竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ドイツは戦車供与で完全に主権を失った=ザハロワ報道官
転載元)
SPUTNIK 日本 23/1/28
🔥📰スプートニク日本
— 🌸taka (@0_fighter_taka) January 28, 2023
🇩🇪ドイツ政府がレオパルト2戦車を🇺🇦ウクライナへ供与し、他国からの供与も承認した発表を受け🇷🇺露ザハロワ報道官は「レオパルト供与決定の日は歴史的な日となった。何故ならこの日、ドイツには主権がないと我々が以前から言ってきた事を、最終的に決定付け証明する日になったから pic.twitter.com/lDObHOhBiX
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
© Press service of The Ministry of Foreign Affairs of the Russian Federation/ メディアバンクへ移行
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は27日、オラフ・ショルツ独首相がウクライナへの主力戦車「レオパルト2」の供与を決定したことは、ドイツが完全に主権を失ったことを意味すると指摘した。
ザハロワ報道官は次のように述べている。
「戦車レオパルト供与の決定の日は歴史的な日となった。なぜならこの日は、ドイツには主権がないと我々が以前から言ってきたことを、最終的に決定づけ、証明する日になったからだ」
🎥#ウクライナ へ供与される西側諸国の主力戦車と特殊作戦で使用される #ロシア の主力戦車T-90Mプラルィヴについて、スプートニクが動画で比較。 #スプートニクのビデオ pic.twitter.com/WppWE1dP0u
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) January 27, 2023
ザハロワ報道官は、ショルツ首相が自主独立のドイツの外交政策をいつも拒否してきたと指摘。また、第二次世界大戦後の歴代独首相が数十年にわたり積み上げてきたものを否定したとも述べ、ショルツ首相を批判した。
ドイツ政府は25日、14両の独製主力戦車「レオパルト2」をウクライナへ供与することを決定したと発表した。また、他国が「レオパルト2」をウクライナへ供与することも承認した。米国も同日、主力戦車「エイブラムス」31両のウクライナへの供与を決めている。
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配信元)
Twitter 23/1/26
🇷🇺プーチン大統領
ヨーロッパのエリートは、しばしば自国の利益ではなく第三国の利益に奉仕している。
ソ連は自主的に軍隊を撤退させ、オーストリアを保証した。オーストリア人の多くは 感謝している。
ドイツに駐屯する米国の軍隊は、法的にも事実上も今だに占領軍である。https://t.co/m1vf6H8lSo pic.twitter.com/ctTTKG7N5i— 駐日ロシア連邦大使館 (@RusEmbassyJ) January 26, 2023
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ドイツ外相のロシアへの宣戦布告を聞きながら、全体集団催眠の中で目覚める場所は天国か、それとも地獄か
転載元)
In Deep 23/1/26
(前略)
ドイツやアメリカ等がウクライナに戦車を送ったことを、喜々として朗報のように報じ、受けるほうも「喜ばしいニュースとして受け取る光景」(中略)…「そもそもあれらの戦車は実戦では、ジャンク」なんです。
兵器自体の優劣の問題ではありません。各国最高峰の兵器自身が悪いなんてことがあり得るはずがありません。
そうではありません。
戦争というのは、今でも、あるいは昔でも「戦闘」というのは、そのほんの一部でしかなく、ほぼすべてが「補給とメンテナンス」で成り立っているものです。
先日、以下の記事で取りあげました、元アメリカ海兵隊の諜報員で、国連の大量破壊兵器廃棄特別委員会の主任査察官などを努めたスコット・リッターさんの主張をとり挙げたことがあります。
そして、それらのメンテナンスには最高度の知識と技術、そして最高度の「補給」が必要です。
たとえば、米軍がウクライナに送った「 M2ブラッドレー歩兵戦車」を、イラク戦争の際に、この戦車を実際に使用してメンテナンスをしていたという退役軍人が「いかにひどい(大変な)ものか」を書いていましたが、このようなものは、ウクライナ軍には使いようがない兵器です。
(中略)
作家の山本七平さんが(中略)… 『私の中の日本軍』において、戦争において兵器のメンテナンスがどれだけ重要なことかということは、たまに書かれていました。
現代の戦車のような大型な兵器ではなく、構造もはるかに単純な当時の砲兵砲でも、これらのメンテを「必ず」やらなければ、武器としてダメになるだけではなく、事故等も含めて、自分や部隊の生命にかかわるものです。
(中略)
それに比較して、現代の大型兵器ときたら、「複雑で精緻なユニットの集合体」ですから、無数ともいえる部品やユニットの交換に明け暮れることになります。そして、専門知識と経験がないとどうにもならない。
(中略)
ドイツ外相によるロシアへの宣戦布告
最近、「ドイツが正式にロシアに宣戦布告した」と捉えられる発言をドイツの外相がしていたことが報じられています。
ジャーナリストの1月25日の投稿より
Michael Tracey
このアナレナ・ベアボック外相は、グリグリの世界経済フォーラムの若きリーダープログラム出身の女性です。
この外相の発言について、米ゼロヘッジが簡単に紹介していました。
ドイツ外相は、ウクライナについて穏やかであるべき部分を大声でこう言った
German Foreign Minister Just Said The Quiet Part Out Loud On Ukraine
zerohedge.com 2023/01/26
ドイツのアナレナ・ベアボック外相は、新たな発言の中で、「西側の同盟国は、ロシアに対して戦争を戦っている」と率直に述べた。
この発言は、レオパルト2戦車をウクライナに送ることをめぐる議論の中で、1月24日に欧州評議会議会 (PACE)での討論中に出された。
(中略)
皮肉なことに、他のドイツ当局者たちは、制御不能なエスカレーションを恐れて、自国は紛争の当事国ではないことを長い間強調してきた。
(中略)
ロシア外務省の報道官であるマリア・ザハロワ氏はこのコメントに対し、西側の同盟国がずっとロシアとの戦争を計画していたという、さらなる証拠だとして以下のように述べた。
そして、 ザハロワ氏は以下のように述べた。
一つ確かなことは、物事は急速に進んでいるということだ...
(以下略)
ドイツやアメリカ等がウクライナに戦車を送ったことを、喜々として朗報のように報じ、受けるほうも「喜ばしいニュースとして受け取る光景」(中略)…「そもそもあれらの戦車は実戦では、ジャンク」なんです。
兵器自体の優劣の問題ではありません。各国最高峰の兵器自身が悪いなんてことがあり得るはずがありません。
そうではありません。
戦争というのは、今でも、あるいは昔でも「戦闘」というのは、そのほんの一部でしかなく、ほぼすべてが「補給とメンテナンス」で成り立っているものです。
先日、以下の記事で取りあげました、元アメリカ海兵隊の諜報員で、国連の大量破壊兵器廃棄特別委員会の主任査察官などを努めたスコット・リッターさんの主張をとり挙げたことがあります。
[記事] ロシア発の最終戦争が近づいている気配ですが、さてどうする(どうするかなんてわかりようがないですが)
In Deep 2023年1月23日
(中略) In Deep 2023年1月23日
そして、それらのメンテナンスには最高度の知識と技術、そして最高度の「補給」が必要です。
たとえば、米軍がウクライナに送った「 M2ブラッドレー歩兵戦車」を、イラク戦争の際に、この戦車を実際に使用してメンテナンスをしていたという退役軍人が「いかにひどい(大変な)ものか」を書いていましたが、このようなものは、ウクライナ軍には使いようがない兵器です。
(中略)
作家の山本七平さんが(中略)… 『私の中の日本軍』において、戦争において兵器のメンテナンスがどれだけ重要なことかということは、たまに書かれていました。
『私の中の日本軍』より
もしその日に小戦闘でもあれば、砲の大手入れがある。
…砲も砲弾も鉄鋼だから、砲腔内を砲弾がこすっては砲身が摩耗する。そこで砲弾の基部に弾帯という分厚い幅広の銅の環がはめ込んであり、砲腔をこすって行くのはこの弾帯なのである。
従って、射撃をすると、火薬ガスと銅とが砲腔にべったりとはりついて行き、大量に発射すると、腔内がまるで「いぶし銀」のような色になる。一種の銅メッキのような状態といえばよいと思う。
ところが火薬ガスは腐食性があるので、「除銅液」という薬品でこの「ガス銅メッキ」を完全に除去しなければならない。ちょうど、西洋の絵にある煙突掃除人のもつようなブラシ(もっと柄はまっすぐで、ずっと頑丈ではあるが)で、砲腔内を洗うのである。
通常、砲口から差し込んで長い砲身の中をゴシゴシと洗う。このことを「洗桿(せんかん)」といったが、これが普通の人が考える以上の重労働で、通常「六十回つくと腰をつく」といわれた。これで銅を除くと、今度は除銅液そのものを完全に洗い流し、きれいにふきとってからスピンドル油をしく。一方、閉鎖機も全部分解して掃除する。
以上のすべての作業は、全く事故なく終わっても、大体夜中の十二時まではかかる。
もしその日に小戦闘でもあれば、砲の大手入れがある。
…砲も砲弾も鉄鋼だから、砲腔内を砲弾がこすっては砲身が摩耗する。そこで砲弾の基部に弾帯という分厚い幅広の銅の環がはめ込んであり、砲腔をこすって行くのはこの弾帯なのである。
従って、射撃をすると、火薬ガスと銅とが砲腔にべったりとはりついて行き、大量に発射すると、腔内がまるで「いぶし銀」のような色になる。一種の銅メッキのような状態といえばよいと思う。
ところが火薬ガスは腐食性があるので、「除銅液」という薬品でこの「ガス銅メッキ」を完全に除去しなければならない。ちょうど、西洋の絵にある煙突掃除人のもつようなブラシ(もっと柄はまっすぐで、ずっと頑丈ではあるが)で、砲腔内を洗うのである。
通常、砲口から差し込んで長い砲身の中をゴシゴシと洗う。このことを「洗桿(せんかん)」といったが、これが普通の人が考える以上の重労働で、通常「六十回つくと腰をつく」といわれた。これで銅を除くと、今度は除銅液そのものを完全に洗い流し、きれいにふきとってからスピンドル油をしく。一方、閉鎖機も全部分解して掃除する。
以上のすべての作業は、全く事故なく終わっても、大体夜中の十二時まではかかる。
現代の戦車のような大型な兵器ではなく、構造もはるかに単純な当時の砲兵砲でも、これらのメンテを「必ず」やらなければ、武器としてダメになるだけではなく、事故等も含めて、自分や部隊の生命にかかわるものです。
(中略)
それに比較して、現代の大型兵器ときたら、「複雑で精緻なユニットの集合体」ですから、無数ともいえる部品やユニットの交換に明け暮れることになります。そして、専門知識と経験がないとどうにもならない。
(中略)
ドイツ外相によるロシアへの宣戦布告
最近、「ドイツが正式にロシアに宣戦布告した」と捉えられる発言をドイツの外相がしていたことが報じられています。
ジャーナリストの1月25日の投稿より
Michael Tracey
このアナレナ・ベアボック外相は、グリグリの世界経済フォーラムの若きリーダープログラム出身の女性です。
この外相の発言について、米ゼロヘッジが簡単に紹介していました。
ドイツ外相は、ウクライナについて穏やかであるべき部分を大声でこう言った
German Foreign Minister Just Said The Quiet Part Out Loud On Ukraine
zerohedge.com 2023/01/26
ドイツのアナレナ・ベアボック外相は、新たな発言の中で、「西側の同盟国は、ロシアに対して戦争を戦っている」と率直に述べた。
この発言は、レオパルト2戦車をウクライナに送ることをめぐる議論の中で、1月24日に欧州評議会議会 (PACE)での討論中に出された。
(中略)
皮肉なことに、他のドイツ当局者たちは、制御不能なエスカレーションを恐れて、自国は紛争の当事国ではないことを長い間強調してきた。
(中略)
ロシア外務省の報道官であるマリア・ザハロワ氏はこのコメントに対し、西側の同盟国がずっとロシアとの戦争を計画していたという、さらなる証拠だとして以下のように述べた。
「これは以前、メルケル氏が曝露した、ミンスク合意を利用してウクライナを強化したということを裏づけています。つまり、私は、ロシアとの戦争が事前に計画されていたということについて話しています」
そして、 ザハロワ氏は以下のように述べた。
「私たちが警告をしなかったと後になって言わないように」
一つ確かなことは、物事は急速に進んでいるということだ...
(以下略)
アメリカのバイデン大統領もウクライナへの軍事支援としてアメリカの主力戦車「エイブラムス」31両を供与すると発表しました。バイデン大統領は「エイブラムスは世界でもっとも有能な戦車であり、ウクライナの防衛力や戦略的な目標を達成する力を高める」と強調したのですが、ロイターは「米外交問題評議会の国防政策担当非常勤上級研究員で、米コロンビア大学国際・公共問題教授のスティーブン・ビドル氏は、これらの戦車供与が戦況に直ちに与える影響は限定的だとの見方を示す」と報じています。
ロイターが、「エイブラムスは補給やメンテナンスが複雑なため、米政府は当初ウクライナへの供与に消極的だった」と報じているように、こうしたウクライナへの軍事支援はあまり役に立ちそうにありません。
その辺りのことをIn Deepさんは、“今でも、あるいは昔でも「戦闘」というのは、そのほんの一部でしかなく、ほぼすべてが「補給とメンテナンス」で成り立っているものです。…専門知識と経験がないとどうにもならない”と説明しています。
エイブラムスがウクライナでは使い物にならないと思われる動画があるのですが、加えて「補給とメンテナンス」という本質的な問題があるわけです。ロシアには「戦車のエンジンから自動車のバッテリーまでなんでも修理する部隊」があるらしい。こうしたところも、欧米とロシアでは思想が根本的に異なるような気がします。
レオパルト2戦車をウクライナに送ることをめぐる議論の中で、ドイツのアナレナ・ベアボック外相は「西側の同盟国は、ロシアに対して戦争を戦っている」と発言してしまいました。
クロアチアのゾラン・ミラノヴィッチ大統領は「ロシアと戦争してるなんて、私は知らなかったよ。…クロアチアはどことも戦争していないよ」と言っています。
1月18日の記者会見でロシアのラブロフ外相は、「アメリカはヨーロッパ全体の国々を集め、いわゆるNATOです。EUもそれに当たります。ウクライナを使って我が国に戦争を仕掛けている」と言っていたのですが、アナレナ・ベアボック外相はラブロフ外相の言葉を裏付けることになってしまいました。