東京五輪:ついに小学校への動員や自己負担ありきのタダボラを強要する一方、熱中症の危険は深刻に

 冒頭の記事は昨年12月のものです。「東京オリンピック・パラリンピック」のボランティアの応募が目標の2万人に達していなかったのに、締切日目前でいきなり目標人数を大幅に超えた、そのカラクリが明らかにされています。東京都教育委員会が10万枚の応募用紙を都立高校に配布し「半ば強制的に応募を強いて」いたらしい。無償ボランティアという学徒動員だと昨年から言われていました。
 さて今回は、小学生への動員です。またしても都からのお達しで「教員引率のオリンピック観戦」を要請され、観戦種目は全て都が決める、他県のスタジアムでも交通費は自腹、しかも最寄駅を使ってはならず一駅離れた場所から徒歩で向かうべし、と。100人以上の生徒を4、5人の教員が炎天下に引率し、熱中症が起きれば現場の教師の責任、もちろん無償という必死の告発ツイートです。「ブラックボランティア」著者の本間龍氏は「勇気をもってボイコットして下さい」とツイートされています。
 さらにインドネシアの方がボランティアに採用されたものの、開催3週間前から現地入りを求められ、滞在費等は自腹、宿は今から自己責任で予約すべし、と。その方は海外での競技大会ボランティア経験者であったため、日本の「上のために下に無理させるスタイル」に失望されたそうです。今や海外からも呆れられるタダボラ。
 しかもこの時期の熱中症は本当に深刻な問題になっているというのに、それと五輪は別問題、と呑気に思えるお方って、居るのかね? 
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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『東京オリ・パラのボランティア』都立高校生に強要!応募用紙配って「全員書いて出せ」
引用元)
東京オリンピック・パラリンピックの都市ボランティアの応募がきょう21日(2018年12月)に締め切られた。おとといまでは目標の2万人に達していなかったが、なぜか19日になって2万8000人の増え、目標を大幅に超えた

どんなカラクリがあったのか。「モーニングショー」が調べると、東京都教育委員会が10万枚の応募用紙を都立高校に配布し、半ば強制的に生徒たちに応募を強いた疑いが出てきた

SNSには「『とりあえず全員書いて出せ』って言われたんだけど、都立高校の闇でしょう」と書き込みがあり、東京都の都市ボランティア申し込み用紙が公開され、ネットで一気に拡散した。

都立高校の生徒たちは、「最初は『自由参加だよ』と言われたのに、あとになって、『みんな出してね』と強制的になってきた」「ノルマもあった」と話している。
(以下略)

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配信元)




















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