アーカイブ: 北方領土

「対ロシア制裁」の発動によって北方領土問題の交渉プロセスの継続について話すことが非常に困難な状況 ~憲法を改正させて、核共有で日本を対中国・ロシア核戦争に押しやろうと考えているアメリカの思惑通りに動いている日本

竹下雅敏氏からの情報です。
 ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は、日本外務省が年次外交報告書で千島列島の南部を「不法占拠」と指定したことについて、“クリル海嶺の南部に位置する4つの島は、ロシア連邦の領土の不可欠な一部である”とコメントしました。
 モスクワと東京は、第二次世界大戦の結果について平和協定を結ぶことを目的に、前世紀半ばから交渉を続けてきたのですが、岸田政権の「対ロシア制裁」の発動によって、「明らかに、日本は非友好的な国となり、ロシア連邦に対する数々の敵対行為に加わった今、交渉プロセスの継続について話すことは非常に困難である」という状況に追い込まれてしまいました。
 憲法を改正させて、核共有で日本を対中国・ロシア核戦争に押しやろうと考えているアメリカの思惑通りに日本は動いているということです。
 日本人のほとんどは、北方領土の問題があるためにロシア嫌いなのですが、こうした領土問題は、アメリカによって仕組まれたものです。中国・韓国は尖閣諸島・竹島、北朝鮮は拉致問題があり、隣国と仲良く出来ないように仕向けられています。
 さて、“続きはこちらから”は、北方領土問題の本質をついた動画です。非常に見事な内容で、プーチン大統領は柔道6段で秋田犬を飼っている大の親日であり、北方領土が返ってこないのはロシアではなく日本側に根深い問題があると言っています。
 その根深い問題とは「日米地位協定」で、“在日米軍というのは、GHQが形を変えて日本に残ったもの”であり、アメリカは在日米軍を通じて今も日本を実質的に支配している。
 在日米軍高官と日本の官僚は、毎月2回、「日米合同委員会」という会議を秘密裏に開いて緊密に連携を取っている。アメリカ政府の高官ではなく軍人と選挙で選ばれた政治家ではなく官僚が…。
 プーチン大統領は、できることなら北方領土を返還して平和条約を結び、経済的にウインウインな関係を作りたいという人。プーチンの条件は、「米軍基地を北方領土に置かないと約束するなら返そう」というもの。しかし、アメリカがそれをさせない。
 16分45秒でドナルド・トランプは、日本の核武装に否定的ではなかったことを指摘。“(憲法を改正し)核抑止力を持てば、中国の脅威から身を守ることができ、アメリカに高い見ヶ〆料(みかじめりょう)を払う必要もなくなる”と言っていますが、ここの部分は先の記事で見たようにワナであり、“憲法を改正させて、核共有で日本を対中国・ロシア核戦争に押しやる”というシオニストの戦略にはまってしまいます。
 台湾有事になると、沖縄をはじめとした自衛隊基地のある地域は戦場になります。日本は中国弱体化のために、今のウクライナの役割を押し付けられるのです。日本が地獄になるのです。この計画のために憲法改正を推進し、ウクライナから避難民を呼び寄せているのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ペスコフは、南クリル諸島の「不法占拠」に関する東京の声明について、次のようにコメントしています。
引用元)
(前略)
画像はシャンティ・フーラが別のツイート画像に差し替え
ロシア大統領府報道官ドミトリー・ペスコフ
 
クリル海嶺の南部に位置する4つの島は、ロシア連邦の領土の不可欠な一部である。ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は金曜日、日本外務省が年次外交報告書で千島列島の南部を「不法占拠」と指定したことについて、こうコメントした。
(中略)
「明らかに、日本は非友好的な国となり、ロシア連邦に対する数々の敵対行為に加わった今、交渉プロセスの継続について話すことは非常に困難である」とクレムリン報道官は指摘する。
(中略)
モスクワと東京は、第二次世界大戦の結果について平和協定を結ぶことを目的に、前世紀半ばから交渉を続けている。主な障害は、千島列島南部の権利をめぐる不一致である。終戦後、群島全体がソ連に編入されたが、日本は択捉島、国後島、色丹島、その他の小さな無人島群の領有権を争っている。同時に、モスクワは、適切な国際法的枠組みを持つこれらの領土に対するロシアの主権は問題ではないことを繰り返し強調している。
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配信元)
 

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ウラジーミルは一人で駆け抜けて行った、、、安倍政権はロシアに3000億円つけて北方領土を差し上げていたのか説明をすべき

 2019年9月5日、「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている。ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で駆けて駆けて駆け抜けよう」という安倍首相の伝説のポエム演説がありました。その後のロシアとの交渉内容は不明のまま、ウラジーミルは一人で駆け抜けて行ってしまったようです。
 7月2日にロシアの憲法改正を問う全国投票が行われ、8割の賛成で可決されました。その改正条項の中に「領土の引き渡しの禁止」が盛り込まれており、ロシア上院は公式に「領土交渉は終わった」と表明しました。クリール諸島(北方領土と千島列島)の所有権はロシアにあるとの認識を示したものでした。え?日本の国民にとっては寝耳に水です。しかも安倍政権は、北方領土解決に向けての第一歩としてロシアへの経済協力3000億円を投資しています。3000億円つけて差し上げたのか。北方領土がどのような形の決着であっても国民の納得が得られるよう「安倍総理の責任で」説明していただかねばなりません。
 この歴史的「外交的敗北」については、北海道ニュースの報道で国民の知るところとなりました。大手メディアはその肝心なところは避けて報じず、代わりにロシアの憲法改正投票での「8割賛成」という結果に対して、不正選挙の疑いを指摘しました。よそ様の国に対して勇敢なことだ。ぜひ自国の不正選挙に対しても追求してほしいものです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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「領土交渉は終わった」領土"引き渡し禁止"盛り込んだロシア改憲案成立で認識…北方領土交渉 厳しい道へ
引用元)
 ロシアで成立した改正憲法に「領土の引き渡しの禁止」が盛り込まれたことをめぐり、ロシア上院の国防安全保障委員会の前・第1副委員長が「(日本との)領土交渉は終わった」と発言しました。

 ロシア上院・国防安全保障委員会のフランツ・クリンツェビッチ前・第1副委員長は7月2日、憲法改正に伴う北方領土交渉について「領土交渉は終わった。今後10年、20年、100年、誰が権力を握っても、誰もこの交渉のテーブルに戻ることはできない。ロシア国民はそれを許さない」と発言しました
(中略)
 条項では「隣の国との国境確定交渉」は対象外になっていますが、今後日本の北方領土交渉はより厳しくなる見通しです
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「8割賛成」ウラに不正? ロシア改憲案の発効確実 愛国的条項に周辺国懸念
引用元)
 ロシアの憲法改正の是非を問う全国投票が1日締め切られ、即日開票の結果、賛成票が8割近くに達し、改憲案の発効が確実になった。プーチン大統領が任期満了となる2024年以降も最長で2期12年大統領にとどまる法的な基盤が整うが、国内では不正投票の疑いなど不透明さも指摘されている。改憲案は「自国領の割譲禁止」など愛国的な条項を多く含み、周辺国との緊張が高まる恐れもありそうだ。
(以下略)

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プーチン大統領はあべぴょんの歴史的迷演説の翌日に、北方領土問題に関して、“ロシアの領有権に疑問の余地はない”との見解示す

竹下雅敏氏からの情報です。
 あべぴょんが、ウラジオストクで開催された東方経済フォーラム全体会合で、「ウラジーミル。君とぼくは、同じ未来を見ている。…そしてその先に、平和条約の締結という歴史的使命がある。未来を生きる人々を、これ以上、もう待たせてはならない。ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか」という歴史的迷演説を行ったことを、昨日お伝えしました。
 ところが、プーチン大統領はこの演説の翌日に、「スターリンがすべてを手に入れた。議論は終わりだ」と発言。北方領土問題に関して、“ロシアの領有権に疑問の余地はない”という見解を示しました。
 あべぴょんの前ではっきりとこう言わないのは、慈悲でもあるし、もっと金を引き出せるかも知れないと思っているからでしょう。もはや“害交の安倍”は、はっきりとしているのではないでしょうか。
 メディアが、官邸が怖くて何も言えないように、安倍政権はロシアが怖くて何も言えないのです。強いものには弱く、弱いものには強い。典型的なチンピラですよね。プーチン大統領やトランプ大統領をはじめとする世界の指導者たちから、そのように見られていることは確実だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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北方領土 「スターリンが手に入れた」 プーチン氏
引用元)
 ロシアのプーチン大統領は6日に北方領土について述べ、第2次世界大戦の結果、ロシアがすべてを手に入れて領有権が決まったと強調しました。

 プーチン大統領:「それ(第2次世界大戦の結果)に依拠しよう。スターリンがすべてを手に入れた。議論は終わりだ
 プーチン大統領は6日、ウラジオストクで市民との交流会に参加しました。交流会で、市民から北方領土について「第2次世界大戦終結時の状況からすれば、ロシアの領有権に疑問の余地はない」という意見があり、プーチン大統領も賛同しました。1855年の日露通好条約を根拠として、領有権を主張する日本政府の立場を改めて否定しました。5日の日ロ首脳会談の後、日本側は平和条約締結に向けて「ロシアと未来志向で作業することを再確認した」と発表していました。
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配信元)
 
 
 

記者会見も合意文書もなく終了してしまった今回の日露首脳会談 ~あべぴょんポエムを披露しただけ

竹下雅敏氏からの情報です。
 あべぴょんは、ただルビの振られた原稿を読んでいるだけですよね。冒頭のツイートにあるあべぴょんのセリフ。誰がこんな原稿を書いたんだ。書いていて恥ずかしくならなかったのか。それとも、あべぴょんに恥をかかせようとしたのか。いくらなんでも、これはないだろう。森田健作が怒るぞ。
 というわけで、ツイートに添付された動画は、閲覧注意ものです。見ているこちらが恥ずかしくなってくるレベル。それにしても、あべぴょんも原稿を書いた奴も、“恥”という概念がないのでしょうね。確か、日本は「恥の文化」だということ聞いたことがありますが、この人たちは日本人ではないのではないか…と思ったりします。
 “続きはこちらから”をご覧ください。記者会見も合意文書もなく終了してしまった今回の首脳会談ですが、“現場では予想通り”だったとのこと。具体的な進展がないことは、予想されていたようです。
 ロシアにしてみれば、返還した北方領土に米軍基地を作られることが最大の懸念点。この問題を、安倍政権が解決できるとは思えません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「平和条約の締結という歴史的使命がある」=安倍首相
転載元)

© Sputnik / Alexey Danichev

5日、東方経済ファーラムに出席している日本の安倍首相が演説を行った。演説では、両国間の貿易や経済、スポーツ、文化分野での交流の成果について述べるとともに、ロシアと日本の間には平和条約の締結という歴史的使命が残されており、その責任を両国首脳で果たしていこうと、プーチン大統領に呼びかけた。

「北方四島での共同経済活動、人と人との交流も、かつてないまでに進みました。日露の新しい協力関係は、われわれ二人の努力によって、着実にその姿を見せつつあります。」

「平和条約の締結という歴史的使命がある。未来を生きる人々を、これ以上、もう待たせてはならない。」

「ゴールまで、ウラジーミル、二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。歴史に対する責任を互いに果たしましょう。平和条約を結び、両国国民がもつ無限の可能性を一気に解き放ちましょう。」

4日に開幕した第5回「東方経済フォーラム」にスプートニクはジェネラル・インフォメーション・パートナーとして参加する。今年のフォーラムは世界65か国からおよそ8200人の参加者を数える。毎年、最大の代表団は日本、中国、韓国。
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配信元)
 
 
 
 
 

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北方領土問題について河野太郎外相に質問、記事にした産経新聞、「ひどい捏造」とツイッターで書き込まれる!

竹下雅敏氏からの情報です。
 先の記事で東京新聞が伝えていましたが、米朝の電撃会談直前に、河野太郎外相はツイッターで遊んでいて、G20の会議風景などの写真を次々と投稿し、「タローを探せ」というクイズを出題していたというのです。“日本終わった感”に頭を抱え込むような状況ですが、さらに追い打ちをかけるのがこの記事です。
 産経新聞の記者が、北方領土問題を河野太郎外相に質問。これを記事にしました。ところが、この記事の内容が気に入らなかったのか、河野太郎氏はツイッターで、「ひどい捏造」と書き込みます。
 ツイートの書き込みでは、“こうやって直ぐに訂正してくれることはありがたい”というように、河野氏を称賛する声ばかりです。中には、信仰告白まであります。
 ところが、“この現場にいました”という方が、音声をノーカットでアップ。“続きはこちらから”の記事には、わざわざその音声の文字起こしまであります。
 「4島返還という歴史的正義にもう一回立ち戻って交渉をやり直すということは全く考えておられないのでしょうか」との質問に対し、河野外相は 「全く考えておりません」と返答。
 このやりとりを産経新聞は、“出席者から四島返還に立ち戻る考えはないかを問われ、「まったく考えていない」と述べた”と記事にしたわけですが、これが、河野氏によると「ひどい捏造」なのだそうです。
 河野氏によると、「交渉方針を変える事は考えていないと申し上げた」のだそうです。ノーカットの音声を聞く限り、自分の喋った内容すら正確に記憶できていないのはもちろん、質問者の質問の意味すらわかっていないのではないかと思います。
 記者の立場で、この記事で捏造と言われると、もはや記事は書けないというレベルです。記憶はもちろん、他にも問題があるのではないかと思えるほどの人物が外務大臣をやっていいのだろうか…。
 ツイートの信仰告白を見て、この映像を思い浮かべました。「恐竜家族」の1シーンで、宇宙のすべては「聖なるポテト」から生まれたという話です。動画の11分45秒辺りをご覧ください。恐竜界の長老が、その「ポテト教」を布教しているシーンです。
 長老の顔を見て、河野太郎氏の顔と比べてみると、親戚筋くらいかなと思ったりします。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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河野外相、四島返還「考えてない」 北方領土問題めぐり
引用元)

 河野太郎外相は1日、東京都内で講演し、日露平和条約締結の前提となる北方領土問題に関し、ロシア側に四島返還を求めるつもりはないとの考えを示した。

 政府が交渉方針を「四島返還」から「二島返還」に変えたとする出席者から四島返還に立ち戻る考えはないかを問われ、「まったく考えていない」と述べた。

 河野氏は「70年も解決できなかった問題を半年で解決できたら、きっとノーベル平和賞をもらえる。(解決は)そう簡単ではないが、しっかりやる」とも語った。

 安倍晋三首相とロシアのプーチン大統領は昨年11月の首脳会談で、1956(昭和31)年の日ソ共同宣言を基礎に平和条約締結交渉を加速化させることで合意した。共同宣言には条約締結後の歯舞(はぼまい)群島と色丹(しこたん)島の引き渡ししか明記されていない。「二島返還に方針転換」との見方もあるが、政府は交渉方針を明確にしていない。
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配信元)





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