注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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配信元)
黒川さん、あたくしが陸山会事件虚偽文書問題を追っているときに、必死で記者にいろいろあたくしに関するデマを吹き込もうとしてましたよね。ちゃんと知ってますよ。そろそろ年貢を納めましょうよ。https://t.co/eZby6BGDmj
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) May 10, 2020
この黒川さんは陸山会事件のときに八木さんばかりではなく、森ゆう子議員にも鉄槌を下さなければと言っていましたね。要するに弱いとみられる女性にはめっぽう強い人なんだね。裏返すとゴマすり役人。
— 白山を愛する爺 (@love_hakusan) May 10, 2020
まだ甘いね。ただ不起訴にしただけじゃないのよ。検審で強制起訴議決が出ないようにする工作までワンセットなの https://t.co/eZby6BGDmj https://t.co/CDBTs3ZmxL
— Nobuyo Yagi 八木啓代 (@nobuyoyagi) May 10, 2020
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黒川弘務の正体
引用元)
八木啓代のひとりごと 20/5/10
(前略)
黒川弘務氏は、ある意味、今の検察の顔である。
彼が台頭してきたのは、大阪地検特捜部証拠改ざん事件、いわゆる「村木さん事件」とか「フロッピー前田事件」と呼ばれているあの事件がきっかけだ。
(中略)
そのとき、本来なら、そのような冤罪を作らないようにするために、自白偏重主義を改めるなど、検察にとって厳しい「在り方を検討する」はずだった会議は、どういうわけか、ほんのわずかの取調べ可視化と引き換えに、検察の司法取引などを容認する刑事訴訟法改悪や盗聴の拡大という、世紀の「火事場泥棒的な法案改悪」を引き起こしてしまう。
このときの事務局として、まさに、委員を取り込んで、きれいに丸め込むという手腕を発揮したのが、黒川弘務大臣官房付だった。
(中略)
その二年後、起こったのが、陸山会事件だった。
(中略)
このときに、検察は二つに割れた(中略)。
こうなった以上、きちんと捜査し、たとえ大幅に肉を切ることになっても膿を出した方が良いと考える良識派の人たちと、検察と特捜を守るためには、絶対にそれをさせてはならないと考える守旧派の人たちだ。
後者筆頭が、当時の黒川弘務官房長だった。
(中略)
なぜ、ここでこれを長々書くのか。これとまったく同じパターンが、森友事件でも起こった疑惑があるからだ。(中略)
つまり、ここで、メディアや法律家や議員が、この問題をきちんと追求しなかったことが、後の森友事件などの不可解な議決を生んでいる土壌になっているといえる。
(中略)
つまり、黒川弘務氏は、検察、とりわけ特捜にとっては、お取り潰しやむなしの運命から救ってくれた巨大な功労者という顔を持っているわけだし、また「検察審査会で絶対に起訴議決を出させないテクニック」を熟知している人間といえる。
彼はその後、法務事務次官に就任。安倍政権に近づくや、最高のサポート役として活躍することになる。
(以下略)
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配信元)
ああそうか。政権がやってることを「検察官の定年を延長する」と勘違いしてる人がいるのか。
— 菅野完 (@noiepoie) May 10, 2020
それ、順番逆だからね。
「黒川さん個人の定年延長の閣議決定が先。法改正が後」だからね。順番逆なの。
「こいつの窃盗を見逃すために、刑法改正します」みたいな話なの。#検察庁法改正案に抗議します
#山添拓 議員による、この法改正案がいかに異常なものであるかを簡潔に説明した動画です。 #検察庁法改正案に抗議します というタグのツイートが爆発的に増えたため、バックラッシュも発生しているようです。
— 日 本 共 産 党 ⚙ 🌾 (@jcp_cc) May 10, 2020
ここで論点をいま一度整理するためにも、ぜひご覧ください。
pic.twitter.com/nMbmSJ7y7B
今、「#検察庁法改正案に抗議します 」がツイッターのトレンドで500万件を超える勢いですが、このタイミングで、黒川弘務氏がいかに積極的に悪を為し政権に近づいたかを八木氏が歯切れよく解説されています。ごく一部しか引用できませんが、これまでの検察の腐敗の節目に必ず存在した者、その正体は政権に翻弄された犠牲者では決してない、ということが分かります。ぜひ、元記事を。
2009年の厚生省キャリアの冤罪事件いわゆる「村木さん事件」の後、大々的に行われるはずだった検察改革を、むしろ冤罪を生む改悪に後退させて「丸め込んだ」のが当時の黒川弘務大臣官房付。
そして八木氏が否応無く関わることになった陸山会事件では、「裁判所激怒の、検察有罪判決」とも言える結果を受け、検察自体の自浄を迫られました。ところがその時「勘違いだった」という理由でうやむやにした筆頭が当時の黒川弘務官房長。
こんな呆れた結果が認められるわけもなく検察審査会に持ち込まれますが、これまた検察審査会でも「起訴相当」が出ることはありませんでした。その審査員の人選は操作され、導入された「くじ引きソフト」も恣意的に変更できるものであることが森ゆうこ議員によって指摘されています。
黒川弘務氏によって、検察の「虚偽有印公文書作成事件」をうやむやにしたことが、のちの森友問題に繋がると喝破されていますが、検察審査会の人選を操作するなどは、伊藤詩織さん事件でも利用されたと考えられます。
安倍政権以前であれば間違いなく起訴になって当たり前の政治家のスキャンダルが「なぜか不起訴」になり、「黒川がいる限り、罪に問われることはない」とまで言われる検察自体が犯罪集団ではないか。こうした人物を手放さないために国会で何が起きているか、それを山添拓議員がクリアに解説されています。優秀な頭脳はこのように使うべきだと思いましたわ。