花粉症の原因は「肩・首などの上体のコリ」であり、コリをほぐすために、身体知性が花粉を利用して鼻水・クシャミを誘導し、体を弛めようとしている

竹下雅敏氏からの情報です。
 “今年は出ないのかな~”と思っていた「花粉症」の症状が、ついに出始めました。「花粉症」の症状が出るのは良いことだと思っているので、これをチャンスに根治を目指します。
 これまで出ていなかった症状が出た理由は、はっきりとしているので対処は簡単です。普段、マウスよりも重いものを持ち上げることはないのに、灯油タンクとオガライトを納屋に運び入れるなどして、肩・首に負荷をかけてしまったためなのです。
 私が考える花粉症の原因は「肩・首などの上体のコリ」であり、コリをほぐすために、身体知性が花粉を利用して鼻水・クシャミを誘導し、体を弛めようとしていると考えています。なので、鼻水・クシャミに合わせて体を弛めることに協力すれは、排毒が進むというのが私の考えなのです。
 こちらの動画「花粉症になる人、ならない人の決定的な違い」では、“すごく驚かれるのが、花粉症って首の凝りを取るだけで、すごく楽になったりとか、治ったりっていうことがあります”と言っています。
 肩・首などの上体のコリをほぐす方法として、私は「経筋体操」を行っていますが、効果は抜群です。また、体を弛めることに協力する方法としては「活元運動」が優れていると思います。
 冒頭の動画で、頸椎2番は目、頸椎3番は鼻に対応しているとあります。二つ目の動画の1分30秒では、“体を見ると骨盤、肩甲骨、後頭骨…それが春になると…体がうまく動いている人は、すっすっすっと開く。だけど、例えば冷えてるとか…使い過ぎて強張っているとか、そういう時にぎぎぎっとなる。開きたいのに開けない。…そういう時にいわゆる季節の風邪、熱が出たりだるくなったりで、おそらく花粉症もそういう部分もありそう。”と言っています。
 井本邦昭著「整体法の学び方(三樹書房)」の27~30ページには、“春のからだは、腰椎の4番がゆるむことから始まります。…椎骨が下から上へと順番にゆるんでいきます。…ふだん汗をかかないからだは、肋骨や肩甲骨が硬直して可動性が悪くなりがちです。…それでも時間が経つとともに胸椎3番4番へと移行し、その時期を過ぎると頸椎へと上がります。その際に、なんとかして障害物をおしのけて進んでいこうとするために、クシャミや涙が出るのです。クシャミをすることによって肋骨や肩甲骨がゆるみ、目がショボショボして涙を出すことによって後頭骨をゆるめようとします。実はこれが花粉症の正体なのです。”と書かれています。
 私の花粉症の経験から理解した「花粉症のメカニズム」を、専門家が完璧に解説した内容だと思います。西洋医学の観点では思いもよらないことでしょうが、こうした整体の見方の方が真相だと思います。
(竹下雅敏)
————————————————————————
花粉症の原因は!?セルフ整体の方法
配信元)
————————————————————————
【整体トーク】#1 整体で花粉症は楽になる?
配信元)
————————————————————————
解剖学/体幹の骨
転載元)

WIKIBOOKS[Public Domain]


————————————————————————
【背骨と椎骨と神経との対応】
背骨 番号 対応部位、機能
頸椎 1,2 脳の血行
3
4
5,6 咽頭部
6.7
7 迷走神経張力増加
胸椎 1,2 気管粘膜血行、腕
2 胃、肝臓
3
4 食道、肝臓、肺、心臓
5 耳、汗、体温調節、胃の噴門部収縮
6 大内臓神経、胃の脈管運動
7 脾臓、消化管、リンパ系
8 すい臓、脾臓、肋膜、リンパ系
8~10 胃の拡張反射
9 肝臓、胆のう、大動脈拡張
10 腎臓、視力
11,12 小腸、卵巣、こう丸
腰椎 1 性器、頭
2 性器、大腸、盲腸
3 性器、血行、腎臓
4 卵巣、こう丸
5 膀胱
仙椎 2番目の穴 生殖器や妊娠早期発見と関係が深い
4番目の穴 肛門、膀胱、括約筋と関係が深い

出典)弱った体がよみがえる人体力学  井本邦昭著  高橋書店

Comments are closed.