[哲学ニュース]なぜ鏡は左右反転して上下反転しないのか?これが解けたらノーベル賞だろ

竹下雅敏氏からの情報です。
 私もこの問いに同様の疑問を持ち、この問題はすでに解決済みです。要点は29のコメントにあるように、単に面対称に映っている像をなぜ左右だけ反転していると思うのかという部分です。

 実はこれは人間の生活習慣がこうした錯覚を生む元になっているのです。私たちが鏡の前に立ち鏡に映っている自分を見ます。また鏡に時計も映っているとします。この時あなたは自分もそして時計も上下はそのままで左右が反転していると感じます。なぜでしょうか?それはあなたが鏡に映っている時計と現実の時計を比べる時に、後ろを振り返り、現実の時計と鏡に映っている時計を見比べて、確かに左右が反転していると感じるのです。ここにこの錯覚の本質があります。あなたは後ろを振り返る時、体を捻じって振り返るのであり、決して子供がやるように頭を股の下にくぐらせて後ろを振り返るということがないからです。

 1枚の紙にペンで左右と言う文字を書いて鏡にその文字を映して見てください。左右が反転して見えているはずです。なぜならあなたは鏡にその文字を映す際に左右を反転させて文字を鏡の方に向けたからです。文字を鏡の方に向ける際に上下をひっくり返して鏡に映してください。文字は左右はそのままで上下が反転しているはずです。要するにあなたは自分で左右を反転させて、鏡に映しておいてどうして左右だけ反転するのかと問うているのです。私たちが後ろを振り返る時、必ず股の下から覗き込むようにして後ろを振り返る生活習慣を身につけていたならば、鏡を見た時私たちは鏡は左右は変わらないのになぜ上下だけが反転するのかと思ったはずです。

 これはこの問いかけに対する完全な回答だと思っています。ずいぶん前に解決した問題なので、そろそろノーベル賞の電話がかかってきても良い頃なのではないかと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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なぜ鏡は左右反転して上下反転しないのか?これが解けたらノーベル賞だろ
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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