高度プロフェッショナル制度は、労働者のニーズではなく、経団連会長などの団体の代表からの要望だったと白状!

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事で取り上げられている25日の参議院予算委員会での、あべぴょん発言の文字起こし部分は、冒頭の動画の4分38秒~5分42秒の所です。高度プロフェッショナル制度が、実のところ、労働者のニーズなどではなく、“経団連会長などの団体の代表から…導入をすべきとのご意見を頂いた”と、白状してしまいました。
 全体の経緯を見ると、最初から国民を騙していたことは明らかで、すべてが嘘で塗り固められていたわけです。そのウソは野党の追及でことごとくバレ、加藤厚労相が虚偽答弁をしていたことも発覚しています。
 こうしためちゃくちゃな状況で、与党は今日法案を採決するつもりだったようですが、どうやら採決は見送られたようです。
 通常ならとっくに廃案になっているこの法案を、無理にでも通してくれるのは、安倍政権以外には考えられません。なので、経団連の安倍支持は、揺るぎがないということなのでしょう。
 この法案の問題点を一切報じない大手メディアは、与党と共に国民の敵であると断じて良いのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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🍬「一国の総理としてかなりセコイ」伊藤孝恵・国民民主党 VS 安倍内閣【国会中継 参議院 予算委員会】平成30年6月25日
配信元)
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安倍首相「高プロは労働者のニーズではなく経団連らの要望」と白状、立法事実が完全消滅
by 深海
引用元)
(前略)

安倍政権は粛々と高プロを含む「働き方改革」の今国会成立を目指していますが、6月25日の参院予算委員会で安倍首相自らがこの法案の立法事実を堂々と否定してしまいました。

(中略)

高度プロフェッショナル制度はですね、産業競争力会議で、経済人や学識経験者から制度創設の意見があり、日本再興戦略において、とりまとめられたもの。
 その後、同氏が参加した労働政策審議会で審議を行い、とりまとめた建議に基づき法制化を行なったものであろうと思います。本制度は望まない方に適用されることはないため、このような方への影響はありません。
 このため、適用を望む企業や従業員が多いから導入するというものではなくて、多様で柔軟な働き方の選択肢として整備するものであります。
 利用するか分からないという企業が多いと言われていますが、経団連会長等の経営団体の代表からは高度プロフェッショナル制度の導入をすべきとのご意見を頂いておりまして、傘下の企業の要望がある事を前提にご意見を頂いたものと理解をしているところであります。

参議院インターネット審議中継 2018年6月25日 予算委員会より、該当部分は48:20から)

(中略)

つまり高プロは、労働者から一切ヒアリングすることなく法案要綱を作り、担当する厚労相が虚偽答弁を行ってまでニーズを捏造した挙句、安倍首相本人が労働者ではなく経団連会長ら経営団体からのニーズであった事を白状してしまったのです。

(以下略)

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「働き方」改悪 与党きょう採決提案/野党 徹底審議求める
引用元)
 「働き方改革」一括法案をめぐり、参院厚生労働委員会の理事懇談会で25日、与党が安倍晋三首相出席の質疑と法案採決を26日に行う日程を提案しました。野党は徹底審議を求めて採決に反対。協議の結果、首相出席質疑と通常の対政府質疑を行った上で採決をするかどうかは与野党間で引き続き協議することになり、緊迫した局面を迎えました。

(中略)

残業代ゼロ制度(高度プロフェッショナル制度)は、労働者ニーズという立法事実がでっち上げだと判明。25日の参院予算委員会でも、野党の追及を受けた安倍首相が、労働者ニーズを示すことができず、「経団連会長から導入すべきと意見をいただいた」と、財界・大企業の要求だったことを認めました。

(以下略)
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配信元)


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