関電が、高浜町の森山元助役の意向に従って、建設会社「吉田開発」に独占的に発注していた ~カネの流れを克明に記した「森山メモ」の公開に怯えている関電幹部

竹下雅敏氏からの情報です。
 関電が、高浜町の森山元助役の意向に従って、建設会社「吉田開発」に独占的に発注していたとのことです。「立地地域の地元対策上必要」だということで、本部も、「特別な理由がある」との判断を“役職者の間で引き継いでいた”とあります。
 記事では、“社内研修の講師として森山氏を年1~2回招聘”と書いてあります。これは10月3日の記事にあったように、人権教育研修の講師に招いていたのだと思います。記事を見ると、何としても「同和」の文字を出したくないという気持ちがよくわかる表現になっています。
 “続きはこちらから”の記事をご覧になると、関電幹部は、カネの流れを克明に記した「森山メモ」の公開に怯えているとのことです。少なくとも、高浜町を管轄する福井県警小浜署の複数幹部、福祉行政や嶺南振興担当の福井県幹部にも商品券などが渡されていたようです。
 安倍政権のこれまでのやり口から考えると、いずれこの「森山メモ」は、肝心な部分が削除された形で出てくるのではないかという気がします。国民がこの問題に気を取られているうちに、重要な法案を通してしまおうと考えているのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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特命発注、代々引き継ぎ=関電、吉田開発は「特別な理由」-京都支社で8件
引用元)
 関西電力幹部らが福井県高浜町の森山栄治元助役(故人)から多額の金品を受け取っていた問題で、関電が一部工事を森山氏と関係の深い建設会社「吉田開発」(同町)に独占的に発注し、社内の関係部門で代々引き継がれていたことが4日、分かった。(中略)… 「高浜町の企業に発注してほしい」との森山氏の意向が背景にあるという。
(中略)
 調査報告書によると、京都支社は特命発注する際、本社の調達本部に「立地地域の地元対策上必要」などと意見。同本部は、建物工事の登録発注先が現地では吉田開発しかないことも踏まえ、特命発注を「特別な理由がある」と判断することを役職者の間で引き継いでいたという。

 京都支社では1988年以降、社内研修の講師として森山氏を年1~2回招聘(しょうへい)するなど、「京都市内在住で(原発)立地地域の有力者である森山氏に対し、慎重・丁寧な対応をすることとしていた」(調査報告書)。森山氏から金品を受領していた20人の中には、京都支社の副支社長経験者が3人含まれている。
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配信元)


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関電3.2億円裏金の流れ克明 幹部がおびえる極秘“森山メモ”
引用元)
(前略)
関電幹部が今、おびえているのは、カネの流れを克明に記した「森山メモ」が暴露されることだという。
 
「裏金問題の発覚は、報道機関が金沢国税局の税務調査をスッパ抜いたから。ふつう、当局は税務調査の詳細をメディアに明かさない。ところが今回は、いつ、どこに調査に入ったのかや、森山氏の自宅から金品を渡した相手の名前や金額が書かれたメモが見つかったことも報じられている。これは内部告発をうかがわせるため、関電幹部は『森山メモ』も、いつか公表されるのではないかとビクビクしている」(司法記者)
(中略)
まさに金沢国税局は拍手喝采の「大金星」だが、その裏で指摘されているのが「不可解な人事」だという。

「金沢国税局が『吉田開発』の税務調査に入った時期とほぼ同じころ、当時の局長が辞職を申し出て、国税庁長官官房付を経て昨年3月に退職している。(中略)… 当時の局長は全容を把握していたでしょう。上がり(退職)が迫っていたとはいえ、北陸3県を管轄する金沢のトップが、税務署が最も忙しいといわれる確定申告の時期に辞職の申し出とはタイミングとして不可解です」(前出の司法記者)
(以下略)
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元助役、警察署幹部にも多額商品券
1990年代、高浜町管轄の小浜署
引用元)
 関西電力の役員らに金品を渡していた福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が1990年代、高浜町を管轄する福井県警小浜署の複数幹部に多額の商品券を贈るなどしていたことが10月4日、関係者への取材で分かった。関電役員らのほか、福祉行政や嶺南振興担当の福井県幹部にも贈答品を渡していた森山氏が、県当局に加え警察との関係性を深めようとしていたとみられる。

 多額の商品券を贈られた元幹部は「そのまま送り返した」としている。別の元幹部は取材に対し「(森山氏は)警察にも顔が利くということを誇示したかったのではないか。警察が何らかの便宜を図ることはありえない」と話した。

 関係者によると、中元や歳暮、餞別(せんべつ)などを贈られた幹部も多数いたという。
(以下略)
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配信元)

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