約1,544万人は強制的に結婚させられ、こちらもしばしば労働を強いられます(嫁が家業と家事に四六時中扱き使われる状況かと)。

「性産業」が多いのはアジア太平洋地域、「強制結婚」が多いのはアフリカ地域……どちらで呼ぶにせよ、真の合意も愛もない性交渉をしたがるゲスが世界中に蔓延しているということです。全体の71%、性産業においては99%の被害者が女性か女児。全体の四分の一、性的に搾取された21%の被害者が子どもです。

青が女性、緑が男性の被害者率。
左から“現代版奴隷”総計、強制労働の搾取、強制性的搾取、国家による強制労働、強制結婚。
真ん中の3つ「強制労働の搾取、強制性的搾取、国家による強制労働」が「強制労働」と総称されるもの、内「国家による強制労働」の原因は収監や徴兵(少年兵などがここに含まれる)。
※RTの動画スクショは国連の報告書 23頁の図2の文字をくっきりさせたもの。



「子ども」とは5歳から17歳までを指しています。内、73,525人の子どもは、自身の健康や安全や道徳的に直接危険が及ぶ強制労働に従事しています。

対して昨年、当局へ被害が報告されたケースは(大人も含めて全体の)63,000人だけ。コーリー・グッド氏の情報だと、火星など地球の外でも強制労働させられ、人身売買されている地球人がいるんですよね……暗黒の中世から人間が僅かなりとも進化した気が全くしません。

文・Yutika

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