脳には「沈黙」が必要だった! ~リラクシング・ミュージックも脳の休息には役立たない

竹下雅敏氏からの情報です。
 「新型コロナウイルス」の感染拡大は時間の問題なので、出来るだけ早くさまざまなものを手元に揃えておかなければなりません。N95と同等か、それ以上の能力のあるマスクはそうしたものの一つです。それ以外でも、多くのものが必要なので、「明るい引きこもり」を自認している私ですが、妻と共に買い出しに行って来ました。
 ホームセンターで買い物をしていると、騒がしくていけません。店員さんは、ほとんど見かけないのに、あらゆる方角から騒がしいコマーシャルの音声が聞こえるのです。恐らく、静かな落ち着いた環境では、人々は無駄な買い物をしないことが分かっているのでしょう。職場環境としては最悪で、記事にあるように、“騒音に曝されると、それへのストレス応答を発達させ、騒音を無視するようになる”のです。それは自分の身を守る為の自然な反応でしょう。しかし、その事によって、“スピーチなど集中しなければならない日常的な刺激も無視するようになる”のです。騒音に日常的に晒され続ける環境は、人々から人間らしい感受性を破壊するものなのかも知れません。
 記事によると、リラクシング・ミュージックも脳の休息には役立たないようで、曲の途中に無作為に入れたポーズ(休止、間)の方が「はるかに脳がリラックスした状態だった」ということです。なぜ、「深い眠り」が必要なのかが分かる気がします。脳には「沈黙」が必要なのです。
 ほとんどの人は日常生活において、頭の中でひっきりなしにおしゃべりをしています。これが脳にとってどれほどのストレスになるかは、こうした情報から容易に想像できます。「悟り」を得た人が生きるのが楽になるのは、ひとつにはこうした頭の中のおしゃべりが無くなるからかも知れません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「脳には沈黙が不可欠」科学が証明! 「100万年分以上の寿命」が音に奪われていると判明、癒し音楽もNG!
引用元)
(前略)
我々の生活はノイズに溢れている。(中略)… 実は知らず知らずのうちに我々の寿命を縮めているというのだ。
(中略)
空港の騒音に曝されている子供たちは、それへのストレス応答を発達させ、騒音を無視するようになっていた(中略)… 有害な騒音だけでなく、スピーチなど集中しなければならない日常的な刺激も無視するようになっていたそうだ。
(中略)
たとえばリラクシング・ミュージックと言われる癒し系音楽などはどうだろうか? (中略)… 2006年に科学誌「Heart」に掲載された論文で驚きの事実が明らかになっている。リラクシング・ミュージックの合間に無作為にポーズを入れたところ、ポーズ中の方が音楽を聴いている時よりもはるかに脳がリラックスした状態だったというのだ。
(中略)
どうやら健康にも沈黙が金のようだ。騒音に疲れ果ててしまった脳も、沈黙によって回復できるという。なるべく感覚入力の少ない環境にいることで徐々に認知能力が回復するそうだ。
(以下略)

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