メキシコ便り(56):大統領飛行機が売れない。。。が、ロペス・オブラドール大統領の解決案にメキシコ人は舞い上がった!

「リッチな政府に貧しい国民はありえない!」
「この飛行機には絶対に乗らない!」

 ロペス・オブラドール大統領が就任直後、汚職のシンボルとなった大統領飛行機をカリフォルニア州に売りに出しました。あれから1年。いろいろありましたが、結局、売れず。。。。1月14日の大統領プレス・コンファレンスで、ロペス・オブラドール大統領は、メキシコに引き戻すことを発表。

 大統領プレス・コンファレンスで、担当者が過去の飛行機購入希望者らの経緯、今後の選択肢などをプレゼン。その後、大統領がもう一つの選択肢を加えました。その4つの目の選択肢を聞いたメキシコ国民は。。。。。舞い上がったぁ〜〜〜‼️

 今回は、まずこの大統領飛行機の簡単なストーリー、ペニャ・ニエト元大統領の異常な不正、売れない理由、今後の大統領飛行機の4つの選択肢、そして4つ目の選択肢で舞い上がったメキシコ人のmeme(英語:ミーム、スペイン語:メメ)をご紹介♪ 後半、半分は、ほぼユーモア記事になっています。陽気でお笑い気質のメキシコ国民性、国民の大統領への愛、そして大統領の国民への愛が日本の皆さんに伝わると嬉しいなぁ。。。記事の間、間に、ロペス・オブラドール大統領のお人柄が✨キラリッ✨と光ります。
(popoちゃん)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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メキシコ便り(56):大統領飛行機が売れない。。。が、ロペス・オブラドール大統領の解決案にメキシコ人は舞い上がった!

大統領飛行機のストーリー


ボーイング787 ドリームライナー
14,500km(約20時間)給油必要なし、時速975km
メキシコの大統領飛行機

2018年12月、ロペス・オブラドール大統領が就任後、すぐに大統領飛行機が南カリフォルニア州ヴィクターヴィルに売りに出されました。(ヴィクターヴィルは、このような飛行機のメインテナンスや販売が盛んらしい。)

汚職のシンボル、階級社会のシンボルになってしまった大統領飛行機。リッチな政府に貧しい国民はありえない、こんなものに乗れない」とロペス・オブラドール大統領。実は未だに大統領自身、この飛行機を使用していないだけでなく、実際にこの飛行機の中すら拝見されてないよう。そして今後もしない意向。お人柄が垣間見れます。👏

上のツイート文一部の意訳:AMLOは大統領飛行機に絶対に乗らないと言った。
「リッチな政府に貧しい国民はありえない」と断言。


この飛行機は、2012年、前の前の大統領カルデロン(2006~2012)が購入し、当時の次期大統領ペニャ・ニエト(2012~2018)にプレゼントしたそう。(なんじゃ、そりゃ?!😳)その購入額、約2億1800万ドル(約238億円)。Banobra(メキシコの国営開発銀行:この大統領飛行機の購入に融資した銀行)がアメリカのボーイング社に直接支払い、メキシコはBanobraに2030年までのローン返済。年間費用4億2500万ペソ〜4億6700万ペソ(約25〜27億円)。😱現時点、約1833億ペソ(約11億円)支払済み。ちなみに現在の大統領飛行機の価格は1億3000万ドル(約142億円)。ほぼ価値半減

242席の機内を特注で大改造。レザーシートに、ベットに、テーブルに、ラウンジにで242席から80席に。そして飛行機の格納庫も作り、最終的に飛行機、改装、格納庫建設で計8億億ペソ(約470億円)。このモデルの飛行機は他にないらしく、世界で一つだけらしい。

大統領飛行機の機内写真


ペニャ・ニエト元大統領の盗みは異常だった!


飛行機の購入から格納庫の建設と汚職まみれ、その上、1回の大統領飛行機利用でヘアジェル1265個、7万ペソ(約41万円)の領収書、ペニャ・ニエト大統領、最後のフライト、アルゼンチンへのフライトでインターネットサービス利用7百万ペソ(約4千万円)の領収書。たった一度のフライトで!これひどいウソ!!!😡

朝の大統領プレス・コンファレンスで発表されたペニャ・ニエト元大統領の領収書の内容
使い捨てカミソリ(1164本) 約28万円
  歯磨き粉(1247本)   約24万円
 女性用化粧水(486本)   約91万円
 男性用ヘアトニック(746本) 約140万円
男性用ヘアジェル(1265本) 約41万円
     爪切り(1215本)    約9万4千円など
2017年10月27日大統領飛行機利用時の領収書合計金額:約620万円

上のツイート文意訳:ペニャ・ニエトは、一回の大統領飛行機利用時、
インターネットサービスに7百万ペソ(約4千万円)の領収を切っていた。
ツイート写真の男性がペニャ・ニエト元大統領(2012~2018)


売れない大統領飛行機の今後の行方!


1月14日の朝の大統領プレス・コンファレンスで、大統領がカリフォルニア州にある大統領飛行機をメキシコへ帰らせる決断を発表したあと、Banobraが大統領飛行機の買い手希望者だった人の数、今後の行方をプレゼン。

Banobra の担当者が詳細をプレゼンしているところ

その要約がこちら。2019年6月の時点で16カ国42人の買い手希望者がいたが、最終的に審査を通して9月に2人までに絞った、が。。。残念ながら、どちらも最終的にお金を用意できなかった。。。時間がかかっているので、大統領はメキシコに引き返すことを決断。


この大統領飛行機を医療機器と物々交換してほしいとアメリカ政府に交渉したが、うまくいかなかったよう。。。

上のツイートは大統領の秘書役のヘススさん。
メキシコ政府によって作られた
大統領飛行機と物々交換してほしい医療機器のリスト

この間、飛行機が壊れたカナダのトゥルドー首相にも話したが、よい返事はもらえなかったよう。トゥルドー首相の飛行機は、このメキシコの大統領飛行機より小さいらしい。。。

なぜ売れない?大統領によると以下の理由。

◯ 機内は特殊な素材を使っていて改装ほぼ不可能、やっても膨大な費用がかかるので航空会社などに不向き。
◯ 5時間以上のフライト用
◯ 世界に一つしかないモデル。
◯ ラクジュアリー過ぎる。

だれも買い手がいないこの大統領飛行機。まるで世界は汚職(悪い波動)を匂いで察し、避けてるかのよう。

今後どうなるのか?
以下が、政府の提案。

1)買い手一人に売却
2)12社の会社に売り、12社で飛行機をシェアする
3)レンタル
4)宝くじ

この4)の宝くじを言った途端、場がザワザワざわめき。。。みんなが笑顔に✨😊✨

宝くじにした時の概要

一口500ペソ(約3000円)で600百万枚発行。
100〜200社に呼びかけ国営宝くじで販売。
売り上げ見込み、約30億ペソ(約175億円)
売り手への手数料、その他の費用を引いて約25億ペソ(146億円)が当たることになる。
それプラス、飛行機のメンテナンス費、駐機代が最初の1年分ついてくる。

宝くじの可能性の発表後、たくさんの人から宝くじ購入のサポートを受け、この案が強くなったと1月28日にすでに考案した宝くじチケットのデザインを発表。5月5日が当選日。チケットの下には、「この宝くじは、貧しい人々が無料で医療を受ける病院の医療機器の援助になります。」


メキシコ人は舞い上がった!


この宝くじの可能性の発表後、陽気で愉快な、お笑い気質のメキシコ人は、すぐにmeme(英語:ミーム、スペイン語:メメ)で盛り上がりました。

上のツイート文意訳:大統領飛行機の問題解決

メキシコのサッカーチーム
サッカー大好きなメキシコ人らしいミーム

上のツイート文意訳:大統領飛行機が私のものになったら。。。

上のツイート文意訳:大統領飛行機のベストミーム

住宅街に駐機した大統領飛行機

写真内の意訳:
当たり!
大統領飛行機
返品不可

右上の顔写真は、ペニャ・ニエト元大統領
上のツイート文の意訳:
「え〜っと、、、、大統領飛行機の宝くじ券3万枚ください。」
「1500万ペソになります。」
「えっと、今、10ペソしかもってないんですが。。。
残りはあとで支払っていいですか?」
「かしこまりました。」

上のツイート文訳:当選者は・・・
写真のお顔はペニャ・ニエト元大統領

上のツイート文の訳:当選者は・・・
写真内の意訳:「ありゃ〜、私が当たってしまった!」


このお方Mr.Cumbiaさんは、
速攻で歌(クンビアというジャンル)まで作ってしまった!
サビの歌詞(1分8秒~28秒あたり)はこんな感じ。
♪ 宝くじ当たりたい!どこに飛行機、駐機するかわからないけど
宝くじ当たりたい!当たったら大統領に貸してあげるんだ!♪

ミームが出回った翌日の大統領プレス・コンファレンス
ミームとクンビアの歌のことを思い出し大爆笑する大統領。
「ミーム、歌、どれも、とてもすばらしい!」ロペス・オブラドール大統領

その後、飛行機の駐機場を心配する国民に宝くじの詳細を説明。
宝くじは物をプレゼントできないので、飛行機はメキシコ銀行が信託し、当選者が売却するときに利益の一部を得て残りは資本化するようなシステムがいいだろうと。。。

そして、何よりも当選者が大金を手にすることで、家族、親戚を無くしていまわないか。。。人生が破綻してしまわないか。。。それが一番の懸念だという大統領。

「お金と権力はいとこ。お金は悪魔の母であり、時折、父でもある。」という大統領。

どうにか当選者の人生が破綻しないような規制システムを考えたいとのこと。。。当選者の人生がめちゃくちゃになったら自分の責任だからという大統領、✨キラッ✨と眩しかった

¡Viva Mexico!
(メキシコ万歳!)

(popoちゃん)


Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム1


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