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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 外伝96 ― ロスチャイルドの作法
パナマ文書流出の意味
2016年4月、世界中が騒然となりました。パナマ文書の流出によってです。パナマ文書とは、パナマの法律事務所から流出した膨大な量の内部文書で、富裕層の資金が集まるタックスヘイブン、租税回避行為に関する一連の機密文書です。
これには「1970年代から2016年初までに作成した、合計2.6TBの1150万件の機密文書であり、21万4488社のオフショア法人に関する情報が含まれる」(ウィキペディア同記事)とあります。
このパナマ文書には、大統領や首相といった各国の指導者たちの名前も連なっており、世界が騒然となったのです。名前のあった各国の指導者の中には辞任に追い込まれた人物もいましたが、面妖にも、そこに名前がないのに問題ありとして名指しされた指導者がいました。中国の習近平であり、何よりもロシアのプーチン大統領がそうでした。2016/4/4の『ヤフーニュース』では、『明らかになった「プーチン・サークル」の錬金術 「パナマ文書」で』という題名で記事が出される、といった具合です。
#PanamaPapers Putin attack was produced by OCCRP which targets Russia & former USSR and was funded by USAID & Soros. pic.twitter.com/tgeKfLuROn
— WikiLeaks (@wikileaks) April 5, 2016
機械翻訳:【ウィキリークスによると】パナマ文書によるプーチン攻撃は、ロシアと旧ソ連を標的とするOCCRP(NPO「調査報道組織、組織犯罪と汚職報告プロジェクト」)によって制作され、USAID(米国国際開発庁)とソロスから資金提供を受けた。
こういった動きに対して、プーチン大統領は自身に対する「信用失墜を目的」とした米国が主導する「挑発」だと断じ一蹴しました。実際にロシア国民のプーチン大統領への支持は固く、このパナマ文書がプーチン大統領に大きなダメージを与えることは無く終わったのですが、このパナマ文書流出の黒幕はジェイコブ・ロスチャイルドであるとの見解を竹下さんは出されています。2016/04/07・05/12などの竹下さんの記事をご参照ください。重要かつ十分に納得できる内容です。ジェイコブ・ロスチャイルドがプーチンに攻撃をしていたことになります。
近年でいえば、ロスチャイルド家からのウクライナを通じたロシア弱体化への攻撃は、2004年のオレンジ革命もそうでした。オレンジ革命を資金面からサポートしたのがジョージ・ソロスであり、そのバックにはロスチャイルド家があり、ロスチャイルド家の総帥が英国本家のジェイコブ・ロスチャイルドだったのです。
当時のジェイコブの攻撃は裏のイルミナティのトップの一角としての攻撃でした。しかしその後、2007年元旦からの「天界の改革」が始まり、元は裏のイルミナティのトップであったジェイコブ・ロスチャイルドは息子のナサニエルと共々に光の側へ、神々のサイドにやがて身を転じていきました。
驚くべき転身でしたが、この元にはジェイコブたちが従っていたヘルメスの転身がありました。ヘルメスは闇組織のトップの一角で真の悪魔でしたが、「天界の改革」が始まって早々に闇組織を離脱して、神々のサイドについたのでした。それでジェイコブ親子も裏のイルミナティ組織を離脱し、神々サイドについたのでした。
デイヴィッド・ロックフェラーを一蹴し、その第3次世界大戦への野望を挫いたジェイコブとナサニエルは、2011年に57カ国会議を開催し、神々とともに歩むナサニエル陣営を立ち上げ、一大陣営としてその勢力を拡張していたのです。そのジェイコブによるプーチンへの攻撃がパナマ文書流出でした。
どこにでも潜入の一族
拡張を続けていたナサニエル陣営は、① ナサニエル中心、② アンドリュー王子中心、③ フランシスコ法王中心、この3つの派で全体としてナサニエル陣営となっていました。
ナサニエル陣営 |
ナサニエル陣営 |
光の側 | ナサニエル・ロスチャイルド、プーチン、習近平、朴槿惠など(BRICs諸国を中心とした勢力)、白龍会 |
アンドリュー陣営 |
アンドリュー王子(英国王室)、 天皇陛下、小沢一郎、麻生太郎など。(ジャパン・ハンドラーズ) | ||
フランシスコ陣営 |
フランシスコ法王(ヴァチカン)、バーバリアン・イルミナティ、P2メーソン | ||
ブッシュ・ナチ陣営 (米国戦争屋) |
闇の側 | カール・ハプスブルグ・ロートリンゲン、ヌーランド国務次官補、ネオコン、イエズス会 | |
ロックフェラー・オバマ陣営 (欧州銀行屋) |
オランダ国王ウィレム・アレクサンダー、ダヴィッド・ロスチャイルド、キャメロン、オランド |
習近平もプーチンもナサニエル派に参入していたので、ジェイコブの習近平を含めたプーチンへの攻撃は、光の陣営の同じ派内の中での攻撃です。しかも2015/04/25の竹下さんの記事を参照すれば、2015年の初夏にはプーチンがナサニエル陣営全体の長だったようです。こうなるとジェイコブの行動は裏切りです。なぜそうなったのか?
勿論こうなったのはその伏線があり、基本ベースもありました。まず伏線として外せないのが、プーチンがずっとロスチャイルド家を敵と見なしており、ジェイコブとナサニエルも真には信用していなかっただろう点です。これは致し方ないです。プーチンはロシアを攻撃している黒幕としてロスチャイルド家を強く認識していました。古くはロシア皇帝アレクサンドル2世暗殺から始まる帝政ロシアの滅亡とソ連の成立、この裏にあるハザール・ユダヤを使役するロスチャイル家を。近年のオレンジ革命もマイダン革命の裏にもロスチャイルド家があったのをプーチンは認識していたのです。
また、違う伏線にはヘルメスの消滅があります。「天界の改革」で神々サイドについたヘルメスは天界で高い地位につきます。しかしそれからほどなく、ヘルメスはその本性からの不正が露見となって転落して、消滅していったのです。ジェイコブとナサニエルにとっては、直結する霊的な後ろ盾を失ったことになります。
ジェイコブはロスチャイルド一族の総帥でありましたが、ヘルメスという強い霊的な後ろ盾を失った状態では、ジェイコブ個人の裁量でロスチャイルド一族を仕切るのは非常に困難な状態にあったはずです。ジェイコブがヘルメスに付き従って光の側に転じたといっても、ロスチャイルド一族全体が光側に転じたわけではないのです。
現に2011年にナサニエル陣営を立ち上げる一方では、ロスチャイルドのフランス分家は、ナサニエル陣営と敵対する闇側である裏のイルミナティの主力でした。敵対する陣営のそれぞれにロスチャイルドの一族が入っているのです。
そして、この姿がロスチャイルド一族の基本ベース(作法)になるのです。一口で言えばロスチャイルドの一族はどこにでもステルス的に潜入しているのです。例えば互いに敵対する2つの大勢力があれば、そのどちらの勢力の中にもロスチャイルドは一族の者を送り込みます。そして内部からコントロールさせようとするのです。
Wikimedia Commons [Public Domain]
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ロスチャイルド初代のアムシェルは、ブラック・ロッジ系統のイエズス会の支援を受けて急速に力を伸長しました。初代は表のイルミナティ側にはなります。ところが、ロスチャイルド家はいつの間にかホワイト・ロッジ裏組織の地上部隊である裏のイルミナティのトップともなっていました。表のイルミナティに人員を配置したそのままで、裏のイルミナティに潜り込んでいるのです。このステルス潜入が、ロスチャイルド一族が生き残り、繁栄していくための基本ベースの作法なのです。
捨てきれない野心
新たな地上世界が構築されていったならば、誰がその世界での覇権や主導権を握っていくのか? ここが焦点になります。
果たせるかな、2015年初夏にはプーチンがそのトップになることが決まっていたようです。そしてジェイコブや習近平たちもそれに付き従う様相になっていて、ジェイコブもそれを了承してはいたでしょう。しかしロスチャイルド一族全体が、プーチンが世界皇帝の地上世界体制に了承していたわけでは当然ありません。
新たな地上世界の構築において最も重要になるのが、通貨発行・金融システムの再編です。これ再構築できないと世界中の人々が大混乱で生活が成立しないのです。そしてこれまで地上世界でほぼ全ての通貨発行・金融システムの権限を掌握していたのがロスチャイルド家です。
「私に一国の通貨の発行権と管理権を与えよ。そうすれば、誰が法律を作ろうと、そんなことはどうでも良い。」との初代の言葉通りに、ロスチャイルド家が数百年に渡って地上世界の通貨発行権を握っていたのです。とてつもない権力です。この絶対的な権力を、ロスチャイルド一族がみすみすと手放すはずがありません。
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ましてやプーチンは、ロスチャイルド家にとっては潰すべき敵として相対してきたのです。プーチン世界皇帝体制が完成すれば、プーチンに敵対してきたロスチャイルド家は、全体として抹消される危険性は非常に高いのです。地上世界での生き残りと覇権をかけて、ロスチャイルド一族は全体の総意として、プーチンつぶしに出るように総帥のジェイコブに要請したでしょう。その結果がパナマ文書流出として物理的に表出したということになったのでしょう。
また、その前にも2013年11月から始まったマイダン革命からのウクライナ争乱の黒幕はロスチャイルド家であり、ジェイコブ個人の本心はともかくも、これにロスチャイルド家の総帥のジェイコブが無関係だったとも思えません。またジェイコブは自身は別としても、息子のナサニエルを世界王につけたいとの野心も手放し切れてもいなかったでしょう。そしてその野心はナサニエル自身にも当然ながらあったでしょう。
2016年には、それまで敵対する闇側の人物たちが光の勢力であるナサニエル陣営に多く参入していました。しかし、その光の勢力であるはずのナサニエル陣営の内部で深刻な争いも起きていたのです。王の座をめぐる争い、…「いつかどこかで幾度も見てきたな」と既視感を覚える展開が、やはり密かに進んでいたことになります。
他方、2016年の米国大統領選はヒラリー・クリントン勝利との大方の予想を裏切ってドナルド・トランプが勝利しました。
メディアはその元をたどれば情報屋です。情報屋の仕事は他者よりいち早く事実を捕まえて仲間に流すこと、そして仲間以外には嘘の情報を流し、誤った噂話を広めさせて民衆を踊らせ、誤誘導させることです。日本メディアが現在行っていることそのままです。尤も日本メディアがどこまで正しい事実を掴めているかは疑問ではありますが。
離散したユダヤ人が生き残るためにフルに活用したのが、金融とともにこの情報屋などによる情報網でした。ユダヤ人の特徴は金融と情報に長けていることにあり、この金融と情報の総取締の帝王となったのがロスチャイルド家といって良いでしょう。世界の私有中央銀行制度を司ってきたのがロスチャイルドであり、世界の情報を思うがごとくに操作できていたのもロスチャイルドです。
ロスチャイルド家が中央銀行イングランド銀行を掌握したのは2代目のネイサンによってでしたが、それは情報網の力なくしてありえなかったのです。彼はナポレオン戦争・ワーテルローの戦いを、情報網を用いて最大限に利用して金融界の支配者に躍り出たのです。このネイサンは、ナポレオン戦争後のウィーン会議でロシア滅亡を誓い、その誓いは約100年後に成就します。ところがそれは現在までも生きていたようで、今度はその誓いが200年後の現在には、ロスチャイルド家に逆に仇をなすことになっています。