14日の福島地震後、一旦は菅総理の「すべて正常」コメントが出たにもかかわらず、格納容器から水漏れが発覚 〜 国民は地震以前の状況も地震による影響も明確に知らされていない

 14日に福島を襲った地震で、原発は大丈夫か?と皆一様に不安になったと思います。こうした事態で今の政府が正直に誠実に事実を発表するとは全然思っていないので、信頼できる人々の情報をひたすら追いました。おしどりマコさんは14日の地震発生直後からずっとフクイチの情報やデータをチェックされ、不備を感じる点や疑問をアップされていました。そのおかげで、東電による原発の点検結果が届く前に、原子力規制委員会・内閣府事故合同本部がさっさと閉じられていることを知り得ました。また菅総理が「すべて正常」というコメントを発表したのは、フクイチの点検が完了する12時間前であったことも知りました。不自然に早い安全宣言でした。
 ところが19日、地震が原因で原子炉格納容器の破損があったという報道が出ました。毎時3万トンの冷却水を注入しているものの、水位が減り続けているようです。表向きには「原子炉の温度や、周囲の放射線量に変化はない」とありますが、311以降、独自にガンガーカウンターを手に入れた人々が各地で異様に高い数値に気づき、ネット上にあげておられました。
最も恐ろしいのは、これらの異常が以前から起こっていたのか、今回の地震で起きたのか、明確に示されず国民が知らなかっただけかもしれないということです。「デブリは本当に報道された状態で存在するのか」すらも怪しい。今が、平気で嘘をつき隠蔽するのが得意な自民党政権だということ。危険の実態が国民に知らされなければ、打つ手も打てません。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
原子炉格納容器の水位30センチ以上低下 福島第一原発1、3号機で 震度6弱の地震の影響か
引用元)
東京電力は19日、事故収束作業を続けている福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1、3号機で、原子炉格納容器内の水位が30センチ以上低下し、1日数センチのペースで続いていると発表した。13日夜に両町で観測された震度6弱の地震の影響で、10年前の事故で損傷した部分が広がり、原子炉建屋内に漏れ出る量が増えているとみられる。
(中略)
 炉内には事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)が残っており、冷却のため1時間3トンの注水を継続。注水量を増やすことを検討している。原子炉の温度や、周囲の放射線量に変化はない
(以下略)
————————————————————————
配信元)







Comments are closed.