皮膚への浸透性が非常に高いDMSO
「真実はしばしば単純である。しかし、その単純さを受け入れることは決して簡単ではない。」
スタンリー・ジェイコブ医師

くろちゃん、もう、DMSO買った?

いや、まだだ。

ぼくは注文したところだよ。

へえ? DMSO、日本で手に入るんか?

アマゾンで注文したけど、届くまで2週間くらいかかるみたい。

てゆうか、
DMSOって、ホントにいいのか?

ああ、奇跡みたいな話だが、まだ信じられん。DMSOとはいったい何だ?

ジメチルスルホキシド(Dimethyl sulfoxide)、略してDMSO。化学式はこんな感じ。

なるほど、硫黄(スルホ)に1ケの酸素(オキシ)と2ケのメチル基がついて、ジメチルスルホキシド 、DMSOか。

まずは、DMSOの歴史から話すね。
DMSOは、ロシアの化学者アレクサンドル・ザイツェフによって、1866年に初めて合成されたそうだよ。1950年代、アメリカの製紙会社が、製紙過程で大量に生まれるDMSOに困っていた。そこで、DMSOの利用法を見つけるために、化学者ハーシュラーにDMSOの研究を依頼した。(
note)

ふ〜ん、DMSOは、製紙工場のゴミから生まれたのか。
ハーシュラーが驚いたのは、DMSOがものすごいスピードで皮膚に浸透することだった。これを発見したのは、実験中のアクシデントによるもので、
彼の皮膚についた染料が、DMSOによって、すみやかに体内に吸収されて、5分以内に全身に広がってしまったんだ。(
note)

そりゃ、大変だ。
ジメチルスルホキシド (DMSO)は皮膚への浸透性が非常に高いので、肌に化粧品やその他の化学物質など望ましくない物質がついている場合、DMSOがそれらも体内に取り込んでしまう可能性があります。これを防ぐため、使用前には皮膚を不必要な物質から清潔にしておくことが必要です。

スッゴ!! 静脈注射よりは遅いが、筋肉注射と同じくらいの速さか?

だから、DMSOを塗る時は、ゴム手袋しちゃダメだって。ゴム手袋の粉も体内に入っちゃうからね。

ハーシュラーなんか、全身を染料で染めちゃったんだからな〜。

その、大発見をしたハーシュラーなんだけど、
その後、DMSOの研究と治療で第一人者となる、スタンリー・ジェイコブ医師(1924年 – 2015年)と出会って、共同研究を始めた。ここからだよ、DMSOの医療応用が始まったのは。

ジェイコブ医師、91歳まで生きてるぞ。

DMSOを使ってたんだろうね。
ジェイコブ医師は自ら、ヨウ素を混ぜたDMSOを皮膚に塗って、直ちに口の中でヨウ素の味がすることで、皮膚浸透性の速さを確認している。

これが、何かの役に立つのか?
脳神経科はDMSOの得意分野
必要な薬品や栄養を、すばやく全身に届けたいときに役立つよ。しかも、DMSOが越えるバリアは皮膚だけじゃない。
血液脳関門さえ突破できるからね。

てことは、脳の治療に使えるぞ。

そうだよ、脳神経科はDMSOの得意分野だよ。
*
医師のジェームズ・ミラー博士:私の印象では、神経科医を受診する患者の約80%の症状が、DMSOによって解消されるようです。
DMSOの主な5つの用途
1⃣筋骨格系:関節炎(変形性関節症および関節リウマチ) 、滑液包炎、腱炎 、捻挫と肉離れ 、腰痛 、スポーツ傷害
2⃣創傷治癒促進:火傷(重度を含む)、外科手術後、糖尿病性潰瘍、褥瘡、皮膚感染症
3⃣痛みの管理:慢性疼痛 、神経痛、がん性疼痛、頭痛、術後疼痛
4⃣神経疾患:脳卒中、脊髄損傷、頭部外傷、ダウン症、アルツハイマー病
5⃣自己免疫疾患:強皮症、線維筋痛症、間質性膀胱炎、SLE、炎症性腸疾患
2002年の臨床試験によると、脳卒中の発症から12時間以内にDMSOを投与された患者の63%が、神経学的状態の改善を示している。(
note)

それはスゴい! 脳とか脊髄は、現代医学の治療でもっとも治りにくい分野で、良くなったヤツを見つける方が難しいのに?

とにかく、脳卒中にDMSOはファーストチョイスだよ。
*私は、脳卒中のリスクがあると感じる人々(友人、親戚、患者など)に、自宅にDMSOを常備するよう積極的に勧めるようにした。救急外来に到着する頃には、脳卒中の症状は「解消」されていた。
*一般的なルールとして、脳卒中の疑いがある場合はいつでもDMSOを使用することをお勧めする。

ほおお〜! これは、いいことを聞いたぞ。
だが、昏睡状態の患者に、DMSOをどうやって与えたらいいんだ?

飲ませちゃダメだよ、誤飲するからね。
救急車を待つ間、DMSOを頭に塗るんだよ。
*ロサンゼルスの教師はリビングの床で意識を失った。発症から数分以内にDMSOが頭部に塗布された。発生から1時間も経たないうちに、DMSOの筋肉注射も施された。彼女は一度も病院に搬送されなかった。家族の友人である外科医が、患者の夫に入院させないことが重要と伝えた。外科医は、注射によるDMSO投与は、自身の病院で承認を得るのは困難だろうと述べた。彼女は発症の当日に意識を取り戻した。治療はその後1週間毎日、DMSOの局所塗布を2回、DMSOの筋肉内注射を1回、ジュースに混ぜたDMSOを小さじ1杯ずつ2回摂取した。状態は日ごとに改善し、彼女は障害もなく勤務し、健康な状態で退職した。
*ある女性、3ヶ月前の脳卒中以来ずっと昏睡状態だった。治療法として、彼女の頭部に毎日DMSOを塗布していた。1ヶ月後、好転の兆しが見られた。開始から4ヶ月後、女性は退院し、その後も毎日、DMSO塗布に加え、コップ1杯の水に小さじ1杯のDMSOを溶かして飲むようになった。DMSO治療開始から3年後、彼女は家事をこなし、普通に歩くこともできた。後遺症として残っていたのは、わずかな発話障害だけだった。

頭に塗るなら誰でもできるが、筋肉注射はやってくれる所がないな。
強硬な弾圧を開始したFDA

よっぽどの緊急事態には注射が速いね。DMSOの静脈注射もあるよ。ただ、アメリカでは、DMSOが弾圧されて以後、静脈注射のノウハウが失われたそうだ。

弾圧は、そんなにひどかったのか?

ひどかったね。コロナの時のヒドロキシクロロキンやイベルメクチンよりも、激しかったみたいだね。その被害者の一人が、多くの患者さんをDMSOで助け、DMSO研究を行って貴重なデータを残してくれた、ジェイコブ医師だよ。

そうだったのか。
一時期、アメリカでは、DMSOが一世風靡したんだよ。多くの人がDMSOで救われたと騒いだことで、メディアも取り上げて、世間の注目を集めたんだ。そこで、あわてたのが、FDA(アメリカ食品医薬品局)。

病気が治ったら困る製薬会社から、カネもらってるからな。
1965年、突如としてFDAが強硬な弾圧を開始した。FDAは研究者への予告なしの家宅捜索、科学者への刑事告発の脅し、メディア操作による評判失墜などで、DMSO研究を封じ込めた。(
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この煽りを受けて、ジェイコブ医師は、同僚から「偽医者」「ペテン師」と呼ばれ、医学界から敵視されるようになった。

ワクチン反対の医師たちと同じだな。
ジェイコブ医師なんか、連邦政府から起訴されたんだよ。彼がFDA職員に賄賂を送ったという容疑で?

え??

嫌がらせだよ。
最終的に、無罪判決と司法省の謝罪で終わったのは良かったけど、弁護士費用に数十万ドルもかかって、ジェイコブ医師は破産に追い込まれてしまったんだ。(
Alzhacker 並行図書館)

ひでえ話だ! 苦しんでいる患者を助けているのに!

これが、アメリカだよ。潰すためにはなんでもやる。
こんな弾圧を受けながらも、DMSOの人気は衰えなかった。1965年の時点で、10万人以上がDMSOを使っていたし、規制がかかっているにもかかわらず、DMSOを診療に取り入れる医師も多かった。メキシコには、大規模なDMSO闇市場や、国境を越えたDMSO治療のセンターもできた。州によっては、連邦政府の反対にかかわらず、州内のDMSO使用を合法化したりした。

こんなに安全で人々が求めている薬を、なんで認めてくれないんだ。

なんでも、治っちゃ困るでしょ!

は! そうだった。

さらに、DMSOの認可を拒んだのは、同時期に起きた、
サリドマイド事件の影響だった。

サリドマイドと言うと、妊娠中に催眠・鎮静剤サリドマイドを飲んだ妊婦から、奇形児が産まれた事件だな。

そう、サリドマイド事件を受けて製薬会社は、新薬の承認前に安全性と有効性を証明することを義務付けられた。そのためには、「厳密に管理された」二重盲検試験が条件になった。そして、これによって、DMSOは承認されないんだよ。(
Alzhacker 並行図書館)

なんでだ? 二重盲検試験、やればいいじゃん?

DMSOの臭いを知らないから言えるんだよ。あのニンニク臭では、二重盲検試験はムリ。

アチャー!

これが、アメリカのDMSO弾圧の歴史だよ。
こんな困難の中でも、ジェイコブ医師は、不治の病の人々に希望を与え、多くの治癒例を残してくれた。DMSOが関節炎、やけど、捻挫から脳卒中、脊髄損傷まで幅広い疾患で、80〜90%に効果があることも示してくれた。
やけどの治療では、95.04%が完全回復し、瘢痕も皮膚拘縮も残らなかった。脊髄損傷では、一生歩くことをあきらめていた16歳の少女が、1年間のDMSO治療で、ふつうに歩けるようになった。(
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非常に安全で著効のある薬

ワーオ!! スゲえ薬だというのは良くわかった。だが、それでも、いざ自分で試すとなると、ハードル高いな。

何言ってんの!?
DMSOは、一般の薬と比べたら、めちゃくちゃ安全だよ。副作用と言ったら、せいぜい、100%のDMSOを皮膚に塗った時の刺激とか、軽いアレルギー反応くらいだね。
*DMSOの最も特筆すべき特徴の一つは、
60年間にわたって数百万人が使用したにもかかわらず、DMSOが原因の死亡例は1例も報告されていない。(
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*
1991年までに、50万人以上を対象とした、3,000件以上の臨床研究が、DMSOの安全性と有効性を立証していた。(
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こんな安全な薬が、これまであったか?

痛みにも効くのかな。

しかも、モルヒネみたいな中毒性がないのがええな。
プロスポーツ選手も、DMSOのおかげで、通常ならシーズン終了を意味するケガから急速に回復し、数ヶ月どころか数日で競技復帰する例が多いそうだよ。例えばアメフトチームの医師によると、5年間にわたり年20~30回、70%のDMSO外用薬を使用して、その結果、70~80%のケースで、良好な結果が得られ、選手は従来の治療法に比べて50~75%早く競技復帰できたそうだ。(
Alzhacker 並行図書館)

スッゲエ!

やけどにもいいよ。
6歳の女の子がコンセントに指をつっこんで、指先が灰白色になるまでやけどした症例なんだけど、焼けた指をDMSO原液に30分漬けたら、痛みがなくなって、翌日には指がピンク色に回復して、指を失うことなく完全に再生した。

ワオ! やけどにはまず、DMSOを使うべきだ。だが、いくらなんでも、遺伝子病はムリだろ。

1970年代の臨床試験だけど、
ダウン症にも効果があるよ。メロディ・クラークという女の子は、11カ月の時点で、立つことも歩くこともできなかったのが、DMSOによって、8歳になった時には歩行、走行、会話、読書、綴りがほぼ正常レベルにできるようになっていた。(
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信じられん! じゃ、交通事故はどうだ?

早ければ早いほどいいけど、何年か経った後でも効果があるね。
あるエンジニアは、
自動車事故での重度の背部損傷によって、車椅子生活を送っていた。だが、彼はDMSO治療を拒否した。事故から12年経って、彼はDMSO治療を受けることを決めた。
1日2回、背中全体にDMSOローションを塗ってもらったところ、3ヶ月後に、右足のつま先を動かせるようになり、歩行は回復しなかったが、障害部位の感覚と運動能力が回復した。
・・・・・・・・・・・
息子は、自動車事故で昏睡状態に陥った。6ヶ月して退院したが、膀胱のコントロール機能は二度と回復しないだろうと医師に言われた。ジェイコブ医師と出会って、DMSOを
使用し始めて、数ヶ月も経たないうちに、彼は膀胱のコントロールを完全に取り戻した。
・・・・・・・・・・・
事故に合ったグレイは、頚椎骨折による頸髄損傷で、頭を左右に振ることとニヤリと笑うことしかできなかった。ジェイコブ医師は、無料でグレイの自宅を訪れ、グレイの
首にDMSOを塗った。「最も劇的な変化は、その初日に起こりました」と母親は語った。「グレイは事故以来、右肩に絶え間ない痛みを抱えていたが、その日の夕方、痛みが消えていることに気づいた。(中略)...それ以来、一度も戻っていません。」

スゴい!!!スゴすぎる!!! すぐにでも試したい! で、実際、どうやって飲めばいいんだ?

皮膚に塗るときの注意は話したね。飲み方については、
“経口投与も可能です。ジュースに100%のDMSOをティースプーン1杯加え、1日1回服用し効果を観察します。全身の関節痛や線維筋痛症、自己免疫疾患を抱える方は、1日に2回目の服用が必要な場合もあります(後日ティースプーン1杯を追加)。ただし、DMSOは排尿を促進することがあるため、就寝前の服用は避ける方が良いでしょう。”

もう、医師も病院もいらない。全部、自分ちで治せるぞ!
もし、私が無人島に取り残されたり、世界の終わりが迫っていることがわかって、ほんの数種類の治療法しか持っていけないとしたら、その一つは間違いなくDMSOでしょう。
Writer
ぴょんぴょん
1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
(クリニックは2014年11月末に閉院)
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)
私は、注文してから到着を待っているところです。
まだ実物を見ていないし、試したこともないけど、知れば知るほどスゴい薬です。
現代医療でお手上げの慢性病だけでなく、救急車で運ばれるような病気やケガまで、ほとんどが改善するか、治癒してしまうのですから。
ただ、悲しいかな、こういう万能薬は、病気がかんたんに治ったら困る製薬会社や医療機関、製薬会社にお金をもらっている政府機関にとって、目のかたきになります。
実際にDMSOは、アメリカでどんな弾圧を受けたのでしょうか。
(参考:「慢性痛・火傷・脳梗塞まで治す究極の家庭常備薬DMSO」、「DMSOハンドブック:その使用法と応用に関する実践ガイド」)